新丸子ペットクリニック

血液検査機械は新丸子に開業した時に導入した機種だったのでまだ５年も使ってはいませんでしたが、メーカーの勧めで最新の機種を導入することにしました。良くなった点は使いやすさとスピードですが、内容としては血液の凝固系の検査が今までは院内でできなかったのですが、可能になりました。あまり使う頻度は高くはないですが、悪性腫瘍の術前チェックなどにはあると便利な検査です。簡単に言うと出血が止まりにくいことを術前にチェックできるということですね。機械の大きさもすっきりとしてきて、検査室が動きやすくなりました。

先日、ある方とお話ししているときに、見知らぬ先生の話に触れ、あの先生は獣医師会に入っていないらしいですよ、とやや批判めいた言葉が聞かれたのですが、実は私も入っておりません。３０年以上の小動物臨床経験がありながら勤務医の時代を含めて獣医師会に入っている病院で働いたのは最初の１か月だけです。つまり最初の病院は１か月で辞めております。

そもそも、獣医師会は、医師会や弁護士会の様なものとはかなり違いがあり、任意の団体なので加入しなくても問題になることはありません。ただ本人が利権に絡む恩恵に預かることができなくなりますので、生きていくには若干のパワーが必要かもしれません。私が世田谷区で開業したころは２０％くらいの人が非会員でしたが、現在では５０パーセント以上が非会員、川崎でも最近は半数以上が非会員となってきたそうです。

まあ、今となってはどうでも良い話ですが、利権の温床に預かって生きてこなかったという自分の人生を多少は褒めてもいいのかもしれませんが、私の場合は、最初に努めたところで、当時狂犬病のワクチンが年に２回ということもあり、その利権に関わって楽に大金が懐に入る現場を見てしまったことが、逆に反面教師となり、その後の人生には良かったかなと思っております。人に話したくなるような経験はいっぱいありますが、現在の政権下ではまだまだ利権が社会のルールみたいなものですので、秩序を乱すことがない様に口を閉じていようと考えております。

岩盤規制に風穴を開けてしまうという、利権をさらに強い利権で攻撃するという時代ですから、怖いですね。

二子玉川にお歳暮を出しに行ってきました。気分はすでにクリスマス。武蔵小杉と二子玉川、感じが似ている街なのですが、ちょっと二子のほうがおしゃれなムードが漂っているように思うのは私だけでしょうか。犬を連れて歩いている人も二子のほうが多く感じるのですが、まあこれからでしょうが小杉も頑張って華やかな街にしていきましょう。

ネットに送られてくるニュースを見ていたら、韓国のビジネスでクローン犬を誕生させ販売するというものが出ていた。すでに、米国や日本に販売実績があるとのことでした。価格は1頭、1000万円ということです。すでにどこかではクローン人間もできているかもしれませんが、例えば病気で臓器を失った場合に自分の遺伝子を持つ臓器があれば移植には何の問題もないわけですから、各パーツごとのクローンはまずは一般化するのではないかと予測されますが、こういうことは、やはり世界的なしっかりとした規制が必要であることは間違いないことでしょう。たとえば犬だから、という考え方ではよろしくないと思います。

科学や医療が発達してくると、人々は神の領域に接近してきます。誰かがどこかで線引きをしないと、神のほうが制裁を加えてくるかもしれませんね。例えば、クローン犬が10歳以上になると突然、恐竜になってしまい、人間を食い尽くしてしまうとか。んー、これは次回の小説のテーマになるかも。

前々回の続きとなりますが、初期にこの病気の兆候を発見できると、いくつかの取り組み方があります。一つは食事、もう一つはサプリメントです。専門医が推奨するサプリメントでアクティベートというものがあり、私のところでも、それを推奨しております。猫ちゃん用もございます。すでに使用しておりますが、結果が明らかになっていくのには数年たってからだと思いますが、成分をみると人間でエビデンスがあるものが中心ですので間違いはないかと思います。食事については、ご相談ください。