ワイナリー紹介

住所:山梨県笛吹市一宮町狐新居418
電話:0553-47-0383
営業時間:9:00~17:00
定休日:水曜日、第1・3火曜日
創業当時から「小さな会社でも、一流のワイナリーを」をモットーとし、少数限定生産ながらも各種コンクールで入賞しているアルプスワイン。醸造所が建っている場所から美しい南アルプスが望められることから“アルプスワイン”という名が付きました。その歴史は1962(昭和37)年に約50軒の農家が資金を集め、神社の境内に建設された醸造所が始まりだそうです。当初は御代咲醸造株式会社という名でしたが、株の大半を持った前島家が受け継ぎ、初代の前島福平氏から続くワイナリーとなりました。現在は醸造・販売・営業を3兄弟で取り組んでいます。2005年に改築されたショップでは、地下セラーの見学や試飲だけでなく、ワイングッズや雑貨の販売もあり、思わず手に取ってしまうほどです。ワインの種類は約30種類ほどあり、その内一升瓶ワインは5種類(甘味ぶどう酒を含む)あります。価格は1200~1700円ほどです。醸造責任者の前島良さんは、市町村の枠を超えた山梨の若手醸造家グループアサンブラージュのメンバーでもあり、ワイン醸造の技術的な情報交換や栽培醸造環境をつくるための勉強会、また山梨のワインを広めるための県内外での試飲会など幅広く活動をしています。

住所:山梨県笛吹市一宮町新巻480
電話:0553-47-1563
営業時間:8:30~16:30
定休日:不定休、年末年始
自社農園に囲まれたワイナリー。周辺には新巻葡萄酒やアルプスワインといったワイナリーの集まっている地域にあります。1963(昭和38)年、一宮町北野呂地区の蔵の中にあった共同醸造所の免許を譲り受け、1975(昭和50)年に現在の新巻地区へ移転しました。それが由来となり、「北野呂」という名前が付いています。一宮町内のぶどうを使用し、3分の1が自社農園のぶどうを原料としています。ぶどう栽培から醸造・瓶詰め、さらに配達まで行っています。ワインの種類は10種類あり、そのうち一升瓶ワインは6種類あります。価格は1400~2200円ほどで販売されています。甲州シュール・リー(白)は甲州ぶどうを使用し、一宮町産のぶどうを100%使用しています。二代目の降矢さんは試飲用に空けた時に出る使用済みコルクを使って、手作りの鍋敷きやワインラックのような実用的な作品から、ショベルカーの模型なども趣味で作っているそうです。「他にも使用済みコルクを使って色々挑戦していきたい」というその姿勢は、コルクだけでなくワインにも表れています。

住所:山梨県笛吹市一宮町上矢作866
電話:0553-47-0221
営業時間:8:30~17:30
定休日:不定休(要確認)
創業1905(明治38)年、歴史の古い日本酒醸造が原点のワイナリー。日本酒を造る傍らワイン造りを始め、現在はワイン醸造のみ行っています。当時、県がワイン醸造を指導する5軒のうちの1軒に選ばれ、また宮内庁御用の「九重シャンパン」を納めるなど、ワイン醸造の技術がすでに確立していました。最良のワインを作るために、最良のぶどうの品種選びから始まり、その品種が最も適した条件の土地で栽培する“適地栽培主義”を掲げています。自社農園は総面積1200アールあり、山梨県内に5ヶ所あります。各農園からできたワインは合わせて8種類あり、一升瓶ワインは2種類(赤・白)のみです。ラベルには「葡萄酒」と書いてあり、山梨県ワインの古き良き時代が感じられます。毎年秋には「収穫祭」を行っています。参加者を募り、自社農園のぶどうを収穫します。また、10月1日から「新酒祭り」が毎日開催され、その年のできたてのワインを、若手醸造家から直に説明を聞きながら試飲することができます。

住所:山梨県笛吹市一宮町市之蔵118-1
電話:0553-47-1553
営業時間:8:30~17:30
定休日:不定休
1974(昭和49)年、山梨市にあったワイナリーを初代が醸造権利を得て引き継ぎ、2代目の夫婦2人で運営しています。ワインの数は全部で7種類あり、一升瓶ワインはそのうちの5種類あります。原料のぶどうは6割以上が自社農園のものを使用しています。「手作りの良さ」を目標に、ぶどう栽培・収穫・醸造・販売まで一貫した作業の中、少量生産で製品作りにおいてこだわっています。ほとんどが直接販売となり、地元以外にも口コミで広がり、県外者から問い合わせの注文がくるそうです。ワインの中でも特に“いちのくら”が人気で、日川中央葡萄酒が建つ“市之蔵”という地名を使用しています。醸造所の地下には貯蔵庫があり、夏でも温度が低く、適した温度を保てます。そこには今でも創業当時のワインも眠っているそうです。自分でワインの原料となるぶどうを栽培しそれを使用して、自分でワインに加工し、直接消費者に低価格で届けることが、消費者にとって最良な方法だと考え、その想いを商品化するとして“Liaison(リエゾン)”と言う言葉を商品名に付けています。リエゾンはフランス語で「物と物とを結ぶ、または連絡する」と言う意味合いです。ワインと地元を結ぶ、まさにここのワイナリーにぴったりな言葉です。

住所:山梨県笛吹市一宮町南野呂624
電話:0553-47-0207
営業時間:8:30~17:30
定休日:年末年始
885(明治18)年創業の世界的なブランドとして知られ、化学合成農薬や除草剤を一切使用しない自然栽培“ビオディナミ”の造り手のいる、格式と風格のあるワイナリー。醸造技術、自社農園の開拓、甲州ぶどうの改良、フランス・ドイツの最高品種導入など徹底してこだわっています。甲州市勝沼町の境にあり、周囲をぶどう畑に囲まれています。2010年に新装開店したレストラン「ゼルコバ」は、地元の食材を使った料理をワインと一緒に楽しめます。庭に高くそびえ立っていた樹齢900年のケヤキ。残念ながら、昨年折れてしまいましたが、残った幹の太さからは、今でも生命のパワーを感じさせます。一升瓶ワインはプチルミエール(赤・白)・ルミエールカデット(赤・白)・南野呂和飲(赤・白)の全6種類です。昨年125周年を経て、さらに日本ワインの文化を世界へ発信し続けています。

住所:山梨県笛吹市一宮町上矢作606
電話:0553-47-2170
営業時間:9:00~17:00
定休日:不定休(要確認)
低農薬・有機栽培によるぶどう栽培を実現した、無添加ワインにこだわるワイナリー。敷地を囲む白壁にはぶどうの枝で「YAHAGI」と書かれ、目立っています。明治後期に創始者である向山惣太郎氏がぶどう栽培を始め、1914(大正3)年に生食用のぶどうの販売と醸造を、1967(昭和42)年に塩山から一宮町に移転した牛奥洋酒工業と兼業し、その後、矢作洋酒となりました。原料のぶどうは自社農園と県内の契約農場でまかなっています。現在の向山洋仁社長は笛吹市ワイン会の会長であり、ワインの原料であるぶどう栽培・醸造・瓶詰の他に自然安全食品の研究・開発などを行っています。ワインの種類は全部で9種類、一升瓶ワインは昔、8種類もあったそうですが、現在は4種類となっています。ワインラベルは向山社長のお母様が筆でかいた字や、社長本人の字に依るラベルがあります。それは2003年に出版された「スモールジャパンスタイルグラフィックス」という日本伝統の文様・イラスト・色彩等、和のテイストが随所にちりばめられたグラフィック作品集の本に紹介されています。今日も「本当の無添加とは何か」というテーマを持ち続けながらワインの醸造を行っています。