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2023-06-07 18:39:00
九州大学の学生さんたちへコーヒーのお話しをしてきました。
6月4日(日)に九州大学で学生さんたちにコーヒーのお話をしてきました。
人前で話すのが大の苦手で、
噛み噛みで、小さな声で、
なかなか思うように話ができないのですが、
少しでもコーヒーのおいしさや楽しさが伝わってくれてたらな、と思います。
僕がお話をさせてもらったのは、
「九大自炊塾」の課外授業のひとつとしてで、
僕のコーヒーの話以外にも、
味噌づくりや調味料について、家庭料理のことなど、
食について学びながら自炊の日常化を目指す授業です。
課外授業としては僕のコーヒーのお話が最後ということで、「僕なんかが、、」と恐れ多くも感じたのですが、
食後はやっぱりコーヒーだもんな、なんて変に納得もしました^^;
僕自身、日々の焙煎に精一杯で、知識を付けたり、淹れ方を試行錯誤する時間はあまり取れないので、
専門的な深い話はできないのですが、
コーヒーを知ってもらうきっかけのような話ができたらいいな、と。
精選の違いや、焙煎度合いの違い、抽出の違いで生まれる味の変化は、
コーヒーの幅の広さ、懐の深さですね。
「苦いから」飲めないという方も、
「酸っぱいから」苦手という方も、
フルーティな苦味のないコーヒーや、
新鮮(酸化してない)で浅すぎないコーヒーを飲んでもらうと、
「美味しい」と感じてもらえたようです。
「コーヒーは飲めない」という方にも、
いろいろなコーヒーを試してもらえたら、
きっと「おいしくて飲める!」コーヒーに出会えると信じています。
それくらいコーヒーの味は自由で幅広いです。
授業後に質問に来てくれた男の子が、
「コーヒーってゴールが遠いですね」と言ってくれたのですが、
それは本当にそうで、
栽培から精選、焙煎、抽出、それぞれに方法や考え方があって、
それらを全部究めるなんて本当に途方もないことです。
なので、ゴールなんて求めずに、
単純に楽しんでもらえたらうれしいです。
コーヒーは、嗜好品です。
映画や音楽と一緒で、
様々なジャンルがあって、
全てのジャンルのプロにはなれませんが、
好きなジャンルにハマって楽しむことはできます。
今回の講義をきっかけに、いろんなコーヒー屋さんに行って、いろんなコーヒーと出会ってくれたらな、と。
そして、コーヒーは日常に必要な生活必需品です。
朝の一杯でも、
食後の一杯でもかまいません。
ぜひ、生活のルーティンにコーヒーを取り入れてください。
コロナ禍の3年間はとても非日常の不安定な毎日でしたが、
そんな非日常を日常として受け入れて、毎日を過ごしていくために、生活のルーティンがあるというのはとても心強いことです。
コーヒーは、そんな日常の支えになりうるものだと思います。
今日講義を受けてくれた学生さんたちが、これから素敵なコーヒーライフを送れますように。
では、明日からもどうぞよろしくお願いします(^-^)
9日(金)~11日(日)まで三連休を頂きますので、ご注意くださいませ。