錦絵 ~PHOTO~ 

訪問着
2013-12-08 18:00:43
小袖復刻着物

江戸時代中期の、縮緬地にうこんと浅葱で染められた小袖を再現した着物です。
屋形船と小舟を友禅染で表しています。
一見関連のない2つの意匠を、竹垣で区切る手法がお洒落な友禅染の作品です。

 

まるささんが博物館で着物ご覧になった時に
仕入れた着物の中に偶然同じ柄のものをお持ちということに氣付かれたそうです。
見せて頂いたときに、カラフルでおしゃれだと思いましたが
江戸時代のデザインということに驚きました。

2013-12-08 18:02:50
小袖復刻着物 屋形船

屋形船に寄ってみました。

一枚の反物の別々の場所で染めているのに、縫い合わせ部分もちゃんと柄が繋がっています。

お着物の世界では当たり前なんですって。

2013-12-08 18:03:49
小袖復刻着物 博物館写真

博物館に展示されていた着物です。

2つ戻って見比べてみて下さい。

2013-11-11 18:55:04
貝紫 訪問着

貝紫は何千匹の貝からわずかしか取れない幻の染料。
故吉岡常雄教授が復元に大きく寄与したそうです。

 

伝承では、貝紫の糸染めがメキシコ高地の少数民族の
通過儀礼になっていたのだそうです。
青年が遠く離れた海へ旅立ち貝を採取して分泌物で糸を染めます。
この数ヶ月に渡る過酷な旅を経て出来上がった糸を贈って
意中の女性に求婚し、贈られた女性は糸を織り上げ、
それを持ってお嫁入りしたのだとか。

 

ちなみに、とってもわかりにくいのですが
貝紫が使われているのは白い中に描かれているほんの一部
所々見えるぶどう色のところです。
この着物全部を貝紫で染めると、えらいことになります。

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