インフォメーション
自宅療養中です。
家族全員陽性でしたが、幸い家族全員回復傾向にあります。
全員が陽性だと、自粛期間もほぼ同じなので、ある意味でそれは良かったのかもしれません。
発熱していた時はずっと寝込んでいて、先のことなど考えられないような状態でしたが、
回復してみると、自宅から出られない残りの5日間程は時間を持て余してしまいますね。
読まずに溜まっていた本を読むのにも、続けるには体力がいります。
ドラマや映画もそうで、ずっと続けるには疲れるというか飽きてしまうというか、、、
かといってボーッとするにも寝続けてしまうにも、背徳感のような罪悪感のような。
重症化している方や、後遺症に悩んでいる方もいる中、贅沢な悩みとは分かっています。
僕たち家族は、タイミングこそ娘の卒業式と重なってしまう不運がありましたが、全員症状も軽く回復していることはとても幸運でした。
そこで、というとちょっと違う気もしますが、
ずっとやってみたいと思ったことをしたいな、と思います。
文才があるわけでも、本をよく読むわけでもありませんので、ただただつらつらと拙い文章を書いていくことになるかと思いますが、
付き合って頂けるとうれしいです。
お菓子とコーヒーはよく合いますね。
そして、コーヒーには音楽もよく合います。
これから、ちょーーー不定期ですが、歌詞とコーヒーについて勝手な独自論?を投稿していきたいと思います。
僕は、本を読むのは苦手ですが、歌詞を読むのは好きでした。(といっても、好きなバンドに限られますが)
それこそ子どもの頃は、歌を歌うために歌詞を覚えていたようなものでした。
バスケットボールをするために、とりあえずバッシュを履くような。必要だから「する」行為のひとつとして歌詞を読んでいた感覚です。
そんな僕に、歌詞って面白い!と感じさせてくれたバンドが「スーパーカー」でした。
ノイジーなギターと爽やかでけだるい男女ツインボーカル。次第にエレクトロに変化していきながらも、最後まで「スーパーカー」のままでいてくれました。
そんなスーパーカーは、曲ばかりでは無く、歌詞でも僕を虜にしてくれました。
「恋の映画なんて見飽きてたんだった 老いて平和なんて目指してないんだった 『若い世代に愛なんて無い』そんな毎日を笑う 近い未来の僕をかばっていたいんだった」(My Girl)
「サンデーピープル見習ってサンデーピープルライフ 長いものには巻かれたい いざ サンデーライフ」(Sunday People)
愛だの恋だの、声高にがなり立てるロックより、
共にだの仲間だの、悪そうに歌うラップより、
当時の陽キャにも不良にもなれない、良い子風な僕にはよっぽどロックでありヒップホップであり、心に刺さるバンドでした。
スーパーカーの中にはたくさん好きな歌詞はありますが、今回は5周年記念ブレンドの名前に使った【White Surf style 5.】からです。
「2029 風色サーフ 不可も可もない未来まで
街波サーフスタイル5. 不可も可もない広い世界」
遠い未来に見えた2029年も、気づけばあとたった7年。
不可も可も無いなんて、良くも悪くも無い世界なんて、どこが良い世界なのか、よく考えずに聴いていたのですが、
僕が今求める未来には、
戦争なんて言う大きな悲しみは要らないし、
大富豪が世界の富を牛耳るなんて一握りの人しかつかめない大きな喜びも不要です。
大きな喜びに、大きな代償が必要なら、そんな世界は果たして幸せなんでしょうか。
「とりとめないいろいろに 静かに愛を蒔いてたい 気にとめないやさしさで 確かな今日を祝うのさ」
一カ所に集中するような愛よりも、まんべんなく愛を。確かに生きているという今日が、お祝いであり、やさしく生きる理由になるのです。
いやぁ、一途な愛を歌う歌よりも、なんて広い愛の歌でしょうか。
でも、そんな未来なんてくるのでしょうか。
歌は答えてくれます。
「手に負えない疑問符に つきとめたい答えは無い」
ですね。
考えたって仕方が無いのかもしれません。
僕たちは、森羅万象の専門性は持てないのです。
何かに必死で、常に取りこぼしながら生きています。
じゃあ、どうしたらいいの。それにもこの歌は答えてくれています。さっきの歌詞のひとつ前で。
「とりとめないいろいろに 何気に気をはいてたい」
結局、すべてを一度に変えることはできないけれど、身の回りのことに、きっちり向き合っていくしかないのです。
「そう いいように いいように いいように 風色に」
良くなるように向き合う、ここにはきっと暴力的な選択肢は含まれないと思います。
風のように怒りをいなしながら、前向きに向き合うこと。
ふぅ。
取り合えず、一回目はこんな感じです。
文才のなさに我ながらがっかりしますが、なんとなく好きな歌詞をなんとなく紹介していけたらな、と思います。
あ、最後はやっぱりコーヒーですね。
音楽とコーヒーはよく合います。そして、それぞれの曲に合うコーヒーがあると思います。
個人的に、この【White Surf style 5.】は、コスタリカのコーヒーの浅煎りが合います。
未来を思いながら、新しい取り組みを恐れなくしているコスタリカ。フルーティで明るい甘味の裏には、日夜研究をしてスペシャルティコーヒーに向き合う生産者さんがいます。
平和な未来にはたゆまぬ努力が必要ですしね。
では、また次の曲で。
TAISHO COFFEE ROASTER
田之畑 隆介