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喘息との闘いと、鍼灸の奇跡〜私自身の体験から伝えたいこと〜
高校2年生の頃、私は喘息に苦しむ日々を送っていました。夜中に咳が止まらず、眠れぬまま朝を迎えることもしばしば。体力は削られ、日常生活すらままならない。そんな絶望の中、20代になるとさらに試練が待っていました。
パン屋で働いていた頃、粉アレルギーと思われる症状に悩まされ、呼吸が苦しくなり、何度も救急病院へ駆け込む日々。注射を打てば一時的に楽になりますが、それは根本的な解決にはなりませんでした。
そんな中、鍼灸との出会いが私の人生を大きく変えました。鍼灸の学校に通い始めた頃、喘息は多少落ち着いたものの、季節の変わり目には発作が必ず訪れました。しかし、学びを深める中で、東洋医学がアレルギーや喘息に効果を発揮する可能性があることを知りました。そこで、自らの病を克服するため、喘息のメカニズムや治療法を必死に研究し続けました。
それでも症状は思うように改善せず、東京で修行をすることになった私。ある時、東京のクリニックで、「このままでは命に関わる」と宣告されたことをきっかけに、私は本気で治療に向き合うことを決意。自らの体で実験しながら、最適な治療法を模索し続けました。
【八丁堀での衝撃の体験】
ある日、八丁堀にある中国で修行した先生の鍼灸院を訪れ、治療をうけました。その時も息苦しさが酷く、発作が起こりかけていました。診察を受けると、先生は黙々と鍼を打ち始めました。どのツボに刺しているのか、自分でも気になって仕方がありません。30分ほど経つと、驚くほど呼吸が楽になったのです。その瞬間、私は東洋医学の持つ圧倒的な可能性を実感しました。
そこからさらに鍼灸の研究を重ね、試行錯誤を繰り返しました。
【そして、喘息からの解放】
現在、私はほとんど喘息の発作に悩まされることがなくなりました。それどころか、私の鍼灸院に通う患者さんたちも、五十肩の治療を受けに来たはずなのに、「夜中の咳がなくなった」、「呼吸が楽になった」と驚かれるのです。彼らの多くは、最初は喘息があることすら話しません。しかし、施術を重ねるうちに、思いがけず症状が改善していることに気づくのです。
このような変化を目の当たりにすると、鍼灸にはまだまだ広く知られていない力があると確信します。西洋医学では、「喘息にはこの薬」、「腰痛には痛み止め」と、症状ごとに対処しますが、東洋医学は体全体のバランスを整え、副次的な効果をもたらすのです。
【鍼灸の持つ可能性を伝えたい】
喘息の苦しさを知るからこそ、私はこの治療法の素晴らしさを広めたい。夜中の咳で眠れず、仕事や日常生活にも支障をきたし、会話すら億劫になってしまう…。そんな辛い思いをしている人が、鍼灸によって救われるかもしれない。
私自身、長年の経験を通して、鍼灸がいかに体の調子を根本から整えるのかを実感しました。この力をもっと多くの人に知ってもらい、薬に頼るだけではなく、自分の体を本来の状態に戻す選択肢があることを伝えたいのです。
【喘息に限らず、慢性的な不調に悩む方へ】
もしかすると、あなたの体が本当に求めているのは、東洋医学の視点からのアプローチかもしれません。
私は、鍼灸師として、そして喘息を克服した一人の人間として、その可能性を信じ、皆さんに伝え続けていきたいと思います。
同じように喘息で苦しむ方に届きますように。
てあーて鍼灸院 院長 能登谷