大将のブログ 冒険小説「らーめんダイバー」

2020-03-30 16:35:00

第3歩

包丁の調子はどうですか?

質問があったら書き込んでね。できるだけ答えてみようと思います。

『では早速切ってみましょう』というと思ったら大間違いですよ。

次はまな板を用意しましょう。

まな板はあるからという人もちょっと考えてください。

まな板だってずっと使ってればすり減ってくるのです。

包丁が切れても相手がへこんでたら切り離せないからつながっちゃいます。

へこんだまな板の上ではまっすぐ切れません。

別に高いものを買えとは言いません。

大きくても、小さくても四角でも丸でもかまいません。

とにかく平らなもので滑らないものを使いましょう。

では最初は一般的な長方形のまな板でやってみましょう。

まな板が用意ができたら滑らない様に下に滑り止め(ゴムでも濡れ雑巾でも何でもいいです)を置きましょう。

そしてまな板を置いたらその前に立ちまな板の上で手(腕組みじゃないよ)を組んでください。

自分と両腕で三角形ができますね。それが切るときの姿勢です。

しかし切るものに対して切り進めていくとまな板から外れてしまいます。

そのために右足(左利きの人は左足)を一歩引いて半身(あれ?これ剣道用語かな?)で構えましょう。

そうすると三角形の左腕(左利きの人は右腕)がまな板と平行になりますね。そして包丁を持つ手がまな板と垂直になりましたね。

これで切り進めて行ってもまな板から外れることはありません。これが基本姿勢です。基本姿勢は絶対に崩さない。

そしてここからが調理師の特別指南。

頭の位置は動かさない!

必ず真上から見ること!包丁の真上から見てください。ちょっと切っていると包丁右側に視線が行く。すると包丁が斜めになっていく。すると切ったものが曲がっていくんです。

あとまな板は全体を使ってください。材料をずらして同じ場所で切れという料理研究家とかがいますが現実的ではありません。

こういうのはあんまり料理していない人の意見です。同じ場所で切り続けたらそこだけへこんでまた買わなければなりません。

次に中華で使う丸いまな板について。この場合も三角形を作るのは同じです。しかし半身になる必要はありません。長いものを切ろうとしてもどこでも直径は同じなので材料を斜めにおいて切る方が自然に腕を動かしやすいです。四角いまな板しか知らないとこの特性がわからないのでちょっと戸惑うかもしれませんが、要は人間工学的な理屈を理解して使うことが道具をうまく使うことへの近道です。どうしてこの道具は歴史を重ねてこうなったのか、どう使うために生まれたのか、すべては理解することです。

テレビドラマなどでかっこよくみせることとはちょっと違う、正に美しさはここにあります。

ではどうぞ心行くまで切ってみてください。

 

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