お知らせ

【三鷹市】令和6年第1回三鷹市議会定例会にて、予算に関する代表質疑をしました。

皆さん、こんにちは。日本維新の会 三鷹市議会議員の中泉きよしです。

三鷹市議会令和6年第1回定例会において、2月28日に市政に関する一般質問に続き、3月4日に令和6年度予算案に関する代表質疑を行いました。

代表質疑は初めての経験ですが、「選択と集中がなされていない」などの指摘を含め、なかなかに良い質疑が出来たと思います。

ちなみに、予算に関する代表質疑は、諸派である日本維新の会に割り当てられている時間は「片道7分(答弁時間含まず)」です。

以下、原稿を掲載します。

三鷹市議会ホームページでも、期間限定で動画が配信されていますので、ぜひご覧ください。

三鷹市議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

 

<以下、代表質疑>

 

令和6年度予算案に対する代表質疑

 

日本維新の会の中泉きよしです。

どうぞよろしくお願いいたします。

令和6年度予算案に対して、ひとりぼっち会派の日本維新の会を代表して質疑いたします。

令和6年度予算案の編成、たいへんお疲れさまでした。

そして、昨年6月の定例会一般質問で、私が提起した「小・中学校給食費無償化」に、さっそくご対応いただけたましたこと、河村市長の英断に、心からの敬意と感謝を申し上げます。ありがとうございます。

 

さて、まずは、その令和6年度予算案を通読しての最初の読後感を申し上げましょう。

それは…「全方向に目配せされたよく出来た予算案」…というものです。

ただ、私の役割を果たすためには、いくつかの気になった点を指摘しなければなりません。難しい役回りですが、その一端を果たすために努力してみましょう。

 

河村市長の施政方針を子細に検討してみると、そこには

「持続可能な 自治体経営の推進」

「財政基盤の 強化に向けた 行財政改革」

「効率的で 効果的な 組織体制を構築」

「生成AIの活用による 業務の効率化」

などなど、第二期河村市政へのバージョンアップに向けた意欲的な言葉が並んでおり、期待が膨らみます。

 

しかし、その結論に至ると、一転して、

「職員定数を増員します」

「ふるさと納税による市税への影響が年々拡大し、財政運営において看過できない状況となっています」

「基金については、 (中略) 取り崩しが前年度予算を大幅に上回ることとなります」

「基金のとりくずしは34億7,866万9千円で、 (中略) 前年度比74.8%の増」

などと、「業務効率化」や「行財政改革」から導き出される予算案とは思えない、言葉と数字が並びます。

 

これは、どうしたことでしょう。

 

「職場環境の改善」や「定年退職年齢の引き上げ」の影響など、いくつかの要因を勘案したとしても、その一方で、「財政規律の弛緩した予算編成」となっていないか、との深い憂慮を抱かざるを得ません。

最近の三鷹市の文書には「選択と集中」という言葉があちらこちらで謳われていますが、当該予算案は、徹底した「選択と集中」のもと編成されたとは、評価し難いと申し上げたら、少々厳しすぎるでしょうか。

 

やらなければならないことだけでなく、やりたいことを始めるのはいいでしょう。

それが、河村市政として三鷹の街を彩っていくのなら。

 

しかし、「子どもを真ん中に置いた街づくり」を河村市政で実現するためには、やらなくてもいいことや、役割を終えた事業を、一部の反対意見を押し切ってでも、やめるという決断力を併せ持つことが必要です。

それこそが、優先順位を明確にした、「選択と集中」の実践です。

5日前の私の一般質問で、河村市長からは「子育て支援ばかりではなく、全体に責任を持って市政運営に当たらなければならない」旨の答弁がありました。

それを言い訳にして「選択と集中」に向けた決断を忌避してはいませんか?

少なくとも、令和6年度予算案では、市長の果敢な決断が見えないと申し上げざるを得ない。

 

その結果として、「全方向に目配せされたよく出来た予算案」…ではあるけれども、河村市政の目指す方向もメッセージもぼやけてしまった「のっぺりとした表情のない予算案」となってしまったことは、残念です。

 

もし、徹底した「選択と集中」をしているというのなら、令和6年度予算概要からは読み取れない、「やめたり、縮小した事業」を明示してください。

 

では…、質問その1です。

 「選択と集中」の考えのもと、「やめたり、縮小した事業」は、いくつあり、その総額はいくらでしょうか。

質問その2。

そのうち、事業費削減額の主要な事業、例えば、規模の大きい方から10事業程度を、具体名と各事業での削減額を明示しつつ、その効果をわかりやすく説明してください。

 

「選択と集中」や「行財政改革」に向けた河村市長の強いリーダーシップに大きな期待を抱くあまり、少々厳しめの現状認識と評価になってしまいました。

 

河村市長、繰り返します。

本当に期待してるんですよ。

 

自席での再質問も少し出来そうです。

またお会いしましょう。

では、いったん、これにて。

以上

 

こののち、河村市長はじめ、市側より答弁があり、それを受けて、原稿を用意していない私の再質問もあります。ぜひ、録画中継にてご覧ください。

 

皆さんからのご意見もお待ちしています。

 

また、お会いしましょう。

【三鷹市】令和6年第1回三鷹市議会定例会にて一般質問しました。

皆さん、こんにちは。日本維新の会 三鷹市議会議員の中泉きよしです。

2月26日に三鷹市議会令和6年第1回定例会が開会し、3日目の2月28日に市政に関する一般質問を行いました。

今回のお題は「令和7年度予算編成に向けた『子育て・教育支援施策』の一層の充実について」です。

今回、市側より上程されている令和6年度ではありません。1年先取りして市長に気の利いた提案(自賛)をしてます。

以下、原稿を掲載します。

三鷹市議会ホームページでも、期間限定で動画が配信されていますので、ぜひご覧ください。

三鷹市議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

 

<以下、一般質問>

令和6年第1回定例会 一般質問

 

日本維新の会の中泉きよしです。どうぞよろしくお願いいたします。

はじめに、能登半島地震で亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げます。

また、三鷹市役所におかれましては、職員の派遣など被災地支援に積極的に取り組まれていることに対し、深い敬意と感謝を申し上げます。ありがとうございます。

 

さて、今回、私が問うのは、令和7年度予算編成に向けた「子育て・教育支援施策」の一層の充実についてです。

「6年度予算案も通過していないのに、まだ早い」とか「また子育て支援のことか、しつこい」などと言わないでください。

大切なこと、言うべきことは、年中、そして、ずっと言い続けなければなりません。

 

なお、三鷹市議会 会議規則 第62条の一般質問に関する先例に従い、この度提出されている令和6年度予算案には「直接触れる質問はせず」の主旨で進めてまいりますので、答弁にもご留意ください。

 

では、本題に入りましょう。

私は三鷹市議会議員として初めての一般質問の機会であった、令和5年第2回定例会において、以下の5点を取り上げました。

「1 出産費用無償化」  「2 おむつ購入費負担軽減」  「3 小・中学校給食費無償化」

「4 制服等学用品費無償化」  「5 子育て支援に関する河村市長の目指すところ」

の5点です。 まだ新人議員としての初々しさを残す、昨年6月13日のことでした。

この日の議事録から、5点目の「子育て支援に関する河村市長の目指すところ」に対する市長の答弁を、いくつか拾ってみましょう。

  • 「子どもが、あるいは子どもを作ろうと思っている、家庭を持とうとしている大人たちが夢を持てるような、そういうことが、実は遠回りであるようでありながら、最も重要なことだというふうに思っています」
  • 「子どもを中心としたまちづくり、子どもを真ん中に置いた街づくりを進めていくことが重要であるというふうに思っています」
  • 「子どもを真ん中にしたソフト、ハードのまちづくり、それを三鷹の看板として今後とも考えていく、それが大変重要なことではないかというふうに思っています」

などなど、なかなかにいい発言を聴くことができました。

しかし、その熱い想いを雄弁に語る一方、私の1~4の提案にはゼロ回答だったのは、残念でした。

ゼロ回答の理由には、「それは国の責任ですべきことだというふうに私は思っています」とか「こっちを増やすということは、どこかを減らすんですよ」などを挙げていますが、これらの理由に唯々諾々と首肯するわけにはいきません。

 

子育て世帯への徹底した支援策は、決して、他の政策・予算を蔑ろにするものではありません。

私が「子育て・教育支援」を、自身の選挙資料で筆頭に掲げた理由は、それこそが、住み良いまちづくり、活気ある地域経済を作ることに繋がるということを、兵庫県明石市の事例だけでなく、海外でも成果を上げていることを学術的な調査研究結果から学んでいたからです。

ですから、今回も、そして今後も「もっともっと子育て・教育支援を」と主張し続けます。

 

一般論として申し上げれば、国や都の新規かつ半額の子育て支援に関する補助制度が、師走に突如発表されれば、おそらく、その時点では、すでに基礎自治体の次年度予算案はほぼ固まっていることでしょう。

とすれば、首長や財政部局が、この期に及んで、基礎自治体負担分の事業費を捻出するのに、かなり苦慮されるであろうことは容易に想像できます。例えば、子ども・子育て関連の基金を取り崩してしまおうとか。

あくまでも、こんな想像の苦労は、一般論であるとご認識ください。

ただし、一般論であったとしても、河村市長にそんなつらい思いをしていただきたくないし、基金も無限ではないので、ここで、今後の予算編成に向け、私から一つの提案をしてみましょう。

 

それは、私の提起した子育て・教育支援策のうち、現在も宿題として残っている施策を、国や都の補助制度新設の有無に関係なく、自力で令和7年度からやるって、いまここで、決めちゃうといいですよ。 というものです。

心配しなくて大丈夫です。

このタイミングで、河村市長の目指す「子どもを真ん中に置いたまちづくり」の方針を明確に示し、その実現に向け、徹底した「選択と集中」を指示すれば、適切な予算案を、職員の皆さんが半年かけてちゃんと編成しますよ。

 

明石の例でも分かるように、的確かつ思い切った子育て施策を実現した数年後には、その成果で「税収の増加」や「人口動態の変化」、「特殊出生率の急伸」、「地域コミュニティの活性化」といった目に見える好循環が生まれます。

 

また、これら「子育て・教育支援策」強化の大きな流れは、全国規模で生まれつつありますので、近い将来、東京都政や国策として予算化されることでしょう。

そうすると「あれっ⁉ 今までの自前予算余っちゃったよ。 じゃあ、これを活用して、他のやりたい事業ができるね」という、さらなる好循環が生まれます。

 

ということで、質問を4つほど用意しました。 昨年6月13日の私への答弁を踏まえて、進化したお答えをいただけると幸いです。

ひとつ目の質問。本市における実質的な出産費用の無償化を国に先駆けて早急に実現すべきと考えます。市長の所見を伺います。

質問その2。保育施設入園児も含むゼロから4歳児がいる全世帯に対し、おむつ購入費の無償化を実現するとすれば予算規模はいくらになるでしょうか。

質問3。質問2の世帯に対し、「おむつ購入費の無償化、または負担軽減」を国に先駆けて早急に実現すべきと考えます。市長の所見を伺います。

四つ目、最後の質問です。昨年6月13日の答弁で、教育部長から「教材費や自然教室、修学旅行の経費など、学校が徴収しているものは、小・中学校で約3億5千万円程度」との言及がありました。これに関する無償化を国に先駆けて早急に実現すべきと考えます。私は、これに一番期待しつつ、市長の所見をお伺いします。河村市長の強い意思があれば、やりくりの不可能な金額ではありません。

 

ちなみに、私が、ここで述べている「早急な実現」とは、令和7年度予算への反映を想定していますが、河村市長の子育て・教育支援への熱い想いが私のそれを上回り、令和6年度補正予算で実現してしまったとすれば、その卓越した将来を見通す眼力と、胆力にジェラシーを抱きつつも、畏敬の念をもって歓迎します。

 

最後に、冒頭引用した河村市長の答弁に戻りましょう。

「子どもを中心としたまちづくり、子どもを真ん中に置いた街づくりを進めていくことが重要であるというふうに思っています」

改めて、ご自身のこの発言に想いを致してください。

河村市長、いまの河村市政では、まだまだ、子どもは真ん中に置かれていませんよ。

河村市政における「子育て・教育支援」拡充への歩みを、さらに速く、大きくすすめましょう。

「令和7年度予算案は、まだ白紙です」とか「慎重に検討してまいります」などというメッセージはいりません。

本日、この壇上から、三鷹の子どもたちの目をまっすぐに見据えた、愛情あふれるメッセージを、市民に届けてください。

 

今回もまた、河村市長への応援演説に終始してしまいましたね。

議席からの再質問で、またお会いしましょう。お仕舞い。

以上

 

こののち、河村市長はじめ、市側より答弁があり、それを受けて、原稿を用意していない私の再質問もありますが、再質問に対する河村市長の再答弁がとくに良かったと、受け取っています。ぜひ、録画中継にてご覧ください。

 

皆さんからのご意見もお待ちしています。

 

3月4日に「令和6年度予算案に対する代表質疑」も行いましたので、後日、アップしますね。

 

また、お会いしましょう。

【三鷹市】令和5年第3回三鷹市議会定例会が閉会しました。

こんにちは、日本維新の会 三鷹市議会の中泉きよしです。

令和5年第3回三鷹市議会定例会は、9月1日に開会し、9月29日に閉会しました。

9月議会の主な議題は、前年度歳入歳出決算報告です。

コロナ禍での厳しい市政運営だったでしょうが、予算対比で決算を改善させ、市の各種積立金を増額させ、三鷹市の財政の基盤を安定させたことには、大きな敬意を表します。

ただ、私の政治思想「『賛成意見の多寡』と『政策の適否』には、ほとんど相関関係はない」という観点から当該年度の三鷹市政に若干物申したいこともあり、最終日のその採決の席上で、賛成の立場から討論(意見表明)をしました。

以下に、自身の記録としての意味も含め、その討論内容を掲載します。

 

三鷹市議会ホームページでも、動画をご覧いただけます(録画中継期限あり:11月末頃まで)

三鷹市議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

私の討論部分は、この動画の14分25秒頃からです。

 

----- 以下、「令和4年度 歳入歳出決算の認定に関する討論」内容 -----

 

日本維新の会の中泉きよしです。よろしくお願いします。

令和4年度 歳入歳出決算の認定に関する討論を、短く行います。

各会派や各委員の視点からの質問と、それに対する市側の丁寧な答弁により、私がまだ議員になる前の、当該年度の事業と収支決算の概要を伺い知ることができました。

当該年度の三鷹市政を俯瞰して見れば、新型コロナウイルス感染症対策、物価高騰対策、子どもたちへの医療費助成の拡充、中小企業支援対策、ウクライナ避難民への人道支援、おくやみ窓口の設置など、各方面に目配せの行き届いた、丁寧な運営がなされたと理解しています。

市職員の皆さんのご尽力に、改めて感謝を申し上げ、令和4年度 歳入歳出決算の認定に関連する一連の採決について、すべて賛成します。

市政運営にとって厳しい環境にありながらも、予算対比で収支決算の数字を改善させたご努力は、多くの方から評価されてしかるべきであり、結果、賛成多数で承認されることでしょう。

ただ、私の政治思想のひとつに、「『賛成意見の多寡』と『政策の適否』には、ほとんど相関関係はない」というものがあります。

議会における多数決とは、議案の賛否を決める手段でしかありません。

身も蓋もない言い方をすれば、議案が議会で承認されるということは、議員の過半数が賛成したというだけのこと。

ただ、それだけのことです。

その多数決という手段は、承認された議案内容が最適であるかを、なんら保証するものではありません。

そんな観点から、当該年度の三鷹市政を再び見直せば、若干の注文が口をつきます。

予算対比での改善分で、いま、生活に困っている方々への支援を手厚くしてみてはいかがでしょう。

それこそが、コミュニティや政治の役割かもしれないのですから。

または、職員増員による市政のさらなる向上や、職員の負担を軽減することも一考に値すると思われます。

他にもいくつかの注文が浮かんできますが、長くなりますので、ここでは止めておきます。

とはいえ、私自身、当該年度の市政運営を高く評価していることに違いはありません。

これからも、河村市長のリーダーシップによる、市民に寄り添った市政運営を期待しています。

 

以上

 

皆様のお考えやご意見をお聞かせください。

【三鷹市】一般質問「三鷹駅前再開発事業」について

こんにちは、日本維新の会 三鷹市議会議員の中泉きよしです。

お久しぶりです。およそふた月ぶりのブログ更新です。なまけ癖がついちゃったのかなぁ。

いえいえ、議員活動は熱を帯びています。

三鷹市議会令和5年第三回定例会が、91日に開会しました。

そして、昨日5日には私・中泉きよしが一般質問をしました。

三鷹市議会議員では、3人以上の会派を交渉会派といい、いろいろなメリットがあるのです(もちろん、その一方で、一定の縛りもあります)が、日本維新の会は、三鷹市議会では一人ぼっち会派。

そんな諸派には、一般質問の持ち時間は10分/人しか与えられません(再質問時間含む、答弁時間別)。

でも、不満を言ってもルールはすぐには変わりませんので、質問を10分に収めるために原稿を何度も推敲し、言いたいこともバッサバッサとカットしました。

悪戦苦闘の末、なかなかに愉快な質問ができましたので、ちょっと長くなりますが、記録の意味も含めて、ここに掲載しますね。

読むのが面倒な方は、ぜひ三鷹市議会ホームページで録画中継もありますので、そちらをご視聴ください(配信期限あり)。

三鷹市議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

 

最初の質問を10分のうち9分20秒かけて、身振り手振りを交えて読み上げました。

河村市長の答弁は、原稿に添った予定調和のものでしたので、あまり楽しくはありませんでした。

それは、残り40秒の再質問でも「つまんなかったよ」と感想を述べました。でも誠実でしたので評価はしています。

しかし、今回は、私の述べたいことを述べ、いい答弁を返してもらえるかどうかはあまり重視しませんでした。

それは、ひょっとすると一般質問の趣旨から外れるのかもしれませんが、そもそも

1.諸派の私には、質問時間が10分しか与えられていない

2.議事録に残る

3.一般傍聴者や中継配信(録画含む)がある

4.最大26名(議員定数28名中、正副議長除く)の議員が質問をする(そして、交渉会派の議員は、持ち時間が長い)

などを考えれば、気の利いた答弁を期待する方が無理というもの(言いすぎですか?)。

ということで、上記4点を逆手に取り、私の言い分を少しユニークなスタイルで、皆さんに聞いていただいたり、議事録に残していただこうと考えた次第です。

ぜひ、皆さんのご感想やご意見をお聞かせください。

 

(以下、中泉きよし 一般質問。2023年9月5日13時~)

日本維新の会の中泉きよしです。どうぞよろしくお願いいたします。

今回、私が問うのは、「三鷹駅前 再開発事業」についてです。

当該事業は、河村市長が「市政の一丁目一番地」と位置づけ、その推進に向け「副市長3人体制」まで執り、その異例ともいえる人事権の行使は、先の定例会でも賛否を分けました。

異例の権限行使は、その執行と同時に、それに相応しい大きな果実を市民にもたらすという、結果責任をも引き受けることとなります。

そのことを、改めて、河村市長と共有し、さらには、三鷹市民とも共有するために、これからの質問につなげます。

さて、今回の一般質問の構想は、当該事業関連の書き物を紐解くことからスタートさせました。

本日は、それらを読み解く過程で想起された数々の懸念と疑問を、河村市長ご自身に問うことで、三鷹市民や私の頭の中に、まだボンヤリとしか立ち上がっていない三鷹駅南口の将来像に、輪郭と色彩を添えることを試みます。

河村市長、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

ただし、残念ながら、独りぼっち会派の私には、数多くの懸念と疑問のすべてを、ここで問う時間は与えられていません。

思い切って、質問を3点に絞りましたが、そのつたない質問から、河村市政に対する私の大きな期待が、うまく伝わるか不安です。

これからの問いは、決して言葉尻をあげつらうものではありません。

対立したいのでもありません。

河村市長のまちづくりに関する考えが、職員やその書き手に、しっかりと浸透して書かれた言葉たちなのか、それとも、消化不良のまま言語化されたものなのか。

それらを土台として、これから築き上げられていく事業計画は適切なものなのか。

その手掛かりを探るものです。

この機会に、改めて、河村市長ご自身の言葉で、どうぞ丁寧に語り、それを待つ19万余の三鷹市民に届けてください。

では、質問に入りましょう。

『百年の森のまちづくり 三鷹駅前再開発事業コンセプトブック』を、何度も読み返しました。

その読後感を端的に申し上げるならば、残念ながら、「三鷹駅前の街並みに対する愛情と敬意の欠如」です。

それは何か所にもわたって顕在化していますが、ここでは象徴的な1ページ目の表記について取り上げます。

そこには、どこかの街並みを鳥瞰したイラスト図で「現在」と「これから」が記(しる)されています。

そして、「現在」のイラストには、次の二つのキャプションが付されています。

「建物空間にゆとりがない」  「無機質で冷たいイメージ」

イラストは極端に簡略化・一般化されていますが、キャプションは、このページの主旨から言っても、文脈から言っても、決して一般論ではなく、三鷹駅前の街並みを指し示しての言葉であることは明らかです。

さらには、『三鷹駅前地区まちづくり基本構想』 、この29ページにも、三鷹駅前に対し「圧迫感のある従来のまち並み」との表現が、当然のように記(しる)されていますので、よほど強い嫌悪感をお持ちなのでしょう。

しかし、三鷹市政は、これまでのまちづくりに、長年にわたって強大な権限を持ち、様々な規制をかけ、市民の多大な協力を得て、一貫して主導的な役割を果たしてきたはずです。

その三鷹市政自身が、これらの言葉を使うことには、

どのような意思が働いているのでしょうか。

どのような意味が生まれるのでしょうか。

現在のまち並みを創り上げた責任から忌避していませんか。

さらには、再開発に前のめりになる余り、現在の三鷹駅南口の街並みに対する愛情と敬意を忘れてはいませんか。

私を含め、今の三鷹駅前の街並みを愛する多くの人々に、三鷹市政が発する、前述の言葉はどのように届くのか、想像してみてください。

そこで、一つ目の質問では、河村市長ご自身の三鷹駅前の現在の街並みに対する想いを、改めて伺うとともに、その想いと「無機質で冷たいイメージ」 「圧迫感のある従来のまち並み」これら言葉との整合性をお尋ねします。

時間がありませんので、次の質問に移りましょう。

最近、私の手元に届いた都市整備部と都市再生部が編纂した『事業の概要 令和5年度版』を読みました。

その187ページの「三鷹駅前地区再開発の推進について」の中で、現状課題がいくつも列記されていますが、時間の都合上、ここでは、その筆頭に記(しる)された課題についてしか伺えません。

そこには、「三鷹駅前地区を取り巻く環境は、東八道路への大型ロードサイド店の進出による購買力の分散 (云々) により厳しい局面が続いている。」とあります。

これは、三鷹駅前の課題という前提があるとはいえ、三鷹市全域の均衡ある発展や、利便性の向上を図る三鷹市政自らが、「購買力の市内での分散」を、課題の筆頭に掲げるのが良いことなのか、はなはだ疑問です。

さらには、主に自家用車を利用するであろう、東八道路の大型ロードサイド店に対する利用者ニーズと三鷹駅前でのニーズがどう競合するのか、私には、うまく想像できません。

そこで、二つ目の質問です。

もし、前述の「購買力の市内での分散」という現象を、三鷹市政自らが「課題」と位置付けるならば、三鷹駅前再開発で目指す買い物需要の喚起や賑わいの創出が、三鷹市内の他の地域や他の事業者からそれを奪うことになるという懸念はないのでしょうか。

市内のほか地域に分散した購買力を取り戻すものではなく、市外からの新たな需要を創出するということならば、そもそもこの現象を課題の筆頭に挙げることが適切なのか。

その居心地の悪さを禁じえません。そこに、どんな意図があるのか。

あまりにも定型様式に過ぎるこの文章からは、私には、その真意を読み取ることができないため、河村市長の所見を伺う次第です。

ここで、これら2つの質問に共通する私の懸念を申し上げます。

狭義の意味での三鷹駅前再開発事業だけを取り出してみれば、それぞれの言葉や施策案は正しいものかもしれません。

しかし、一歩引いて、三鷹市政全体を俯瞰してみましょう。

例えば、時間を縦軸として見た場合に、これまで営々と創り上げてきた街並みとの整合性に矛盾はありませんか。

例えば、市内各所の地域性を横軸として見た場合に、他の地域の発展 や 他の事業 との整合性に矛盾はありませんか。

三鷹市政のあちらこちらに「合成の誤謬」が生じていないのか、強い懸念を抱きます。

その一方で、希望も持ちえます。

これらの誤謬を見つけ、硬くなってしまった結び目を丁寧にほどき、三鷹市の将来像を改めて紡ぎ直していく先頭に立つのが、河村市長と副市長の役割です。

そして、その困難なミッションに挑むことに「異例の副市長3人体制」が、大いに機能していることを三鷹市民が実感できた時に、副市長増員に関する条例案の提案作法に異議を唱えながらも、その人事権行使に賛成票を投じた、私の行動に一定の是はあったものと安堵します。

そこで、3つ目、最後の質問です。

「異例の副市長3人体制」を執っている、河村市長の現在の任期末「令和8年度末」の明確で検証可能な成果目標をご提示ください。

異例の体制に相応しい意欲的で、かつ野心的で、そしてそれは、多くの三鷹市民と凡庸な新人議員である私が、胸躍らせるような成果目標であることを、心から期待しています。

成果目標が、まだ決まっていないなどとは言わないでください。

目標というのは、体制を整えてから決めるものではありません。

目標を決めて、その達成に必要な体制を整えるのですから。

自席での追加質問の時間は、あまり多くは残していませんので、丁寧で明快な答弁をお願いいたします。

それは私に向けたものではなく、三鷹市民に向けた河村市長ご自身の言葉として、心を込めて語ってください。

そして、いつものように、チャーミングに。

以上で、私の壇上での質問を終えます。

私が、この質問原稿を上手に読み上げ、幾ばくかの持ち時間を残すことができたならば、河村市長の答弁に対し、自席で追加質問なり、感想なりを述べたいものです。

お仕舞い。

(一般質問原稿、ここまで)

かなり長くなりましたね。

もし最後まで読んでいただけた方がいらっしゃったら、心から感謝申し上げます。

繰り返しになりますが、ぜひ、感想をお聞かせくださいね。

【三鷹市】みたか商工まつりが開催されます!

こんにちは、日本維新の会 三鷹市議会議員の中泉きよしです。

毎日、暑いですね。くれぐれも熱中症にはお気を付けください。

今週末15・16日は、第46回みたか商工まつりが開催されます。

ぜひ、ご家族でご来場ください!(もちろん、暑さにご注意しつつ!)

 

三鷹市 |第46回みたか商工まつりが開催されます! (mitaka.lg.jp)

 

毎年恒例となっている三鷹商工会主催の「第46回みたか商工まつり」が、今年の夏も開催されます。ヒーローショーや伝統技能を紹介する「匠(たくみ)の技」展、各種出店者による模擬店など、楽しい企画が盛りだくさんのお祭りです!

日時

  • 7月15日(土曜日)午前11時から午後6時まで
  • 7月16日(日曜日)午前11時から午後5時まで

場所

三鷹市役所 中庭 ほか

内容

7月15日(土曜日)

  • 午前11時~11時30分 オープニングセレモニー
  • 午前11時30分~午後0時30分 吹奏楽演奏(東京消防庁音楽隊)
  • 午後0時40分~午後1時10分 王様戦隊キングオージャー ショー(啓企画)
  • 午後1時20分~1時50分 ゆるキャラ大集合(ざっくぅ・しほたん・ぽすとーすと・みののん)
  • 午後2時~2時30分 FC東京 石川直宏CC トークショー「地域と共に…」(FC東京)
  • 午後2時40分~3時10分 キッズチアダンス(鷹ロコ・ネットワーク大楽)
  • 午後3時20分~3時50分 王様戦隊キングオージャー ショー(啓企画)
  • 午後4時~4時30分 ウクレレ演奏と歌(ウクレレパラダイス)
  • 午後4時40分~5時10分 盆踊り(JA東京むさし三鷹地区女性部)
  • 午後5時20分~5時50分 みたかダンス&キックボクシング(スカイリミットスポーツ三鷹)

7月16日(日曜日)

  • 午前11時~11時30分 フラダンス(高和学院 ナチュラルスタジオ)
  • 午前11時40分~午後0時10分 フラダンス・フラ体験(三鷹市ベッセルスポーツクラブ)
  • 午後0時20分~0時50分 仮面ライダーギーツ ショー(啓企画)
  • 午後1時~1時30分 ゆるキャラ大集合(ざっくぅ・しほたん・ぽすとーすと・みののん)
  • 午後1時40分~2時10分 チアダンス(コナミスポーツクラブ武蔵野)
  • 午後2時20分~2時50分 ベリーダンス&キッズHIP HOPダンス(アーランジュ)
  • 午後3時~3時30分 阿波踊りPR&教室(三鷹商工連)
  • 午後4時~4時30分 仮面ライダーギーツ ショー(啓企画)

注意事項

  • イベント内容は変更になる場合があります。
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