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糖尿病の合併症「し・め・じ」の「じ」②
こんにちは!
健康づくりをお助けして、幸せづくりをサポートするタカダ薬局です(^-^)/
早速、前回のつづき、行きましょう~!
前回は、腎臓の状態を見る検査項目の中で、血液検査で分かるe-GFRについて書きました。
今回は、尿検査で分かること です。
前回お伝えした通り、
腎臓の細い血管が毛糸玉のようになっていて(糸球体)、それがコーヒーフィルターの役割をしていて
血液をろ過して、尿(おしっこ)を作っています。
この血液の毛糸玉の網の目を想像してみてください。
より分かりやすいように、コーヒーフィルターではなく、
虫取り網を例にしたいと思います。
虫取り網の網の目が細かかったら、
小さい虫から、それなりに大きい虫まで捕まえることができます。
例えば、ハエのような虫から、蝶々やクワガタまで。
逆に、網の目が粗かったら(大きかったら)どうでしょう?
蝶々やクワガタを捕まえることができたとしても、
小さい虫は網の目をすり抜けて、捕まえることができません。
話を腎臓の糸球体に戻します。
腎臓の細い血管でできた網の目(フィルター)ですが、
糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症などで血管の変化(いわゆる、動脈硬化)が進むと
網の目が粗くなっていきます。
動脈硬化によって、綺麗に目の細かいフィルターではなくなっていくんですね。
そうなると、
本来であれば、身体に必要で、再吸収されて血液に戻り全身を巡るはずの蛋白などが
フィルターの粗い目を素通りして、身体の外へ、尿に捨てられてしまいます。
これが腎臓の働きの低下を表す「たんぱく尿」です。
通常、病院を受診して尿検査をする場合、
顕性たんぱく尿と言われる、ハッキリと確認できるたんぱく尿の状態です。
※肉眼では分かりません。
糖尿病をお持ちの方は、
それよりも前の段階、不顕性たんぱく尿の検査もお勧めします!
上述の通り、網の目の状態によって、取れる虫・取れない虫(=蛋白)が異なります。
網の目が粗ければ小さな虫は素通りし
網の目が細かければ小さな虫もキャッチできます。
この原理から、
網の目が粗くなり過ぎてから分かるたんぱく尿(顕性たんぱく尿)の前に
より早期から、糖尿病の合併症である腎機能低下(糖尿病性腎症)を確認するため
網の目が少しでも粗くなってきていないか、を検査することができるのが
「尿中微量アルブミン」という検査項目です。
アルブミンとは分子の小さいたんぱく質で、
この検査をして、尿中微量アルブミンが出ていると、
腎機能が低下し始めている(網の目が粗くなり始めている)と判断します。
たんぱく尿は「-」「±」「+」「++(2+)」「+++(3+)」という結果で表されるのに対し、
尿中微量アルブミンの基準は、数値で表され、
30mg/L未満が正常
30~299mg/Lが「尿中微量アルブミンが出ている」となり、腎機能の低下として経過を見ます。
ちなみに、
300mg/Lを越える場合は、「たんぱく尿が出ている(陽性)」という顕性たんぱく尿の状態です。
尿中微量アルブミンは誰でも検査ができるというものではなく、
糖尿病の診断が付いているなど、一定の条件を満たした場合に、保険適応で検査できます。
※自費診療としては、希望すれば検査を受けられます。
すっかり難しい話になってしまいました。
腎臓の状態(腎機能低下)は、たんぱく尿(尿中微量アルブミン)と、e-GFRの数値とを併せながら
判断され、経過を見ていくことになります。




