日記
免疫のこと
本間真二郎先生のFacebookから学ぶ
免疫とは? 自分を守る働き
何から守るのか? 自分ではないもの=非自己
自分ではないもので「自分に害をなすもの」「自分に不要なもの」=異物
自己=自分
異物=非自己=他者=自分以外のすべて
免疫とは、「自己」に対する「異物」を排除することにより、自己を維持する働き
異物とは?
自分に害をなすもの(外からの異物)
今の自分に不要なもの(内から出る異物)のすべてが含まれる
たとえば…
ウイルス
細菌・真菌(カビ)・寄生虫など
毒素
がん細胞(もとは自分の正常細胞)
老廃物(細胞が出すゴミ)
要らない自分の細胞(一時的に必要であったが今は要らない正常な細胞)
壊れた自分の細胞
他の人から移植された細胞や組織
など
免疫系は大きく2系統4種類ある
◆自然免疫系
①構造的なもの「異物のブロック」をする 皮膚、唾液、胃液、粘液、粘膜、絨毛運動、常在菌など
②免疫細胞による自然免疫「異物の掃除と運搬」をする 好中球、単球、マクロファージ、樹状細胞、NK細胞など
◆獲得免疫系
③液状免疫「異物のマーキング」をする 抗体が関与する免疫(B細胞系)
④細胞性免疫「異物の産生工場を破壊」をする 細胞自体が関与する免疫(T細胞系)
自然免疫系は第一の防御壁。。。侵入者が入ってからではなく、常に異物の侵入を防いだり、排除するために働いている もちろん病原体が入ってきた時も、すぐに異物として排除を始めるので、自然免疫系が十分に働けば感染する前に処理してくれる
ウイルスが気道(口や鼻)についても細胞内に侵入する前に排除してしまえば感染も発症もしない
獲得免疫系は、自然免疫系だけでは排除できなかった場合(自然免疫系の防御壁を突破された時)に動き出し、病原体の完全な排除に向かう
免疫=抗体というのは正確ではない
免疫力とは、免疫の4つの力①②③④の総合力 4種類全てが大切 抗体はそのうちの一つ
免疫細胞どうしの連絡に使う物質をサイトカインという
自然免疫系と獲得免疫系は、常に連動して働いている
免疫は、ただ働けば良いのではなく、調節がとても大切
強すぎると自分を攻撃する場合がある 免疫の暴走と言われている
アレルギーや自己免疫疾患などは免疫の暴走によるもの
現代人は免疫の働きが悪いこと以上に、免疫を調節する力 が低下している
「免疫力を上げる」という言葉は、本来は「免疫を調節する能力を上げること」と言える
現代人の免疫の調節能力が落ちていることについて最も重要なポイントは、免疫力として実際に働いているのは免疫細胞(白血球)だが、調節するためには腸内細菌などの常在菌(かつての寄生虫も)が必要になる
ヒトは単独で生きているのではなく、腸内細菌などの常在菌や常在ウイルスと共存している生態系。これらは、本来は異物(非自己)になるが、自己として排除されない
免疫力を上げること=免疫を適切に調節する(暴走を防ぐ)ためには、微生物と触れ合うこと、腸内細菌などの常在菌を整えることが最も本質的なこととなる
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とてもわかりやすかったのでシェアさせていただきます‼︎感謝‼︎