お知らせ
7/19有限会社サニープレイス代表取締役・一級建築士の岡村英樹氏の「高齢者の住環境」講義に参加させていただきました。
日本のバリアフリー基準や、アセスメント、利用者様の心理等・・普段は何気なく感じたり、「これは無理やろ」と妥協したりしている部分が、「こんなふうにできるんや」と凄く学びの深い講義でした。
今回の学びで考えないといけない事
♦メリットとデメリット
今まではスロープって勾配や位置しか考えなかったんですよ。「勾配きついな」「この位置でいいんかな?」っとか・・
でも今回学んだのは、スロープって帰りが上り坂になるって事・・出掛けて疲れて帰ってきて「あ~しんど・・」って疲れた時に上り坂になるんですよね・・ん~~~そこは考えた事なかった。何故考えなかったのか・・??
段差=スロープって提案するけど、されどスロープ スロープの奥深さを痛感し、メリット・デメリットを振り返らないと・・と感じる時間でした。
♦アセスメントの重要性
単に不便さを物で解消するのではなく、「何故」「何が」「どこに」が最小限必要であり、その場が快適になればそれで終了ではダメなんだと・・「こうしたから、こうなった」には続きが必要で、
例えば 動線が快適になれば動きやすくなる、動きやすくなれば立ちやすくなる、立ちやすくなれば歩きやすい・・=転倒リスクが増える
逆に、快適過ぎて本来努力し行われていた部分が消失してしまうっという部分もある。
リスク(快適すぎても良い)= マネージメント(多少の障壁があった法が良い) 実は同じなんだと・・
リスク=可能性 ん~~~これもまた奥深い学びとなりました。
♦利用者様の心理
今回改善提案に対してYESと言っていただけない理由を学びました。
1)他人の信念を変えることは難しい
2)心の恒常性維持機能(ホメオスタシス)
3)空間認知知能力の不足
4)家族への遠慮
長年住み慣れた場所で、色々な工夫をしながら生活してきた居場所に、見たことのない物を導入したり、改造したりってやはり抵抗ありますよね。それが快適に過ごせる為であっても・・
物を置いてて危険が沢山でも、利用者様にとっては その物を支えにして立ち上がってるかもしれない。この出っ張りが邪魔で危険が伴っても、利用者様にとってはそこを摑まりにしている手段かもしれない。
一概に快適さを提案するには、順序が重要だと・・
そう、イメージなんです!提案しても、簡単にイメージがわかないんです。当たり前ですよね。今まで工夫しながら長年過ごされてるのだから・・金銭面も大きいですし。
改修補助って言ってもイメージわきません。レンタル月々何百円って言っても、その何百円が、たかが何百円・されど何百円なんですよね。年間にしたらいくらかかる??っに繋がるんですよね・・
「私はこけない!」「今までこれでいけてたんやから!」と考える気持ちも十分解ります、解るんですが、人は年を重ねながら、気持ちと裏腹に徐々にADLは低下してしまうんですよね。
今は大丈夫でも、明日は同じように大丈夫では済まないかもしれない。大丈夫じゃなくなる前に予防しないといけない。それをうまく丁寧に伝える綱渡しが重要だと・・
トイレに行くのが大変、だから水分を控える。「何故水分を摂らない?」「喉が渇かないから・・」その返答の奥にある心理を私達はどこまで見抜く事ができるだろうか??
まとめ
人それぞれ身体能力・認知能力・障害部位・家族背景・住環境も違います。一番重要な事はアセスメントだと私はこの講義で感じました。主役は日中過ごす居場所であり、主役から繋がる脇役のトイレ・お風呂・台所等々・・
脇役に事故なく繋げる動線をどう改善し、本人が納得できる環境を提案できるか。それにはしっかり利用者様の話しを傾聴しながら、一緒に動線を体感し、危険への理解に同感してもらわないと事故は回避できない。
提案への納得がないと、必ず事故は起きる。「何故なら納得しない物は使わないから。邪魔な物が一つ増えただけにしかならない。」単なる事故の確率を私達が増やしてしまうだけになる。
岡村講師が話していた「ナイチンゲール看護覚え書の内容のほとんどは住環境についてである」の言葉にあらためて看護とはについて振り返る事が出来ました。
訪問看護師の仕事は 利用者様と利用者様の居場所で寄り添いながら看護を提供できる素敵な仕事です。
「住み慣れた居場所で望まれる生活が快適におくれるように・・」今回の講義での学びをしっかり念頭に置き、ひなスタッフは益々頑張ろうと意欲向上できたのは岡村講師のおかげです☆☆
明日から、いや、今から益々パワーアップします!! ありがとうございました。
事故で多いのは転倒であり、防止策として一番は「滑り止め」だと思うんです。
私も色々な利用者様のお宅や、施設等伺わせていただき、(ここに何かないと危険やなぁ~)(これ、滑るなぁ・・)(これ便利やなぁ~)等々と感じる事が多々あります。
けど、滑り止めってけっこう大変で、個々に応じてないと意味がないし・・簡単に滑り止めっていっても、個々により一概にこれが良い!と言えないんですよね・・
そんな時知り合いから聞いた「転倒防止の新技術」ん??どんなんやろ?と思い、話しを聞かせていただきましたが、話しを聞くだけだと解らない、って事で実際見せていただいてきました。
SGS(スリップ・ガード・システム)加工といって、石材に含まれる柔らかい成分を特殊液剤との化学反応で溶かし、床材に直接穴をあけるそうです。
その穴の大きさは約7マイクロメートルとの事・・まずその大きさは私のような素人には想像つかない数字ですが・・凄いんだと思います!
穴の数は成人男性の片足で一歩踏み込んだ場合、6~10万個の穴を踏んでいる状態になるそうです・・で、床が濡れると、それら無数の穴に水が入り、足底との吸盤力が強まるので、水の移動が抑えられて
滑りにくくなるんだそうです。
ってことは・・「滑らない為に、新しい素材を購入するわけじゃなく、面倒なテープとか貼る必要もなく、見た目も変ええないって事??」
そうなんです!今のままのタイル・石材・床材をそのままで、見た目も変わらず滑り止め加工が出来るんです!!これぞ新技術!だと驚きました。
私達訪問ひなスタッフは、聞いても見ても、やはり完璧に技術を知らないと良い説明は出来ないって事で、実際に体感もさせていただきました。
見た目は全く同じです。しかし・・実際に水で濡らしてもらい歩くと、右は全く滑りません!!右に加工施行されているらしく、近づいて観察しても・・見た目はほんとに同じでした・・・
私達ひなスタッフのお仕事の目的は、利用者様が今の現状を維持でき、希望される日常生活が安心して過ごせるように・・お手伝いを行わせていただくことです。
幸せに望む生活を過ごすためには、転倒が一番の強敵です。その強敵に立ち向かう方法は沢山あり、便利な介護用品も沢山開発され、過ごしやすい環境が整えられていると思います。
でも、新しい物を取り入れるのも一つの選択肢ですが、今ある使い慣れた物のまま、滑り止め防止ができる、この新技術は、私は凄く良いと感じます。使い慣れた、住み慣れた物がやっぱり
いいですもん。
今回縁があり「和泉市の マルゲン技巧さん」の新技術を体験させていただきましたが、大きな学びとなった1日でした!
またひなは一つ知識が増え、益々意欲が沸いています。ありがとうございました。
帰り道、虹がでていました!
【明日からも益々がんばるぞ~~~】 ひな 井ノ本でした!(^^)!
*ちなみに、こっそりマルゲン技巧の社長様をパパラッチさせていただきました(≧▽≦)
訪問看護ステーションひなでは、リンパマッサージの無料体験を行っています。
訪問でのリンパマッサージが好評であり、「足のむくみが取れて楽になった」「足首の動きにくさが取れた」「マッサージの後は体がポカポカと温まる」・・・等々実際にリンパマッサージを体験された利用者様からのお声です。
リンパマッサージは体内の老廃物を除去し、代謝アップ・免疫力アップ・浮腫みの改善・ストレスの解消・疲労回復・腰痛・便秘等々沢山の症状に効果があります。
無料体験は当事務所内にて行ってます。訪問でスタッフが不在時もありますので必ず事前にお電話でご確認のうえお越しください。*送迎は行っていません
尚、リンパマッサージの他、介護相談や医療相談等も随時行っています。
「お気軽にお越しくださいね」
*リンパマッサージ希望される方は、現在お使いのローションや乳液等、ご自分のお肌にあった保湿剤をご持参ください。
ひなのリンパマッサージ
訪問看護ステーションひなは リンパマッサージを自費ではなく訪問看護に導入しております。
ひなステーションでは、リンパセラピスト資格保有者がおり、
訪問看護の中でリンパセラピーを受けていただけます。
特別な料金はいただいておりません。
基本、訪問看護サービス内容に含まれておりますので訪問看護料金のみで受けていただいてます。
リンパセラピーの定義は
「身体の中から美しく健康になる」ことを基本的な考えにしており、
「健やかな癒し」を利用者様にお届けさせていただきたいと思っています。
浮腫の強い利用者様の改善例も多数あり大変喜ばれています
浮腫は毎日のケアが大切になります。
重症化すると足の関節が動きにくくなったり、痛みを伴い日常生活に様々な支障をきたします。
ご希望の方は是非一度リンパマッサージを体験してみて下さい