ごあいさつ

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2018-03-07 09:21:00

狂犬病の予防注射については法律が変わらない以上、犬の飼い主には毎年1回注射の義務があることは現在のところ変わりません。確かに島国日本では昭和33年ごろの発生が最後であって、幸いなことに今まで国内での発生例はございません。この事実を毎年の予防接種の効果と見るか、水際での検疫の効果と見るかは議論の分かれるところです。

このような状況で、公に予防接種を委託される獣医師会に加入している病院では料金が決まっているのですが、都会ほど非獣医師会員が多い、特に川崎は半数以上が加入していないのですが、料金を国で定められた値段にする必要もないということで、ディスカウントするところが、僅かではありますが出没してきました。同じサービスなら安く提供してもらえる方が良いに決まってますが、そこは生命に関わる事ですから、一概には言い難いところです。

私は30年前東京で開業した時から1度も獣医師会に加入したことはございません。もちろん獣医師ですから、多くの学会やセミナーの会員にはなっております。獣医師会も他の業種と同じように、どうせ政治家と結託して税金のおこぼれにすがりつくような団体ですから、加入しても時間の無駄だと考えておりました。

ということで私の所は、いくらで打とうが自由なのですが、基本的に同業者と価格競争をする意思がないので公の値段に準じて行うことにしております。というのも価格破壊によって良くなった業界などないからです。

とはいえ、飼い主様にあまり利益にならない注射を打つということを考えると、私もやる気が出ませんので、今年から、ちょっと密度の濃い一般身体検査を無料でつけてみようと考えました。結構良いサービスを御提供できると思います。