月いち発信

2021 / 04 / 02
14:06

各職方から現場で学ぶ

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10年ほど前に外部塗装のリフォームをしたとのこと。

軒裏の塗装が大きく剥がれ落下、お願いした施工会社は廃業してしまったということで相談を受けて、今回塗装工事を手配し現場を監理しました。

現場を確認するとなぜか内装材を裏側にして「重ねて張り増しているところ」と「そうでないところ」があり、なぜか既存の小屋裏換気孔がふさがれていました。

 

塗装が大きく剥がれ落ちた原因、下地処理の施工不良か小屋裏換気孔をふさいだことからくるか、両方に対応し工事を進めました。

 

下地によって塗装の処理が変わります。

下地板材料メーカーは塗装の際は必ず下地処理を行うようにと言い、

専用塗料材のメーカーは必要がないと言い、さて現場はどう対応するか、ということ教えてもらいます。

質の向上や現場の施工性を上げるため建築現場では常に変化していて、各職方に学ぶことが多く、

色々なことが進化していても「現場で学ぶ」ことは今も昔も変わらないことを実感しています。

 

そして今回は小屋裏換気のチェックや密集市街地での防火対策を総合的に対応をしたことに

「自分(職人)たちだけでは判断できないこと」として建築士が監理することを評価いただけたようです。

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