ワイナリー紹介
家族経営のワイナリーが多い為、急な変更がある場合が御座います。見学をご希望に際は必ず事前に各ワイナリーに直接お問い合わせください。
また、当HPの情報は古い情報の場合が御座いますのでご承知おき下さい。

住所:山梨県笛吹市石和町山崎126
電話:055-262-4121
営業時間:8:30~17:00
定休日:なし
鹿児島の有名な焼酎メーカー「本坊酒造」が始めたワイナリー。1950(昭和25)年に山梨のワイン産業に進出しました。元々は農協から原料のぶどうを仕入れていましたが、韮崎市穂坂地区の農家と契約し、現在は穂坂産ワインに力を入れています。創業当時、地元で一番消費される一升瓶ワインを主に販売していたため、今も尚、11種類の定番の一升瓶ワインを販売しています。また、他のワイナリーと違い、安定した品質を守るために笛吹市内の畑以外の地域のぶどうを使用しています。そうすることによって、いろんな種酒をブレンドし、味を一定にすることにより信頼を得ているそうです。そのような一升瓶ワインの技術や安定した味が造れるのは、ただ畑の規模を広げて生産を多くするのが目的ではなく、品質にこだわるマルスワイナリーだからこそできるのではないでしょうか。さらに、昭和時代にワインを焼酎で割って飲まれていた“ぶうちゅう”を、ハイボールで割って復活させた新商品「葡う酎ハイボール(ぶうちゅうはいぼーる)」も注目すべき商品です。

住所:山梨県笛吹市石和町市部476
電話:055-262-3161
営業時間:8:30~17:00
定休日:なし
石和温泉駅から徒歩5分、石和温泉街の一角にある「魅力的な観光ワイナリー」を目指すワイナリー。1952(昭和27)年に石和町で創業し、リキュールを専門に製造していました。1970(昭和45)年頃からワイン産業へ進出し、現在もワインだけでなくウイスキーやブランデーなどのリキュール類も製造販売しています。会社名のモンデとは、パリで行われた世界の洋酒コンテスト「モンドセレクション」において、“玉露リキュール”がリキュールを専門で金賞を受賞したことにより、“monde”をローマ字読みした社名になりました。ワイン工場の見学や試飲システムを早期運用したワイナリーで、敷地内には異次元空間が体験できるミュージアムがあります。モンデ酒造の生産量は年間350キロリットルあり、そのうちワインは3分の2です。国産ワインコンクール受賞したワインや山梨県産ぶどうを100%使用した各種ワインを取り揃えています。一升瓶ワインはベリーAと甲州辛口の2種類(赤・白)のみ、2100円で販売しています。最近は一升瓶ワインの購入者が増えてきているため、以前に比べて生産量を増やしているそうです。

住所:山梨県笛吹市一宮町狐新居418
電話:0553-47-0383
営業時間:9:00~17:00
定休日:水曜日、第1・3火曜日
創業当時から「小さな会社でも、一流のワイナリーを」をモットーとし、少数限定生産ながらも各種コンクールで入賞しているアルプスワイン。醸造所が建っている場所から美しい南アルプスが望められることから“アルプスワイン”という名が付きました。その歴史は1962(昭和37)年に約50軒の農家が資金を集め、神社の境内に建設された醸造所が始まりだそうです。当初は御代咲醸造株式会社という名でしたが、株の大半を持った前島家が受け継ぎ、初代の前島福平氏から続くワイナリーとなりました。現在は醸造・販売・営業を3兄弟で取り組んでいます。2005年に改築されたショップでは、地下セラーの見学や試飲だけでなく、ワイングッズや雑貨の販売もあり、思わず手に取ってしまうほどです。ワインの種類は約30種類ほどあり、その内一升瓶ワインは5種類(甘味ぶどう酒を含む)あります。価格は1200~1700円ほどです。醸造責任者の前島良さんは、市町村の枠を超えた山梨の若手醸造家グループアサンブラージュのメンバーでもあり、ワイン醸造の技術的な情報交換や栽培醸造環境をつくるための勉強会、また山梨のワインを広めるための県内外での試飲会など幅広く活動をしています。

住所:山梨県笛吹市一宮町新巻480
電話:0553-47-1563
営業時間:8:30~16:30
定休日:不定休、年末年始
自社農園に囲まれたワイナリー。周辺には新巻葡萄酒やアルプスワインといったワイナリーの集まっている地域にあります。1963(昭和38)年、一宮町北野呂地区の蔵の中にあった共同醸造所の免許を譲り受け、1975(昭和50)年に現在の新巻地区へ移転しました。それが由来となり、「北野呂」という名前が付いています。一宮町内のぶどうを使用し、3分の1が自社農園のぶどうを原料としています。ぶどう栽培から醸造・瓶詰め、さらに配達まで行っています。ワインの種類は10種類あり、そのうち一升瓶ワインは6種類あります。価格は1400~2200円ほどで販売されています。甲州シュール・リー(白)は甲州ぶどうを使用し、一宮町産のぶどうを100%使用しています。二代目の降矢さんは試飲用に空けた時に出る使用済みコルクを使って、手作りの鍋敷きやワインラックのような実用的な作品から、ショベルカーの模型なども趣味で作っているそうです。「他にも使用済みコルクを使って色々挑戦していきたい」というその姿勢は、コルクだけでなくワインにも表れています。

住所:山梨県笛吹市一宮町上矢作866
電話:0553-47-0221
営業時間:8:30~17:30
定休日:不定休(要確認)
創業1905(明治38)年、歴史の古い日本酒醸造が原点のワイナリー。日本酒を造る傍らワイン造りを始め、現在はワイン醸造のみ行っています。当時、県がワイン醸造を指導する5軒のうちの1軒に選ばれ、また宮内庁御用の「九重シャンパン」を納めるなど、ワイン醸造の技術がすでに確立していました。最良のワインを作るために、最良のぶどうの品種選びから始まり、その品種が最も適した条件の土地で栽培する“適地栽培主義”を掲げています。自社農園は総面積1200アールあり、山梨県内に5ヶ所あります。各農園からできたワインは合わせて8種類あり、一升瓶ワインは2種類(赤・白)のみです。ラベルには「葡萄酒」と書いてあり、山梨県ワインの古き良き時代が感じられます。毎年秋には「収穫祭」を行っています。参加者を募り、自社農園のぶどうを収穫します。また、10月1日から「新酒祭り」が毎日開催され、その年のできたてのワインを、若手醸造家から直に説明を聞きながら試飲することができます。

住所:山梨県笛吹市一宮町市之蔵118-1
電話:0553-47-1553
営業時間:8:30~17:30
定休日:不定休
1974(昭和49)年、山梨市にあったワイナリーを初代が醸造権利を得て引き継ぎ、2代目の夫婦2人で運営しています。ワインの数は全部で7種類あり、一升瓶ワインはそのうちの5種類あります。原料のぶどうは6割以上が自社農園のものを使用しています。「手作りの良さ」を目標に、ぶどう栽培・収穫・醸造・販売まで一貫した作業の中、少量生産で製品作りにおいてこだわっています。ほとんどが直接販売となり、地元以外にも口コミで広がり、県外者から問い合わせの注文がくるそうです。ワインの中でも特に“いちのくら”が人気で、日川中央葡萄酒が建つ“市之蔵”という地名を使用しています。醸造所の地下には貯蔵庫があり、夏でも温度が低く、適した温度を保てます。そこには今でも創業当時のワインも眠っているそうです。自分でワインの原料となるぶどうを栽培しそれを使用して、自分でワインに加工し、直接消費者に低価格で届けることが、消費者にとって最良な方法だと考え、その想いを商品化するとして“Liaison(リエゾン)”と言う言葉を商品名に付けています。リエゾンはフランス語で「物と物とを結ぶ、または連絡する」と言う意味合いです。ワインと地元を結ぶ、まさにここのワイナリーにぴったりな言葉です。

住所:山梨県笛吹市一宮町南野呂624
電話:0553-47-0207
営業時間:8:30~17:30
定休日:年末年始
885(明治18)年創業の世界的なブランドとして知られ、化学合成農薬や除草剤を一切使用しない自然栽培“ビオディナミ”の造り手のいる、格式と風格のあるワイナリー。醸造技術、自社農園の開拓、甲州ぶどうの改良、フランス・ドイツの最高品種導入など徹底してこだわっています。甲州市勝沼町の境にあり、周囲をぶどう畑に囲まれています。2010年に新装開店したレストラン「ゼルコバ」は、地元の食材を使った料理をワインと一緒に楽しめます。庭に高くそびえ立っていた樹齢900年のケヤキ。残念ながら、昨年折れてしまいましたが、残った幹の太さからは、今でも生命のパワーを感じさせます。一升瓶ワインはプチルミエール(赤・白)・ルミエールカデット(赤・白)・南野呂和飲(赤・白)の全6種類です。昨年125周年を経て、さらに日本ワインの文化を世界へ発信し続けています。

住所:山梨県笛吹市一宮町上矢作606
電話:0553-47-2170
営業時間:9:00~17:00
定休日:不定休(要確認)
低農薬・有機栽培によるぶどう栽培を実現した、無添加ワインにこだわるワイナリー。敷地を囲む白壁にはぶどうの枝で「YAHAGI」と書かれ、目立っています。明治後期に創始者である向山惣太郎氏がぶどう栽培を始め、1914(大正3)年に生食用のぶどうの販売と醸造を、1967(昭和42)年に塩山から一宮町に移転した牛奥洋酒工業と兼業し、その後、矢作洋酒となりました。原料のぶどうは自社農園と県内の契約農場でまかなっています。現在の向山洋仁社長は笛吹市ワイン会の会長であり、ワインの原料であるぶどう栽培・醸造・瓶詰の他に自然安全食品の研究・開発などを行っています。ワインの種類は全部で9種類、一升瓶ワインは昔、8種類もあったそうですが、現在は4種類となっています。ワインラベルは向山社長のお母様が筆でかいた字や、社長本人の字に依るラベルがあります。それは2003年に出版された「スモールジャパンスタイルグラフィックス」という日本伝統の文様・イラスト・色彩等、和のテイストが随所にちりばめられたグラフィック作品集の本に紹介されています。今日も「本当の無添加とは何か」というテーマを持ち続けながらワインの醸造を行っています。

住所:山梨県笛吹市御坂町二之宮611
電話:055-263-3036
営業時間:8:30~17:00
定休日:土曜の午後・日曜・祭日
全国的にも珍しい、地元の農協が直営するワイナリー。ニュー山梨ワイン以外に農協が経営するワイナリーは他にはありません。その沿革は、1963(昭和38)年に創業された御坂町成田地区にあったワインメーカーを当時の御坂町農業協同組合が引き継ぎ、その後、1980(昭和55)年に現在二之宮地区に移転しました。平成18年に御坂町を含む5町村が合併したため、現在はJAふえふきが経営しています。ワインの種類は全10種類あり、一升瓶ワインは8種類あります。価格は1100~2100円ほどで、主に地元の農協組合員が年末年始に合わせて買われていくことが多いそうですが、中には口コミがきっかけでリピーターが増加したそうです。大体の人が一升瓶ワインを買っていくので、他のワイナリーと比較すると一升瓶ワインの種類が多いのは、地元のニーズに応えているからではないでしょうか。社員わずか3人という少なさの中、多種類のワインを揃えており、流通に経費をかけていない分、お得な価格設定のニュー山梨ワイン。それが地元農家に愛され続けている理由です。

住所:山梨県笛吹市御坂町夏目原992
電話:055-263-2299
営業時間:9:00~17:00
定休日:7~12月無休、1~6月日曜定休
「御坂農園グレープハウス」と一緒にして、観光を兼ねた人気の体験型ワイナリー。隣接した「御坂農園グレープハウス」では、ぶどう・桃狩りや桃のお花見ができ、それ以外に食事処やお土産コーナーもある充実した観光施設です。笛吹市ワイン会の中では一番新しいワイナリーで、1988(昭和63)年に建てられました。1994(平成)年からワイン造り体験が始まり、原料のぶどうを体験者自ら摘み、足で踏み破砕して、オリジナルのラベルを貼ったワインがクリスマス前に届けられます。小さなお子さんから大人まで幅広い年齢の方が体験できるので、特に9月のぶどうの時期には、ワイン造りを目的に来た多くのお客さんで予約がいっぱいになるそうです。(期間:7月下旬~11月上旬)販売しているワインの種類も豊富で、生産している醸造用のワインはほとんどが笛吹市内のぶどうで、わずかに甲府市のぶどうも使用しています。ワインは全部で11種類あり、一升瓶ワインは8種類あります。200軒以上もの農家から委託醸造を行っています。

住所:山梨県笛吹市八代町北1603
電話:055-265-2418
営業時間:9:00~16:30
定休日:不定休(要確認)
1982年創業、当初30年前に有志が集まり、八代の地で地産地消を目指し「山梨県特産の里作り推進事業第1号」に指定されたワイン業界には他に例のないワイナリー。八代町は扇状地に位置しているため、ぶどうの栽培に合い、高い糖分のぶどうが栽培されています。八代町に自社農園を持ち、100%地元八代町内で収穫されたぶどうのみ使用しています。ワインの種類は8種類あり、一升瓶ワインは全6種類あります。取り扱い店舗は石和温泉駅前の売店のみで、それ以外は電話または直接販売だけです。事務長の小林さんは山梨大学認定のワイン科学士で、地域ワイン産業の技術力を世界水準へ高めようと努めています。全国的にも珍しい、自社農園のぶどう棚にできた鮮やかな紫色をしたアケビを使用した、“アケビワイン”もあります。11月3日の山梨ヌーボの解禁日と同時に販売が開始します。