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2018/04/19 15:40

心と体 Yogaコラム Vol.30 受け入れる強さ

様々なガン啓発リボン (2).jpg

大和市 南林間 Mellow-Yogaメローヨガです。

ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

生きているうちにガンと診断される確率。国立がん研究センターがん対策情報センターの2013年データによると、男性で62%、女性で46%という統計があります。「国民の2人に1人は一生のうち1度はがんにかかる」というような言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。

 

治療技術は発展し続けているので生存率は改善していると言われています。昨今ではガンは日常生活を続けながら、仕事をしながら、治療しながら共に生きる時代と言われています。しかしながら国が定期的な検診受診を推奨しているものの、乳がん検診受診率はOECD(経済協力開発機構)加盟国30か国の中で最低レベルに位置しているとのことです。国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」がんの統計'13>トピックス3より

 

2018年3月にはメローヨガのお客様で乳がんサバイバー2名の方のご協力のもと、体験談を聞き『がんを知る会』も開催しました。乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝えて下さいました。

 

お2人とも包み隠さず詳しくお話ししてくれました。経緯や術前後、治療のことなど明瞭にお話し下さったKさん。自己診断で気になったらこのような流れになるんだな、とイメージしやすく、予備知識として大切なことを教えてくれました。またMさんがおっしゃった言葉で印象的な言葉がありました。

「乳がんになって。同じ境遇の仲間と出会えたんです。今でも繋がっている大切な人たち。乳がんになったから知り合えたとも言えます。だから乳がんになって私は後悔とかはありません」

 

先日も、乳がんと診断され、これから手術を控えているお客様がいらっしゃいました。今年2月に初めてご来店された時もそうでしたが、明るい雰囲気の方でそのような様子をいっさい見せることもありませんでした。手術が近く迫ってきて術後の様子、腕の上がり具合などに不安を覚えお話し下さいました。メローヨガには乳がん手術を終え、仕事にも復帰し、ヨガを継続していらっしゃる方々が近くにいます。そして私達インストラクターも同じ女性、とても他人ごととは捉えておりません。心配や不安に駆られた時、胸の内を吐露したくなった時、どうぞ心のままにお話し下さい。不安な時期に心を落ち着けるためにヨガを選んで頂き、ありがとうございました。このヨガという自分と向き合う時間を大切に、大切に。ご一緒しましょう。

 

ガン以外でも婦人科系疾患の手術、その他の手術を受けた、これから受ける予定があるなど様々なお客様がいらっしゃいます。動揺することもあれば不安にさいなまれる時期もあると思います。気分が落ち着かない、情緒不安定になることもあろうかと思います。そんな時こそ静かに座って呼吸を整えたり瞑想は役に立ちます。しかしそのような状況では何も手につかない、落ち着かないということもあるでしょう。時が経って。変えられぬ事実を受け入れ、前に進むしかないと心が落ち着いたら、それは変わらぬ自分の中の自分、本当の自分(真我)を感じる、あなたにとってとても大切な時間かもしれません。変えられないと思っていた事実が実は、心の持ちよう・捉え方によっては変わってくるただの現象に過ぎないということにも気づくかもしれません。

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子宮摘出手術の後、少し落ち着いてから来店してくれた方もいます。手術後、まだ心の準備ができていないあなたも、心が落ち着く時間を持ちたい、またヨガをしてみたいと思った時に、ささやかなヨガスタジオ メローヨガのことを思い出して頂けたら幸いです。