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HbA1cはどのくらいが良いの?
こんにちは!
健康づくりをお助けして、幸せづくりをサポートするタカダ薬局です(^^)/
先日、ご来店くださったAさま(60代女性)。
糖尿病で通院されていて、定期的に血液検査をされているとのこと。
今回のHbA1cは、6.8%でした。
担当医には
「全然問題ない、7%あったって大丈夫」というようなことを言われたとのこと。
「本当にそんなんで大丈夫???いーの?わたし、お菓子食べちゃっていーかな?」と、
質問してくださいました。
そもそも、これ、何て読むの??と疑問の方も少なくないはず。
HbA1cは、「ヘモグロビンエーワンシー」と読みます。
体中に酸素を運ぶヘモグロビンと、糖分がくっついたもの です。
※ヘモグロビン(Hb)は、血液の赤血球に含まれるたんぱく質のこと。
1~2ヶ月の生活を反映する血糖値 と言われています。
単位は「%」で、
どのくらい(何%)ヘモグロビンと糖分がくっついているか?を血液検査で見ます。
健康診断か、病院の外来の血液検査か、によっても、基準が違うのですが(紛らわしいですよね・・・)
HbA1c5.6以下が基準(理想値)として、
6.0~6.4が糖尿病予備軍、いわゆる、境界型糖尿病、糖尿病の気がある と言われる段階。
6.5を超えると糖尿病の値となります。
(別の日に2回検査するなど条件あり)
HbA1cは体温(熱)に例えられることもあり、
HbA1c:7%台 ⇒ 体温(熱):37℃台
HbA1c:8%台 ⇒ 体温(熱):38℃台
HbA1c:9%台 ⇒ 体温(熱):39℃台
HbA1c:10%台 ⇒ 体温(熱):40℃台
HbA1c:11%台 ⇒ 体温(熱):41℃台
HbA1c:12%台 ⇒ 体温(熱):42℃台
という感じです。
体温(熱)に書き換えて(置き換えて)みると、分かりやすいですよね(^^)/
ただ、体温の平熱は36.5℃~37.2℃くらいが理想と言われているので、
それをそのままHbA1cに置き換えると、高すぎることに。
HbA1cは5%が理想、6%を超える場合も、6.4%までにおさめたいところ。
HbA1cが6.4%未満の場合と、6.5%を超える場合とでは、
糖尿病の合併症の進む速度(進みやすさ)が違うんです!
話は冒頭に戻ります。
HbA1cの値が7%あったって大丈夫?・・・かと言われると、
そうではないと思います。
きっと、この担当の先生は、何か考えがおありで、こうおっしゃったんだと思います。
食事や間食を気を付けたり、歩数計を付けて歩くようにされているので、
Aさまへのねぎらいの気持ちもあったのかもしれません。
ということで、まとめ!
HbA1cは、6%未満が理想。
そこまでは難しいと言う場合には、
6.4%未満でコントロールをしていきましょ~(^^)/