私とクラニオ

私のクライアント体験
2015年7月、「触れるだけで何もしてないのにすごく良いの‼︎」「からだの中にも海があってね、クラニオはその海をととのえるの」という話を聞いたのは、旅先の石垣島でした。
旅から戻っても、ずっとクラニオのことが気になっていて、クラニオを受けに行くことにしたのです。
2015年の8月でした。名古屋のプラクティショナーさんのところへ伺いました。
感想は、とにかく不思議。
水面に浮かぶ浮遊感、深い海の中にいるのに何故か安心している感覚、胎内ってこんな感じかもしれないという感覚。そして眠りと覚醒の間を心地よくまどろんでいる。
特に気になる不調が無かったこともあり、その時はセッション前後の身体の変化は良くわかりませんでした。スッキリはしていたと思います。
それまで、身体を見つめることに意識を置いたことが無いのだから、自分の感覚の何かに気づくというのは、難しいことでした。どちらが心地よいか選ぶという選択肢がある事にも戸惑っていました。
月日が経って振り返ってみると、クラニオを受けてから2週間くらいは、疲労を感じず、身体が面白いように動いていて、バイタリティが満ちてたように思います。
そして、触れているだけで感じられるこの心地よい感覚がどうして起こるのか、益々クラニオに魅かれ興味を持ち、この時点で学ぶことを心のどこかで決めていたと思います。
大きな変化は感じなかったのですが、身体の中で何かが起こっている、何かわからないのに、凄いものを見つけた喜びのようなもの、感じていました。何かが沸々と沸き起こってきてワクワクに変わっていったような感じです。

 

そしてクラニオのトレーニングへ
クラニオを受けて、翌9月にイントロダクションというクラニオの紹介のようなセミナーを受けました。ますます魅かれ、すぐにでも学びたい思いでしたが、この時点では基礎トレーニングが開催されるか未定だったので、開催を願って待つことに。
イントロダクションのセミナーを受けた勢いで、何もわからないまま、絶対必要という感覚があってセッションベッドまで購入してしまってました。
自分の行動が不思議でした。セッションベッドはその後1年以上、部屋の隅っこに収納されてました。

沖縄、八重山が大好きになって、何度か通った石垣島でクラニオの話に巡りあえたこと、八重山の海とクラニオは繋がっていて、導かれてきたのだろうと受けとめています。
その後も学びたい気持ちは薄れることなく待ちに待った感じで、2016年10月クラニオ基礎トレーニングが始まりました。待ってるときはワクワクばかりでしたが、いざ始まるとなると、ドキドキでした。

トレーニングの中では、クラニオのセッションを何回も何回も体験していくことになります。提供する側はもちろんですが、クライアントとしても沢山のセッションを受けることになります。
自分の過去から現在まで、自分という存在について、改めてじっくり考え見つめる時間。身体のことにただ気づく、ただ感じることの大切さ。ニュートラルからずれていることへの気づき。ニュートラルでいることの安心感。ニュートラルでいることの尊さ。書ききれないくらいたくさんの気づきと学びの連続。

自分のことが嫌いで嫌いで仕方なかった私ですが、次第にどんな自分も受けとめて、ありのまま、そのままで良いという感覚に変化していました。数年かけて、気づいたら自然と変化していたような感じです。
今は自分のことが愛おしくとても大切な存在に感じています。

そしてある程度の「ゆとり」「余白」を持って過ごせるようになっていて、人間関係についても、そのままで良い事を認められたり、ゆったり広い視野で考えられるようになったのか、負担が軽くなりました。日常も穏やかに過ごせる時間が増えています。自分が休む必要があるタイミングに早く気づけるようになって、身体が悲鳴をあげる事がなくなったように思います。
それでも、自分や他者の喜怒哀楽に激しく左右される事は良くあります。
それでも、その事に気づいてニュートラルへ意識を向けていくと、穏やかさを早い段階で取り戻す事が出来るのです。ニュートラルには本当に助けられています。

プラクティショナーとしての時間
クラニオのセッションは本来の力、潜在的な力に触れています。
身体が健やかさへと向かう力
健やかさを取り戻していく力
刻々と変化を魅せてくれるシステムから受けとっていく感覚
言葉は必要とせず繊細なタッチのみで
その本質的な源に触れている尊さ
わずかでも健やかさを取り戻していく姿
生命の輝きに寄り添っていけることが
プラクティショナーの醍醐味と感じています。身体が何かを調整をしている、その様子、姿に、いつも感動をもらっています。
そしてその経験が新たな学びとなり私自身もまた成長させてもらっています。

 

私の願い
クラニオのセッションを重ねることで
ゆっくりと様々な不調が改善されることはもちろんですが、
身体へ意識を向ける、身体の声に気づく、この感覚が自然なものになってほしいと思っています。

気づくことが、健やかさを取り戻していくきっかけになります。気づくことで、身体の調整がはじまります。

そして、自分自身の心地よい状態を妥協せず、探求してみてほしいです。もっとこうしたら楽かもしれない、こうしたらどんな感じだろう?試しながらより良い状態をみつけてほしいと思います。
自分が心地よいと感じることが、自分を大切にすることへと繋がっていきます。
自分に対してのすべての物事を穏やかに丁寧に取り扱うことを意識してみてください。
自分を大切にするということは、他者も同じく大切な存在だと感じるようになります。

自分自身も周りの人も心地よくいられたら、もう平和でしかない‼︎

そのためには、ゆったりしていること、余裕があること、柔軟性があることなどが必要とされます。
これらは、現代社会の様々なストレスにより、本来の状態を見失っていたり、取り戻しにくくなっています。
ストレスが積み重なり不調として感じられる頃には、身体はかなり疲弊してしまっています。
軽い不調の段階で気づく余裕を失っているためです。

クラニオは、この本来の状態を取り戻すためのサポートをしていきます。
クラニオで得られる深い休息は、少しずつ本来の状態を取り戻す力・自然治癒力・回復力をより良い状態へと導いていきます。

自分自身を見つめて、自分自身の感覚に気づけるゆとり。
ただ気づくこと。
みなさんに大切にしてもらいたいです。

 

クラニオの魅力
看護師として20年以上病院勤務を経験し
薬剤に頼りきっている医療に違和感を感じ
自然治癒力に興味を持ちはじめた頃
クラニオに出逢いぐいぐい引きこまれていきました。

クラニオは病気や不調だけに意識を向けるのではなく、それを受けとめつつ
より健やかであることに意識を向けています。この病気や不調だけを見ているのではなく、大きな広い視野から、病気や不調も含めて全体的にみていく、という考え方が大好きです。
どんな困難な状態にあっても、身体のシステムはヘルス=健やかさに向かって調整をしています。
すべての人が本来持ち備えている自然治癒力‼︎
クラニオはその潜在的な力を、より良い状態へと引き出していくサポートをしています。
潜在的な力に触れ、システムが表現してくれるその一部始終をニュートラルな状態で受け取っていく時間。

どんな時にも存在している健やかさ。
身体の表現はとても繊細で美しくて、いつも感動があります。ほんとに尊い時間です。
クラニオは魅力いっぱいなんです。

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