人間国宝：中村勇二郎作

川端康成さんの本の表紙に抜擢された柄です。

勇二郎さんの代表作で、てっせん（花の名前）の柄です。

彫刻刀を88本も使った力作です。

染は、藍の草木染めです。

龍田川川と呼ばれていた柄ですが、

ノーベル賞作家川端康成が、装丁本に使用したことから

後に川端柄とも呼ばれるようになりました。

上と同じ柄ですが、こちらが装丁本の色です。

人間国宝：中村勇二郎作

さや二枚型です。

この作品で人間国宝に認定されました。

型紙を2枚使って極細の模様を浮き上がらせています。

2枚の型紙が全く ずれなく彫られている、神業に近い技術です。

染める方の技術も必要な逸品です。

染は藍の草木染めです。

人間国宝：中村勇二郎作

江戸小紋の柄が100柄入っています。

これは、まるさ店主が発案し、着物になりました。

勇二郎さんが彫られた型紙の柄見本を100柄選んで、着物に染めつけました。

絵羽になっており、訪問着としてお召になれます。

染は、藍の草木染めです。

「百選」の仮絵羽です。

肩山のみ大きな絵柄で、訪問着付。

前も後も、すべて絵柄が上に向いています。

八掛けにも江戸小紋の柄がつけられております。