ヒプノセラピストのブログ(日記)
ヒプノセラピーやカウンセリングに応用できそうなフランクルの教育哲学の講座に参加 ①
心理カウンセラーでの学びの題材として取り上げられることもあるフランクル。
かなり前に東京の臨床心理系大学院教授のセミナーにも参加して概要は知ったつもりでおりました。
この度、兵庫県下山間部の某院教授(教育学、教育哲学)のフランクル教育哲学の著書が出版され、その講座が行われると知り、自己探求やセルフカウンセリングの意味も込めて新たな視点から学び直しを兼ねて参加しています。
教育学や哲学など自分とは程遠い固い分野なので、それ自体はあれなんですが(笑)
フランクルのエッセンスを学ぶことは自分にとって、そしてヒプノセラピーやカウンセリングに活かすことにできればクライエントさんの一助になるかなという想いではあります。
第一回目は、強制収容所体験からの考察、そしてフランクルの中心概念である転回、
キーワードは何故生きるのか、期待と希望の違い、緊張の真の意味、一回性と唯一性、etc.
フロイトとは違う視点で、私的にはゲシュタルト的、ユング的な印象でした。
次回以降はもう少し深いところにいくとのこと。
ちなみに他の受講者の多くは前から学んでおられる方のようです。
心療内科等で使う薬物療法の講座に参加しました
クライアントさんの中には心療内科等に通院中の方もおられるが、主治医の許可がないとお引き受けしないのが定法。
また許可があっても当職の判断でクライアントさんの益にならないと思われる場合はヒプノセラピーはやらずカウンセリングだけとか、セッションそのものをこちらで引き受けないこともあります。
ただそうでなくても過去に心療内科等で通院経験がある方は多いので、セッションでは、差し支えなければ、当時の診断名や処方薬は何かをお聴きし、どんな心的状況だったか参考にはしています。
現実には 診断名=処方名 など単一でなく、症状に合わせて薬と量を調整しているのが常で包括的に観てはいるつもり。
また再燃の予兆が感じられたら、さりげなく医療機関をお勧めしたりします。
しかし精神科薬物の世界も年々進化して最近は聞きなれない処方薬が増えてきたので、最近の薬物療法の講座を受けてきました。
これが意外とヒットしました。
講師が米国と日本での臨床医であり、臨床現場での興味深いエピソードも数々お聞きすることができたし、薬剤の使い方も興味深かった。
概ね自分が体験して感じてきたことと相違なく安心もしました。
ただ薬剤名が多くて期間限定のアーカイブ配信で講座を再学習しても。。。。。
覚えきれない。。。(>_<)
ヒプノセラピーやカウンセリングに活かす是認の思考!
メンタルヘルスで言われる合理的配慮とハラスメント対策
メンタルヘルスで出てくる合理的配慮とハラスメントで具体例を学ぶ会があったので産業カウンセラーとして参加しました。
講座では障がい別にその特性に応じた合理的配慮の事例ということで精神障がい、知的障がい、発達障がいの事例検討と思っていましたが、その他にも肢体障がい、視覚障がい、聴覚障がいなどの合理的配慮の事例が紹介されました。
成書では合理的配慮はどちらかというと雇用者の義務的なイメージがありますが、ここでは一方的なものではなく、お互いが楽になる方法を見つけていくことが大切であること。そしてピアサポートとして違う障がいの人とチームを組むことによる相互コミュニケーションによるスキルアップという取り組みも紹介されました。
なるほどと思います。
講座の後半はハラスメントがテーマでグレーゾーンの事例として紹介されましたが、紹介事例はグレーどころかわかりやすい典型的な事例でした。
自分の価値観を押しつけるのはよくないのはわかるけど、その価値観という色眼鏡(心理学でいうメタ認知に近い概念、ヒプノセラピーで言うと意識下固定観念)はほとんど自分ではわからない。
しかも相対する相手の価値観の中身はわからないので、グレーゾーンだとほんと知らぬ間に進んでいるはずです。
他人の感情を読み取る能力に加え、自分の感情に気づき、それに起因する行動化を抑制できる人でないと対応はなかなか難しいとは思います。
職場ストレスによる精神障害の労災認定
久しぶりに「職場ストレスによる精神障害の労災認定基準」の講座に参加してきました。
この分野はメンタルヘルスマネジメント検定や公認心理師の試験対策で学んだくらいで、心療内科などの現場では間違っても非弁行為もどきになったり、患者さんに期待させてもいけないので使うことはないのですが、、、だいぶ制度や基準となるICD-10 も変わったようですので、カウンセリングで語られる内容に共感できるようにアップデートしてきました。
講座の最後の質問タイムで、セラピーの事前カウンセリングの現場で気になったことがあったので質問させていただいたら「それは今、まさに厚生労働省で議論されているところです」とのことでした。
こうやって制度が少しずつでも現場の変化に寄り添えるようになればいいですね。