お知らせ

【三鷹市】令和6年第1回三鷹市議会定例会にて、予算に関する代表質疑をしました。

皆さん、こんにちは。日本維新の会 三鷹市議会議員の中泉きよしです。

三鷹市議会令和6年第1回定例会において、2月28日に市政に関する一般質問に続き、3月4日に令和6年度予算案に関する代表質疑を行いました。

代表質疑は初めての経験ですが、「選択と集中がなされていない」などの指摘を含め、なかなかに良い質疑が出来たと思います。

ちなみに、予算に関する代表質疑は、諸派である日本維新の会に割り当てられている時間は「片道7分(答弁時間含まず)」です。

以下、原稿を掲載します。

三鷹市議会ホームページでも、期間限定で動画が配信されていますので、ぜひご覧ください。

三鷹市議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

 

<以下、代表質疑>

 

令和6年度予算案に対する代表質疑

 

日本維新の会の中泉きよしです。

どうぞよろしくお願いいたします。

令和6年度予算案に対して、ひとりぼっち会派の日本維新の会を代表して質疑いたします。

令和6年度予算案の編成、たいへんお疲れさまでした。

そして、昨年6月の定例会一般質問で、私が提起した「小・中学校給食費無償化」に、さっそくご対応いただけたましたこと、河村市長の英断に、心からの敬意と感謝を申し上げます。ありがとうございます。

 

さて、まずは、その令和6年度予算案を通読しての最初の読後感を申し上げましょう。

それは…「全方向に目配せされたよく出来た予算案」…というものです。

ただ、私の役割を果たすためには、いくつかの気になった点を指摘しなければなりません。難しい役回りですが、その一端を果たすために努力してみましょう。

 

河村市長の施政方針を子細に検討してみると、そこには

「持続可能な 自治体経営の推進」

「財政基盤の 強化に向けた 行財政改革」

「効率的で 効果的な 組織体制を構築」

「生成AIの活用による 業務の効率化」

などなど、第二期河村市政へのバージョンアップに向けた意欲的な言葉が並んでおり、期待が膨らみます。

 

しかし、その結論に至ると、一転して、

「職員定数を増員します」

「ふるさと納税による市税への影響が年々拡大し、財政運営において看過できない状況となっています」

「基金については、 (中略) 取り崩しが前年度予算を大幅に上回ることとなります」

「基金のとりくずしは34億7,866万9千円で、 (中略) 前年度比74.8%の増」

などと、「業務効率化」や「行財政改革」から導き出される予算案とは思えない、言葉と数字が並びます。

 

これは、どうしたことでしょう。

 

「職場環境の改善」や「定年退職年齢の引き上げ」の影響など、いくつかの要因を勘案したとしても、その一方で、「財政規律の弛緩した予算編成」となっていないか、との深い憂慮を抱かざるを得ません。

最近の三鷹市の文書には「選択と集中」という言葉があちらこちらで謳われていますが、当該予算案は、徹底した「選択と集中」のもと編成されたとは、評価し難いと申し上げたら、少々厳しすぎるでしょうか。

 

やらなければならないことだけでなく、やりたいことを始めるのはいいでしょう。

それが、河村市政として三鷹の街を彩っていくのなら。

 

しかし、「子どもを真ん中に置いた街づくり」を河村市政で実現するためには、やらなくてもいいことや、役割を終えた事業を、一部の反対意見を押し切ってでも、やめるという決断力を併せ持つことが必要です。

それこそが、優先順位を明確にした、「選択と集中」の実践です。

5日前の私の一般質問で、河村市長からは「子育て支援ばかりではなく、全体に責任を持って市政運営に当たらなければならない」旨の答弁がありました。

それを言い訳にして「選択と集中」に向けた決断を忌避してはいませんか?

少なくとも、令和6年度予算案では、市長の果敢な決断が見えないと申し上げざるを得ない。

 

その結果として、「全方向に目配せされたよく出来た予算案」…ではあるけれども、河村市政の目指す方向もメッセージもぼやけてしまった「のっぺりとした表情のない予算案」となってしまったことは、残念です。

 

もし、徹底した「選択と集中」をしているというのなら、令和6年度予算概要からは読み取れない、「やめたり、縮小した事業」を明示してください。

 

では…、質問その1です。

 「選択と集中」の考えのもと、「やめたり、縮小した事業」は、いくつあり、その総額はいくらでしょうか。

質問その2。

そのうち、事業費削減額の主要な事業、例えば、規模の大きい方から10事業程度を、具体名と各事業での削減額を明示しつつ、その効果をわかりやすく説明してください。

 

「選択と集中」や「行財政改革」に向けた河村市長の強いリーダーシップに大きな期待を抱くあまり、少々厳しめの現状認識と評価になってしまいました。

 

河村市長、繰り返します。

本当に期待してるんですよ。

 

自席での再質問も少し出来そうです。

またお会いしましょう。

では、いったん、これにて。

以上

 

こののち、河村市長はじめ、市側より答弁があり、それを受けて、原稿を用意していない私の再質問もあります。ぜひ、録画中継にてご覧ください。

 

皆さんからのご意見もお待ちしています。

 

また、お会いしましょう。

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