一般社団法人詩吟朗詠錦城会教授師範
「いいちこ」で有名な三和酒類は、
辛島先祖の地 大分県宇佐市辛島にあります。
本社の跡地に、酒造観光館【辛島 虚空乃蔵】がリニューアルオープンしました。
「辛島」は立地する地域名で、「虚空乃蔵」は本社工場のある地に存在していた古代寺院の「虚空蔵寺 こくぞうじ」に由来しています。
虚空蔵寺は奈良時代に創設され、法隆寺を模した寺で、
辛島氏が神官を務めた八幡総本宮 宇佐神宮が、その後の東大寺大仏建立に関わったのは有名な話です。
またこの地には、辛島勝乙咩が創設した『辛島 泉(酒井)神社』があり、古代より清い湧水地でした。
宇佐市辛島の地には父方曾祖父までの墓があり、その後 祖父母は大分市と別府市に病院を開業いたしました。祖父母のお墓は、私の母校に隣接した大分上野ヶ丘墓地公園にあります。
天領日田から宇佐へかけて、水が美味しいことも有名で、日田の母方のお爺ちゃん家の水道はいつも冷たくて美味しかったことを子供心に覚えています。
三和酒類は【いいちこ日田蒸留所】もあります。ここでは焼酎の製造施設を公開しています。
大分へご旅行の際は、ぜひお立ち寄りくださいませ!
明日には超大型台風が接近するそうです。
筑前琵琶の古典曲に『龍の口』という曲があります。
日蓮聖人の危機「龍の口法難」を題材とした語りです。
鎌倉時代後期、日本は疫病の蔓延や飢饉、内乱や蒙古襲来など様々な脅威にさらされていました。憂えた日蓮聖人は立正安国論を幕府に献上しますが、捕らえられ龍ノ口刑場で斬首されようとします。
時しも頃は文永の八とせ九月の十二日
銘釼蛇胴丸を抜放ち
打下さんずる一刹那
一天俄かに掻き曇り
怒るや龍王波を蹴り
沖より颯吹き立つれば
百雷豪雨これに和し
立て列ねたる篝火も
はったと一時に消え去りぬ
この後、江の島より光の玉がやってきて振り下ろした刀が折れ、首を刎ねることができなかったと伝えられます。
遥か昔、鎌倉時代でも、疫病に悩まされ、
秋には百雷豪雨(龍の口は怪異現象とされておりますが)などが起こっていたのですね。
現代科学や文明は進歩しても、天災には なすすべもありません。
台風の被害がでませんように祈っております。
佐藤一斎は美濃出身の儒学者で、著「言志四録」は、幕末志士に大きな影響を与えました。
西郷隆盛はその中から101条抜粋して『南洲手抄言志録』にまとめています。
自分の心の戒めとしている一文をご紹介いたします。
『 凡そ事を作すには、須らく天に事うるの心あるを要すべし。人に示すの念あるを要せず。 』
(西郷南洲遺訓 手抄言志録 岩波文庫)
~事をなすには、天意に従う敬虔な心持ちでいることが大切である。自分の存在を周囲の人々に認めさせようとする、誇示する気持ちがあってはいけない。
現代ではなかなか実行が難しい教えですが、心に留めて日々の活動をおこなうことが大切かなぁと思っています。