お知らせとブログ

2021-06-30 15:33:00

先週をもって、全4回の研修会が終了しました。週に1回とはいえ、忙しいなか参加して下さった保護者の皆さんには感謝です。出された宿題にも真剣に取り組んでくださったので、大きな効果を実感できた方がほとんどでした。今回は、その成果の一部をご紹介したいと思います。

 

 

1. ABAを学ぶとお子さんの問題行動が減ります

 

 

子どもの問題行動の強度.jpg

 

 

私たちは、講座の前と後で、お子さんの問題行動がどのように変化するのかを調査しました。全てのケースをご紹介したいところですが、今回は代表して3名の方の結果についてお伝えします。

 

 

上に示したグラフは、講座の前と後でお子さんの問題行動の激しさがどのように変化したかを表しています。BさんとCさんのグラフをご覧いただくとわかるように、たった4回の講座を受けただけでお子さんの問題行動が急激に落ち着いていっています。Aさんについては変化が期待するものよりかは緩やかでしたが、4回の短期セッションとしてはむしろこちらの方が自然な結果です。今後もセッションを継続していくことで効果は見込めたはずです。私たちとしては、4回の講座だけでBさんやCさんのように大きな変化が生じる方がいたことに驚いています。

 

 

2. 保護者の方のストレスが下がります

 

 

ストレスの変化.jpg

 

 

 

上にお示ししたグラフは、講座に参加した前と後で、保護者の方のストレスがどのように変化したのかを表しています。ご覧の通り、「緊張」や「抑うつ」、「疲労」といったものの数値が大きく低下しています。お子さんの問題行動については、改善が見られた方と見られなかった方が混在していましたが、ストレスについてはどの保護者の方も例外なく大き低下を実感しておられました。保護者の方がストレスなく過ごせると、お子さんに対する関わり方も余裕を持ったものになりますし、良い循環が生まれますね。

 

 

応用行動分析(ABA)は、専門家からの適切なアドバイスのもとに上手に行えば、たった4回のセッションでもこれほど望ましい結果が得られるものです。私たちは、無意味にセッションを引き延ばすようなことはせず、最短で効果が得られるように最大限努力しています。今回のように、”まずは1ヵ月のお試し”ということも可能ですから、どうぞお気軽にお問合せください。

2021-06-21 22:47:00

子どもの認知行動療法について、主にお子さんに関わる専門家の皆さんに向けてお話しした時の動画です。ふぉるつぁ(ABA Supply)では、北海道札幌市に拠点を置くカウンセリングルームですが、オンラインで全国どこからでもカウンセリング(認知行動療法)が受けられます。お子さんとその保護者の方はもちろん、仕事や人間関係に悩む大人の方のカウンセリングも受け付けています。

 

2021-06-20 20:17:00

先日お知らせさせていただいた友達づくりのソーシャルスキルトレーニング(SST)が、ZOOMを使用して札幌はもちろん全道各地からご参加いただけるようになりました。友達づくりや関係の維持に悩む10代のお子さんをお持ちの親子の皆さんは、是非ご参加ください。詳しくは、こちらのページをご覧ください。

2021-06-20 15:58:00

ふぉるつぁ(ABA Supply)では、保護者の方と相談のうえお子さんの増やしたい行動を決定したら、1時間のセッションの中でその行動が出てきた頻度をカウントします。「なんとなく変わった気がする」「最近こういう行動が増えた気がする」という漠然とした評価にならないように注意しています。例えば、「最初は1回出ればよかったという行動が、今では1時間で10回も出ていますね」「ここ2、3回のセッションでは、目標である数値を安定して達成していますよ」と説明された方が、保護者の方もお子さんの変化を実感できるでしょう。また、支援に携わっている私たちも、目標にした行動が増えていないことが視覚的にわかれば、何が原因なのか、関わりをどう変化させれば目標を達成できるのかを定期的に確認することができます。

 

 

反応記録表.jpg

反応記録グラフ.jpg

2021-06-20 15:41:00

ふぉるつぁ(ABA Supply)では、最初の1,2回のセッションと保護者の皆さんからの聞き取りに基づいて、お子さんの個別支援計画を作成しています。担当者がどのような行動を目標にして関わっているのか、どうしてお子さんにそのように関わるのかが保護者の方にも一目瞭然です。

 

お子さんによって目標の数は異なりますが、遊び、模倣、認知、表出言語、受容言語といった各領域からだいたい1~2つずつ目標を設定します。もちろん目標の中身について疑問があれば丁寧にお答えしますし、特にこの領域に力を入れて目標を立ててほしいというご要望があれば、できる範囲でお答えします。お子さんにとって最善な目標設定と支援の方法について、ご相談させてください。

 

以下に表示されているのが、私たちが使用している基本的な支援計画書のフォーマットです。単に大きな目標を設定するだけではなく、その目標を達成するためにどのようなステップを組まなければならないか、目標となる行動が観察できたときにどのように関わり、反対に目標とした行動がなかなか観察できないときにはどのように関わるかも具体的に示します。私たちは、この支援計画書を見ればご家庭でも保護者の方が専門家と同じ対応ができることを大切にしています。

 

 

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