大将のブログ 冒険小説「らーめんダイバー」
第4歩
さて包丁でいろいろ切ってみましたか?
よく切り始めると早く切ろうと思ってやった結果切ったものはみなばらばらの厚さ。
上は薄くて下は厚かったりして、何だこりゃとなります。
『そんなことどうでもいいよ、早くレシピ教えろよ!』という人は早めにこのブログを読むのをやめて
クックパッドでも見に行ってください。このブログであなたに教えることはありません。
みなさん。技術は千里の道です。あなたは1歩づつです。その先にしかないものそれこそが奥義です。
北斗神拳好きの方にはこういったほうがいいでしょうか?その先にこそ『天衣無縫』があるのです。
私が教えてあげられるのはマジックでも裏技でもありません。
王道、天道です。(ちょっと大げさ!)
飾りをそぎ落とした最短の道です。
あっちゃこっちゃ曲がってぶつかって失敗してきたものを省いた正攻法です。
調理師になるにはそれ(失敗)が大事ですが皆さんにはいらないでしょう。
だからこそ武道の型にあたるものをお教えします。
反復して自分のものにしてください。
そこで大事なことを教えます。
調理とは科学と芸術。味覚、嗅覚、触覚、聴覚、視覚の五感で感じ、体にいいことを考え、四季を楽しみ、歴史を感じる。
大げさに言うのらば体にしみる詩や音楽、絵画のようなもの。
切ること、熱を加えることは物理、食材、調味料などは化学の賜りもの、すべては計算された理系ならではの技術。
いろどり、盛り付け、音は美術系。
それを可能にさせるのは文字どおり手足となる道具を使いこなす技術。
あなたも何日か反復練習を重ねていれば気づくことでしょう、
包丁の先が、お玉が、鍋が自分の手のように感じることを。
漫画の例えばかりで申し訳ありませんが『ハンターXハンター』という漫画で
オーラの練習、トンネルを掘るときにスコップを体の一部だと考えオーラをまとわせるといいという場面がありました。
そんな感じです。それぐらい技術と道具は大事です。どちらが欠けてもいい結果はでないでしょう。
そう1歩づづです。切るときも一回づつ丁寧に。同じ厚さ同じ大きさにスライスすると包丁にくっついたものが順次上がってくる現象を見るでしょう。それが上達した証拠です。それができるようになったら少し早く、次は2回連続、3回・・・今度はリズムで。
正確にできるようになることが大事であって、早さは二の次ですよ。


包丁が手のように使えるようになると中華料理でよく見かける花人参(柱状の人参を花型などに掘って金太郎あめのようにスライスする)が作れるようになります。これは一定の力、一定の速度で切ることにより包丁でカーブを描けるようになるとできる技。
でも切れない包丁ではできません。勢いあまって手を切るよ。それがわからないぐらいの人はやっちゃだめ。
毎日切って、なれることが大事です。自分の包丁のこと、技術の程度をよく理解しましょう。
歩けるようになってから走って跳んでくださいね。
では次回は肉の切り方についてお教えしましょう。

