大将のブログ 冒険小説「らーめんダイバー」
dive8
焦りまくって起き上がり他に何かされていないか体中を調べていると扉の向こうに人の気配がした。ノックの音が響き、びくっと驚きながら振り返ると
「起きた?あなた結構重いのね。私じゃ無理だったからみんなに運んでもらったのよ。」
(運んでもらった?やっぱり昨日のことは現実だったのか。じゃあ….)
「ねえ、昨日俺はあれから……村長から話を聞いてそのあとどうなった・・・・っていうか何がどうなって俺は…えっ、そんでこの手は….」
「ぜんぜん覚えてないの?あなた泣きながらみんなと乾杯していたのに。どうしよう、おじいちゃんに言って来なくっちゃ。」
(乾杯しまくったって?俺が?あれっ、そうだ。あちこち探していた妹の治療法の手がかりがようやく見つかったことにうれしくて調子に乗ってついみんなと。あー、そのあと祭壇の前でなんか誓って両手を出して・・・・そうそう変わった形の短剣みたいなので・・・村長がなんか呪文みたいなのを言いながら・・・・)
「ちょっと待って、なんか思い出してきたよ。そのーあれだ。ご先祖に誓いを立てて儀式をしたんだよね。でぇ、俺は何を誓ったんだっけか?」
「あきれた人ね、こんな人に私たち一族の運命任せちゃって大丈夫なのかな。いーい、あなたはこれから一族の秘密を守り、伝説の潜士を探すこと。そしてあなたが新しい潜士になるの。」
「えっ、潜士って。俺が何?潜るの?どんぶりに?あれ、宝石を分けてくれるんじゃないの?」
「ほんとに覚えてないのね。でももう遅いわよ。あなた両手に一族の加護印を入れっちゃったでしょ。それただの傷じゃないわよ。先祖たちの霊的なパワーを受ける誓いの印。誓いに背くとえらいことになるっていうよ証よ。」
「待ってよ、霊的パワーって、そんな。今時いくらこんな中国の秘境だからって、そんなものがあるなら・・・」
「あら、疑ってるのね。じゃあ、その両手を合わせて頭のところにつけてごらんなさいよ。」
あほらしいと思いながらも、あんまり自信たっぷりでいうので言われるがままにやってみた。
「はいはい、じゃあやるよ。えー、こうやって・・・」
dive9に続く・・・

