お知らせ

2014-01-07 00:00:00

月ヶ瀬の絹と麻の紅花染め(地域文化技術部より)

 
700年以上続く奈良市月ヶ瀬の伝統技術。日本唯一の国産「烏梅」を使った紅花染めをご紹介!

「日本産の絹」と「麻」の紅花染め。


 奈良市月ヶ瀬では地域学習の一環で、小学生は「烏梅つくり」を、中学生は月ヶ瀬産の烏梅を使った「紅花染め」を体験します。
 もちろん「梅の実採り」や採った梅を使った「梅干し」も体験しますよ。
 
紅花の絹染めは難しく、一度で麻ほど紅色に染まりません。2度3度…何回も重ね染めします。
 
天然素材を使って染められた布は、本当にいくつもの色が重なり合っているんです。その重なりが「色の奥深さ」を文字通り顕している為、飽きない色彩となります。
 何世代にも渡って受け継がれる着物も、染め直ししつつ歴史を積み重ねてその美しさを今に伝えてくれているのでしょう。

紅花染めの最大の注意点は「光」
日光はもとより、照明や蝋燭などの光ですら変色しやすい大変敏感なものです。(管理の大変さが大きく流行らない原因とも言えますが)
 しかし、もし紅花染めの衣類を手にされたならお気兼ねなく外でお使い下さい。多少の変色や退色は、染め直しで美しくなりますし、先に述べたように歴史も積み上がっていくことでしょう。
 
ストール・ハンカチ、シャツやポーチなども一度染めてみてはいかがでしょう?

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