[ 出店者 特集ページ ]

2025-04-08 20:04:00

本場ペルシャ料理 クーチェ

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緑と白と赤、店主モハメディさんが生まれたイランの国旗に因んだカラーのキッチンカーは20年来の相棒です。

 

 

【ヒストリー】

 

イランで生まれ育ったモハメディ・マハディさんが日本の地を初めて踏んだのは1990年のこと。

 

洋服と電化製品を扱う店を開いていたモハメディさん、仕入れのためにやってきた日本を気に入り、それからずっと日本で暮らしています。

 

叔父が鶏肉店を営んでいたことが、「本場ペルシャ料理クーチェ」開業のきっかけでした。叔父の店でアルバイトをしていたモハメディさん、知り合った日本人にカバブを振る舞ったところ、「イベントで売ってみないか」と誘いを受けます。

当時は自宅で調理を終えたカバブを、イベント会場で売るスタイル。モハメディさんが使う本場イランのスパイスによる味付けは、最初からすんなりと受け入れられたわけではありませんでした。

平日は会社勤め、土日にイベント出店という休みなしの生活がしばらく続くなか、次第にモハメディさんのカバブが評判を呼ぶようになります。〝本場ペルシャ料理クーチェ〟の名を冠したキッチンカーを持ったのは2004年。最初に出たイベント「小田原みなとまつり」から、気づけば7年ほどが経っていました。

 

とはいえ当時はまだ、キッチンカーやマルシェの流行前。西湘地域あたりでは出店できるイベントがほぼなく、静岡や山梨、群馬に新潟まで、自ら探し当てたイベントの主催者に交渉し、出店する日々でした。経費と時間のバランスに苦悩しながらも、「いろいろな人に出会えるのが楽しくて。口コミや、SNSでの高評価で知らないうちに支持されるようになったんです」と振り返るモハメディさん。

最近では都内オフィス街での販売や100食単位の買取りなど、
更なる販路の拡大をみせています。


 

 

【カバブへのこだわり】

そもそもカバブはイランでどのような時に食べるものなのかを聞いてみると、「日本でいう寿司のようなもの」という答え。

 

つまり冠婚葬祭等で人が集まるときなどに出てくるのがカバブだそうです。 

なるほど、わかりやすい。

 

人気があるのは、カバブと焼きトマト、玉ねぎを特製のたれで味付けしてサフランライスの上に盛ったカバブセット。モハメディさんの作るカバブは、オリジナルのレモン入りのたれが特徴でシンプルな味付けが身上です。

カバブの味を決める調味料は、塩以外すべてイラン産。

 イランに一時帰国する友人がいると、スパイスやサフランのおつかいを頼むのだとか。

そう、鮮やかな黄色が食欲をそそるサフランライスのサフランは、実は流通の85%がイラン産という、原産筆頭国なのです。価格により色や香りがまったく異なるそうで、そこはやはり質の高いサフランにこだわります。

「軽いしかさばらないし、おつかいを頼んでも嫌がられないんだよ」と話してくれました。

 

朝9時から夜8時半まで休みなく一人で焼き続けたこともあるほど、モハメディさんのこだわりが詰まったカバブを楽しみにしている方があちこちにいます。


 

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シンプルだが、クセになる味付けのカバブ。好みで辛さを増してくれます

 

 

【販売・イベント情報】


この15年ほどは小田原近隣でのイベント出店がほとんど、というモハメディさん。客あしらいがうまくすぐに会話が弾むので、カバブを焼いてもらっている間の待ち時間もおしゃべりを楽しむ人の姿がほとんどです。

 

「2020年の新型コロナウィルスの流行は、さまざまな転機になりました」と振り返ります。

次々に中止になるイベント。外食や、ホームパーティなどで人が集うことも難しくなり、販路を失いかけます。

そんなときに打開策として始めた自宅前での焼き立てカバブの販売。これが功を奏し、コロナの流行が落ち着いた今でも通い続けてくれるファンがたくさん生まれました。

 

また娘の幼稚園仲間であり小田原市内で文具店を営む店主から、キッチンカーを停めての販売スペース提供の申し出があったりと、周りの人が手を貸してくれて今に至るそうです。

 

モハメディさんのインスタグラムはこちら → クーチェ

自宅前での焼き立てカバブ販売は、毎週金曜の午後3時~7時 南足柄市飯沢91−12

事前の電話予約がベター(080-3471-9886)

 

 

2025-04-07 22:07:00

PINK'S

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【ヒストリー】

店名のとおり、目を引くピンクのキッチンカーがトレードマークのPINK'Sさん。店名の由来は、店主の五十嵐由布子さんの好みと、覚えやすいポップな色から来ています。もともと「子どもといられる時間を大事にしたいという思いがまず最初にありました。さらに自分が好きなことを楽しめる仕事をしたくて」と、キッチンカーを始めたきっかけを話します。

看板商品のからあげは、自身の愛娘が幼いころから好きだったメニュー。オリジナルの味にこだわり2ヶ月ほどみっちり試作を重ねて完成したからあげを並べ、地域の小さなイベントでキッチンカーデビューを果たします。小学5年の時からイベントを手伝ってくれる娘さんは気づけば中学生になり、今ではなくてイベント出店には欠かせない看板娘に成長したとか。娘さんの顔を見に来てくれるお客さまも多く、五十嵐さんのイベントに同行するおかげで娘さんにも多くの人との出会いがもたらされました。

「周りの仲間たちにもたくさん育ててもらっています」と五十嵐さんは目を細めます。


普通の生活では出会えない、多くの人と出会えるイベントが好きだという五十嵐さん。心を込めて作った食事を直接手渡し、「食べた時の反応を目の前で見ることができるのがうれしい」と話します。

どこのイベント会場でも目立つピンク色のキッチンカーに乗った五十嵐さんの姿はすっかり定着し、今ではお子さんから「ピンクちゃん」と呼ばれているそうです。  


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長蛇の列ができたPINK’Sさんのキッチンカー前(写真は過去の別イベント時)


【こだわりとイチオシ商品】

木工団地フェスティバルには初出店のPINK'Sさん。

こだわりの特製からあげは、小さなお子さまやアレルギーを持つ方にも安心して食べてもらえるよう苦心した、小麦粉・卵・牛乳・にんにくを使わないオリジナルのレシピによるもの。

自家製のたれに24時間しっかりと漬け込んでおり、「あっさりしていてもたれない」と評判だそうです。

からあげと人気を二分するタコライスにも、並々ならぬこだわりを持つ五十嵐さん。

スパイスを独自に配合して仕上げたひき肉は砂糖やケチャップを使わない自然な素材の味付けで、ターメリックライスとの相性が抜群です。

ここ数回の木工団地フェスティバルを振り返っても、タコライスはめずらしいメニューかもしれません。

(木フェス常連さんにも初めましての方にも楽しんでいただけるよう、飲食関係の出店者への声がけに注力している運営サイドの努力を感じていただけましたら幸いです!)

 

【イベント情報とこれから】

 小田原市内で開催されるイベントを中心に、伊勢原や藤沢、真鶴や静岡一円まで広範囲にわたりピンク色のキッチンカーを走らせる五十嵐さん。

Instagramでこまめに出店情報をアップしているので、ぜひこちらをチェックしてください!↓

 

PINK'SさんのInstagram → PINK'S


 

 

 

2025-04-07 18:00:00

Desture

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【ヒストリー】

 木工団地フェスの飲食ブースで、お客さまとの会話を楽しみながらパンを売る様子でお馴染みのDestureの高山正明さん。

小田原近隣のお馴染みさんから全国各地まで根強いファンを持つ自家製天然酵母パンを、妻のあやさんとともに作っています。現在は移動販売車での販売スタイルが定番ですが、Destureの原点はリヤカーでの移動販売にあります。


今から17年ほど前、サラリーマンとして在籍していた会社が儲けていた独立支援制度に目をつけた高山さん。湘南地域を仕事でまわる中、生まれ育った小田原にはない雰囲気を持つ茅ヶ崎の里山の風景に惹かれます。一度きりの人生、〝時間を自分のために使いたい〟という思いが膨らみ、制度を利用して渡英しました。

英・コッツウォルズで出会ったのは、フレンドリーな雰囲気に満ちたカントリーパブ。気取らずに思いおもいのひと時を楽しむお客さんの姿を見て、高山さんの頭の中に「カントリーサイドに人の集まる空間をつくる」という夢が固まりました。

帰国し東京・中目黒の専門学校でフードの勉強をしていたころ、同じようにOL生活に区切りをつけていたあやさんと出会い、パン屋オープンへの一歩を踏み出します。実家がパン屋でもなければパン専門の勉強をしたわけでもない二人が、なぜパンを選んだのか。

開業の地として目をつけていた茅ヶ崎で出会った名も知らぬご婦人たちの「ここで売るなら、おいしいパンよ!」という言葉がきっかけでした。120㎝×80㎝の空間に「イギリスを詰め込んで」と知人にオーダーして出来上がったリヤカーにパンを乗せ、里山公園での販売をスタートしたのは2009年師走の始めでした。

 

僻地ともいえる場所での商いへの心配をよそに、二人が作る自家製天然酵母のパンは瞬く間に支持を得ます。それゆえスタートから順調だったパンの売れ行きが、夏を迎えて激減したことは青天の霹靂でした。良くも悪くも経験のなさが、挑戦の後押しや挫折に作用する出来事がその後もたびたび起こりますが、「言葉通りの〝根拠のない自信〟が自分を支えていた」と高山さんは振り返ります。

東京・日本橋にある有名百貨店からの出店の誘いも断り、茅ヶ崎から小田原へと工房を移した高山さん夫妻、2019年から山北町谷峨に拠点を構えました。

母屋にパブと女性専用の宿泊施設、別棟にパン工房を備えた木造のカントリーハウスは、薪ストーブが赤々と燃えせせらぎの音がBGMの長閑な空間。歩を止めずに前進を続けてきた高山さんの目の前に、いつしか夢の実現が見えてくるようになりました。

 

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時おり爆ぜる暖炉の火に、時間を忘れるパブの空間
 

【パンへのこだわりとイチオシ商品】

木工団地フェスティバルのスタート当初から出店してくれているDestureさん。

運営サイドのこともよくご存知で、「ずっと続けてほしいからね。応援していますよ」といつも快く出店のスケジュールを調整してくださいます。

今回は30種類ほどのパンが並ぶ予定ですが、中でもイチオシは5年ぶりの復活を遂げた「珈琲あんとぱん」です。

納得のいくコーヒーが手に入らなくなりおやすみしていましたが、このほどやっとお眼鏡にかなう焙煎屋さんが見つかったそう。

空白の5年の間に、「いつ復活するの?」「また食べたいから必ず再販してね」という声を何度お客さまからかけられたことか。

ファン待望の逸品を、お見逃しのないようにチェックしてくださいね。

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都心部からのファンも駆けつける、木工団地フェスでの販売風景

 

【これからのこと】

2019年にオープンしたCountry Pub Desture in YAGAとパン販売のDestureを軸に、湘南地域を中心としたさまざまな場所でオンリーワンのパンの魅力を届けている高山さん夫妻。

今後の目標は谷峨のカントリーハウスの前庭に、イングリッシュガーデンを完成させることだそうです。

「5年くらいかかると思うけどね」と笑う高山さんの顔は、朗らかそのものでした。


東日本大震災で息子を亡くした浅沼ミキ子さんが著した絵本『ハナミズキのみち』の支援をずっと続けているのも、高山さんの信念の一つ。留まることなく流れていく日々の生活で、忘れてはいけない出来事を次の世代に託すため、パブを使って浅沼さんによる読み聞かせも続けています。

暖炉に薪をくべながら、思い出の地・英コッツウォルズと山北・谷峨、そして父の故郷の熊本・阿蘇と3つの場所に思いを馳せる様子に話は尽きず、今度はパブタイムに訪れようと心に決めました。

 

 Destureさんのインスタグラムはこちら → Desture

パンの販売情報はこちら → https://desture-group.com/category/bread/

イングリッシュパブの営業情報はこちら → https://desture-group.com/category/englishpub/

 

 

 

2025-04-07 11:35:00

第19回の特集は「キッチンカー」!

2025年春のおだわら木工団地フェスティバル開催まで、あと2週間!

 

前回の第18回で初めての試みとしてたちあげた木フェスのホームページ。

その中で組んだ特集ページでは、木フェスにちなみ木工業に従事する出店者にスポットをあてました。

今回第19回の特集には、キッチンカー出店者が登場します。

 

記事は順次公開中です。

ご来場前に読むとより一層、おいしく楽しめるかもしれません!

2025-04-06 18:40:00

江之浦果樹園maresu

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【ヒストリー】

ドイツの名建築家、ブルーノ・タウトが「東洋のリヴィエラ」と称した江之浦に、東京との2拠点生活で果樹園を営む女性がいます。

江之浦果樹園maruesuの鈴木麻也さんです。

祖父母が丹精を込めて育てた畑を鈴木さんが受け継ぐことになったのは3年ほど前。小学校2年から中学卒業までを江之浦で過ごしたものの、サラリーマンとして都心で働く生活とは正反対とも言える農業の世界に飛び込むことになり、最初は「どうしよう」と戸惑いもあったとか。

「同窓会は皆勤賞」と胸を張るほど大好きな江之浦が元気を失いつつあることは、たびたびの帰省で感じていたこと。子どもの数が減り高齢者が増え、世代交代や担い手不足などにより代々守ってきた畑を続けていくことが難しい農家も増え始めていた現状に、なんとか立ち向かいたいと考えます。

商品として問題なく売れる果物とは別に、規格外品も無駄なく使った商品が作れないかー。

そんな思いで近隣の農家を周りはじめた鈴木さん。1軒の農家から1.2トンのみかんの買取りを相談されました。一般的な20キロサイズのプラスチックコンテナで60個分という物量に腰が引けかけましたが、母にかけられた「全部買いなさい」という一言で腹を括ります。

1.2トンのみかんは3,300本のジュースに姿を変えオンラインショップで販売を始めると、驚くほど好調な売れゆきをみせました。製造2年目からは卸先が出来、みかんを提供してくれる農家も15軒ほどに増え、スタート時は1つだった商品数も50品以上になりました。

自分の畑で育てた果物だけではなく、「同じように江之浦で農業を営む皆さんと一緒に、美味しいもの、楽しいものを作りたい」。その思いを胸に、鈴木さんは東京と小田原を往復しています。




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祖父母が手塩にかけた畑は、小田原市内で暮らす妹さんとともに管理しています


【商品へのこだわりとイチオシ】

木工団地フェスティバルでは、江之みかんや湘南ゴールドなど浦さまざまな柑橘でつくったジュースをメインに、ジェラードなども販売予定とのこと。

さらに今年2月に「神奈川なでしこブランド」に認定された、片浦レモンハンドクリームも並ぶ予定です。

なでしこブランドとは、神奈川県から〝女性が開発に貢献した優れた商品(モノ・サービス)〟と認定を受けたもの。鈴木さんが手がけたハンドクリームはレモンの果皮をアップサイクルした商品で、チューブを絞ると少量でもレモンの爽やかな香りが瞬時に、そして鮮烈に立ちのぼります。

ジュースとジェラートの製品化は、インターネットで探した加工業者に依頼しているそうですが、このご縁も、面識のない相手に躊躇なくコンタクトをとった鈴木さんの行動力のたまもの。根底には、愛する江之浦の美しさ、美味しさを知って欲しいという思いが流れています。



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価格と味のバランスに苦心し、度重なる試作の末に完成した江之浦みかんジュース


【イベント出店情報とこれから】

 江之浦果樹園maruesuさんの商品はオンラインショップでも購入できるほか、鈴廣かまぼこ江の浦店でも取扱いがあります。

エプロンの紐をきりりと締め鈴木さん自ら店頭に立つのは、赤坂アークヒルズのヒルズマルシェや日本橋の浜町マルシェなど都心部でのマルシェが中心ですが、来月は小田原市観光交流センターで開催されたサンノマルシェに出店します。

都心では出店の回を重ねるごとに顔なじみが増え、リピーターの獲得に手応えを感じているそうです。


今後の目標は?との問いに、自分たちの商品や取組をもっと「地元の方に知ってもらいたい。故郷のためにできることを全力で」とこたえてくれました。

この3年を振り返り「挫折も失敗も感じなかった。もしかしたらあったのかもしれませんが、気づかなかっただけかな」とカラッと笑う
鈴木さんの前進は、まだまだ止まりそうにありません。

 

江之浦果樹園maruesuさんのインスタグラム → 江之浦果樹園maruesu

ホームページはこちら → https://enourakajuen.com

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