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水野和敏
□略歴
・1972年4月に日産自動車に入社。
・1980年代には、初代P10プリメーラやR32スカイライン、そして井上陽水さんの「お元気ですか~」というTVコマーシャルの初代A31セヒィーロ等、今でも話題となっている車の、車両パッケージ提案や実際の開発に就業。
・1989年には 日産自動車のモータースポーツ活動や用品販売を行うNISMO(日産・モータースポーツ・インターナショナル株) に出向し、
グループCメーカー選手権耐久レースを担当し、チーム監督 兼 チーフエンジニア、トラックエンジニアとして世界で例のない一人三役と世界最年少のメーカー選手権監督を兼任し、初年度から、3年連続チャンピオンを獲得しただけでなく、92年のシリーズでは国内選手権で全戦全勝、そしてデイトナ24時間レースでは全ての記録を塗り替え完全優勝という偉業を成し遂げ、日産自動車レース活動の黄金期を構築した。
・1999年からの 日産リバイバルプランでは、それまで「スポーツカーはスポーツカー専用、セダンはセダン専用、SUVはSUV専用」として それぞれ個々に開発され専用に作られていた、パッケージやプラットフォームを、世界で初めて「スポーツカーからセダン、そしてSUVまで、共用で編集設計ができるFM(フロント・ミッドシップ)プラットフォーム」を開発し、V35スカイライン、Z33フェアレディ、FX35&45SUV、ステージア ワゴン等 たった2年間で5車種の新規の高収益車両を開発展開し、リバイバルプランの早期達成に寄与さした。
その後ベンツやレクサスをはじめ世界の高級高性能車は、ほぼ全てFMプラットフォーム方式に移行した。
・そして2003年の終わりからは、皆様ご存知の「R35GT-R」を担当され、開発責任者としてだけでなく、世界中の全てのプロジェクト業務責任者「ミスターGT-R」として、たった3年で エンジン、ミッションプラットフォーム等 全て新規開発のスーパーカーを、3000万円以上のポルシェやフェラーリをしのぐ高性能とセダン並みの実用性を併せ持ち創られただけでなく、たった1.5年で世界トップクラスのブランド構築を実現した。
・2013年4月に日産自動車を定年退職され、その後2014年から台湾の自動車メーカーのブランド"LUXGEN"車を開発する 台湾HAITECの副社長兼 華創日本株式会社の代表取締役として2019年11月まで就業。
・その後2020年からは、プロジェクト・カーズ合同会社の代表として、企業力向上や人材育成に向けた「新たな創造の思考法や実現する開発、本質の見抜き方」等の講演や研修、出版の活動と共に、雑誌やネットでの正しい自動車情報の提供など多分野で現在活動中。
■主な著書
『0➪100、生み出す力』(フォレスト出版/2022年)
『匠のこころ その先の価値を創るリーダーの思考』 (すばる舎/2015年)
『プロジェクトGT-R 常識はずれの仕事術』(双葉社/2009年 新書版/2013年)
『非常識な本質』(フォレスト出版/2013年)
『バカになれ!カリスマ・エンジニア「ゼロからの発想術」』(文藝春秋/2014年)
『16歳の教科書-2(講談社)』
『ムック本「水野和敏スペシャル」「別冊水野和敏」』(講談社BC)
■主なDVD CD その他
『神業と呼ばれる仕事術』(フォレスト出版)
『世界一を最短で実現するリーダーシップとは?』(ALMACREATIONS)・神田氏との対談
『日経BP課長塾オンデマンド』(日経BP)
その他、テレビ、ラジオ、新聞などのマス・メディア出演も数多い