園の生活

2026-02-25 12:18:00

こんなことで悩んでいませんか

●こどもがスキンシップを嫌がります

スキンシップが好きな子どももいれば、嫌がる子どももいます。乳児の頃は抱っこに慣れていますが、抱っこをあまり好まない子どももいます。幼児の年齢になれば、親からのスキンシップを恥ずかしがる子どももいます。

肌接触に敏感な子どもの場合、スキンシップは鳥肌が立つほど苦痛を感じることもあります。手を握る、頭をなでる、肩をポンポンと軽くたたくなど、子どもが敏感でない部分を使ってスキンシップを心がけましょう。

子どもが好む・嫌がるポイントを探すのと同じように、タイミングも大切です。子どもの機嫌や調子に合わせることを「波長」に合わせるといいますが、触れる部分、触れ方等は、子どもの好みに合わせるとよいでしょう。親の気分や調子、リズムでスキンシップをとろうとしても、子どもは受け入れる準備ができておらず、かえって強く拒否することがあります。

 

●3歳までは母親と一緒にと言われ、仕事復帰に悩みます

子どもが3歳になるまでは母親と一緒にいたほうがいいとされる「3歳児神話」には、科学的根拠はないと考えられています。3歳児神話は1960年代後半、日本の高度経済成長期に提唱されました。小児科医ジョン・ボウルビーが提唱した「母性の喪失*」は、特定の大人(母親)とのかかわりが子どもの発達(愛着形成)に影響を及ぼすという考えがもとになっています。

乳幼児期の子どもは母親がそばにいて養育することがふさわしいという考えは、高度経済成長期に、男性は仕事(会社)、女性は家庭という家庭像と一致し、広まりました。しかしボウルビーが提唱したのは、乳幼児期の子どもには母性(Maternal)、つまり母性的な役割をもつ大人の存在が重要であるということです。もちろん、子どもにとって母親は最も身近な愛着の対象ですが、母親や父親以外に日常的に子どもとかかわる祖父母や親族、保育者なども、子どもにとっては愛着の対象となります。親や身近な養育者との関係が安定するほど、他の養育者との愛着形成が可能であると考えられています。現代社会では、母親を中心としつつも子どもを支える養育者らのネットワーク(愛着のネットワーク)が重要です。

たとえ乳児期から働くことになっても、罪悪感は不要です。親か親族が保育所・保育者等を上手に頼ることができれば、やがて子どもは親とも保育者とも安定した関係を作ることができるようになります。

(親子の愛着形成ウソ・ホント: 子どもとのかかわり方がわかる本/倉石哲也 著より)

 

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