皆さん、こんにちは。日本維新の会 三鷹市議会議員の中泉きよしです。
2月26日に三鷹市議会令和6年第1回定例会が開会し、3日目の2月28日に市政に関する一般質問を行いました。
今回のお題は「令和7年度予算編成に向けた『子育て・教育支援施策』の一層の充実について」です。
今回、市側より上程されている令和6年度ではありません。1年先取りして市長に気の利いた提案(自賛)をしてます。
以下、原稿を掲載します。
三鷹市議会ホームページでも、期間限定で動画が配信されていますので、ぜひご覧ください。
三鷹市議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)
<以下、一般質問>
令和6年第1回定例会 一般質問
日本維新の会の中泉きよしです。どうぞよろしくお願いいたします。
はじめに、能登半島地震で亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げます。
また、三鷹市役所におかれましては、職員の派遣など被災地支援に積極的に取り組まれていることに対し、深い敬意と感謝を申し上げます。ありがとうございます。
さて、今回、私が問うのは、令和7年度予算編成に向けた「子育て・教育支援施策」の一層の充実についてです。
「6年度予算案も通過していないのに、まだ早い」とか「また子育て支援のことか、しつこい」などと言わないでください。
大切なこと、言うべきことは、年中、そして、ずっと言い続けなければなりません。
なお、三鷹市議会 会議規則 第62条の一般質問に関する先例に従い、この度提出されている令和6年度予算案には「直接触れる質問はせず」の主旨で進めてまいりますので、答弁にもご留意ください。
では、本題に入りましょう。
私は三鷹市議会議員として初めての一般質問の機会であった、令和5年第2回定例会において、以下の5点を取り上げました。
「1 出産費用無償化」 「2 おむつ購入費負担軽減」 「3 小・中学校給食費無償化」
「4 制服等学用品費無償化」 「5 子育て支援に関する河村市長の目指すところ」
の5点です。 まだ新人議員としての初々しさを残す、昨年6月13日のことでした。
この日の議事録から、5点目の「子育て支援に関する河村市長の目指すところ」に対する市長の答弁を、いくつか拾ってみましょう。
などなど、なかなかにいい発言を聴くことができました。
しかし、その熱い想いを雄弁に語る一方、私の1~4の提案にはゼロ回答だったのは、残念でした。
ゼロ回答の理由には、「それは国の責任ですべきことだというふうに私は思っています」とか「こっちを増やすということは、どこかを減らすんですよ」などを挙げていますが、これらの理由に唯々諾々と首肯するわけにはいきません。
子育て世帯への徹底した支援策は、決して、他の政策・予算を蔑ろにするものではありません。
私が「子育て・教育支援」を、自身の選挙資料で筆頭に掲げた理由は、それこそが、住み良いまちづくり、活気ある地域経済を作ることに繋がるということを、兵庫県明石市の事例だけでなく、海外でも成果を上げていることを学術的な調査研究結果から学んでいたからです。
ですから、今回も、そして今後も「もっともっと子育て・教育支援を」と主張し続けます。
一般論として申し上げれば、国や都の新規かつ半額の子育て支援に関する補助制度が、師走に突如発表されれば、おそらく、その時点では、すでに基礎自治体の次年度予算案はほぼ固まっていることでしょう。
とすれば、首長や財政部局が、この期に及んで、基礎自治体負担分の事業費を捻出するのに、かなり苦慮されるであろうことは容易に想像できます。例えば、子ども・子育て関連の基金を取り崩してしまおうとか。
あくまでも、こんな想像の苦労は、一般論であるとご認識ください。
ただし、一般論であったとしても、河村市長にそんなつらい思いをしていただきたくないし、基金も無限ではないので、ここで、今後の予算編成に向け、私から一つの提案をしてみましょう。
それは、私の提起した子育て・教育支援策のうち、現在も宿題として残っている施策を、国や都の補助制度新設の有無に関係なく、自力で令和7年度からやるって、いまここで、決めちゃうといいですよ。 というものです。
心配しなくて大丈夫です。
このタイミングで、河村市長の目指す「子どもを真ん中に置いたまちづくり」の方針を明確に示し、その実現に向け、徹底した「選択と集中」を指示すれば、適切な予算案を、職員の皆さんが半年かけてちゃんと編成しますよ。
明石の例でも分かるように、的確かつ思い切った子育て施策を実現した数年後には、その成果で「税収の増加」や「人口動態の変化」、「特殊出生率の急伸」、「地域コミュニティの活性化」といった目に見える好循環が生まれます。
また、これら「子育て・教育支援策」強化の大きな流れは、全国規模で生まれつつありますので、近い将来、東京都政や国策として予算化されることでしょう。
そうすると「あれっ⁉ 今までの自前予算余っちゃったよ。 じゃあ、これを活用して、他のやりたい事業ができるね」という、さらなる好循環が生まれます。
ということで、質問を4つほど用意しました。 昨年6月13日の私への答弁を踏まえて、進化したお答えをいただけると幸いです。
ひとつ目の質問。本市における実質的な出産費用の無償化を国に先駆けて早急に実現すべきと考えます。市長の所見を伺います。
質問その2。保育施設入園児も含むゼロから4歳児がいる全世帯に対し、おむつ購入費の無償化を実現するとすれば予算規模はいくらになるでしょうか。
質問3。質問2の世帯に対し、「おむつ購入費の無償化、または負担軽減」を国に先駆けて早急に実現すべきと考えます。市長の所見を伺います。
四つ目、最後の質問です。昨年6月13日の答弁で、教育部長から「教材費や自然教室、修学旅行の経費など、学校が徴収しているものは、小・中学校で約3億5千万円程度」との言及がありました。これに関する無償化を国に先駆けて早急に実現すべきと考えます。私は、これに一番期待しつつ、市長の所見をお伺いします。河村市長の強い意思があれば、やりくりの不可能な金額ではありません。
ちなみに、私が、ここで述べている「早急な実現」とは、令和7年度予算への反映を想定していますが、河村市長の子育て・教育支援への熱い想いが私のそれを上回り、令和6年度補正予算で実現してしまったとすれば、その卓越した将来を見通す眼力と、胆力にジェラシーを抱きつつも、畏敬の念をもって歓迎します。
最後に、冒頭引用した河村市長の答弁に戻りましょう。
「子どもを中心としたまちづくり、子どもを真ん中に置いた街づくりを進めていくことが重要であるというふうに思っています」
改めて、ご自身のこの発言に想いを致してください。
河村市長、いまの河村市政では、まだまだ、子どもは真ん中に置かれていませんよ。
河村市政における「子育て・教育支援」拡充への歩みを、さらに速く、大きくすすめましょう。
「令和7年度予算案は、まだ白紙です」とか「慎重に検討してまいります」などというメッセージはいりません。
本日、この壇上から、三鷹の子どもたちの目をまっすぐに見据えた、愛情あふれるメッセージを、市民に届けてください。
今回もまた、河村市長への応援演説に終始してしまいましたね。
議席からの再質問で、またお会いしましょう。お仕舞い。
以上
こののち、河村市長はじめ、市側より答弁があり、それを受けて、原稿を用意していない私の再質問もありますが、再質問に対する河村市長の再答弁がとくに良かったと、受け取っています。ぜひ、録画中継にてご覧ください。
皆さんからのご意見もお待ちしています。
3月4日に「令和6年度予算案に対する代表質疑」も行いましたので、後日、アップしますね。
また、お会いしましょう。