日記
いすゞ 117クーペ③
前回117クーペの進捗を日記に乗せてから早いもので、1ヶ月が過ぎました。
今回の更新は前回の日記の状況から、腐食箇所の除去、新しいパネルの製作、熔接までをまとめたので、かなりの進展があります。
まず下の写真は腐食した鉄板を切除している途中ものです。
腐食した鉄板を除去していくと、中には大量の錆がぎっしり…。
パネルによってはもはや原型がほとんどなくなっているものもあり、錆が一番ひどい箇所に関しては車内まで腐食が進行しておりました。
また、腐食が進んでいた箇所は車の部位の中でも強度が必要な個所なだけあり、何枚もの鉄板が重なるようにして熔接されている為、内部のパネルも忠実に再現する必要があります。
本当は各パネルの熔接過程も事細かに日記に乗せたかったのですが、あまりに多すぎるので写真は一部だけ抜粋。
除去したパネルから再現した新品のパネルをパズルのピースのように内側から順番に熔接していきます。
ちなみに、熔接したパネルの内部にはノックスドールなどの防錆処理を行いながら組んでいくため、復元後はちょっとやそっとじゃ錆びないようになっています。
そしてパネル復元後の写真がこちら。
ようやく元の形に戻った117クーペ。
忙しい時期もあり中々時間が取れない中での作業でしたが、ようやく残りは塗装だけとなりました。
ただ、残念なことに現在も仕事が立て込んでおり、塗装作業に移れる時間を取れる日はまだ未定です。
完成が待ち遠しいですね。
アークバリア21の施工例
当工場で取り扱っているボディコーティングに『アークバリア21』という商品がございます。
ボディコーティングというと、ワックスなどの撥水コートがイメージされやすいですが、アークバリア21は撥水を目的としたコーティングではありません。
その最大の特徴は、一般的なコート剤のように油性コーティング剤をボディに塗り込むのではなく、ボディ表面に極薄の無機質ガラス膜をコーティングします。
これによって塗装面の保護は勿論のこと、なんといっても、車の塗装に重厚感のある輝きが生まれます。
アークバリア21施工済みのラウンドクルーザープラド。
車が大きいだけあって、コーティング後の輝きにとても見ごたえを感じました。
写真ごしでもボンネットやグリルに周囲の風景が映り込むのが分かるくらいの輝きに大満足の出来栄えです。
いすゞ 117クーペ②
明けましておめでとうございます。
新年を迎えまして依然と寒い日々が続く中、皆さんはいかがお過ごしですしょうか。
さて、今回は前回途中までお話しした「いすゞ117クーペ」の続きとなります。
前回は塗装を落とした状態をお見せしましたが、さらにパネルを切除していくと、徐々に内部の状況が明らかになりました。
やはりというか…、表面的に見えていたものは氷山の一角で、内部の腐食はかなりのものでした。
ちなみに紹介している箇所は助手席側のステップですが、他にも数箇所に腐食が確認できたため、そちらも同時に修理しています。
完成にははまだまだ時間がかかりそうですが、次回は車がある程度形になったら更新しようと思います。
いすゞ117クーペ
このページで一番初めに紹介することになった車両は昭和55年式、いすゞ117クーペ。
車を知らない人でも視界に入れば思わず目で追ってしまう、そんな1980年代の面影を色濃く残す言わずと知れた名車です。
オーナーの努力の甲斐もあり、40年もの歳月を生き抜いたこの車ですが、やはり経年劣化は見えないところから少しずつ蝕んでいたようで、よく見ると塗装の下がポッコリと盛り上がり始めていました。
実際に塗装をはがしてみれば、思った以上に錆がパネルの内部を蝕んでおり、修理するにしても一筋縄ではいかなそうな予感…
さすがに1ページでは書ききれなさそうな内容なので、次回からはこの117クーペの修理の軌跡を少しずつ綴っていこうと思います。
本格的な冬がやってきました
今年も残すはあと数日、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
気温もますます下がり、雪が降ることもちらほら…
さて、話が少し変わりますが、皆様のお車は最近になってエンジンの掛かりが悪くなったりはありませんか?
というのも、車のバッテリーは気温が下がると性能が低下し、バッテリー上がりを起こしやすくなります。
いざ、お正月にお車を使おうと思ったらエンジンが掛からないなんてこと、避けたいですよね。
もし少しでも心当たりがありましたら、お車のバッテリーを心配してあげてください。