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『今年も一年、ありがとうございました!』
本当に一年経つのは、早いものですね~。
インフルエンザが流行ってますが、みなさまは大丈夫でしょうか?
私は流行りものに疎いので、寒さに負けず元気にやっておりますよっ!
またまた久しぶりの更新!!
今回は、ちょっと真面目なお話。
さて、早いもので『TOYS BREWERY』の稼働も4年目に突入しております。
日々、いろいろな事を思慮し試行錯誤をしています。。。
当ブルワリーは、大変に小さくて生産量も限られています。
まさにマイクロブルワリーってやつですね。
生産量が限られているという事は、ある程度売上も限られてしまいます、、、
ですので、スタートアップは小資本で行い、健全な運営の目途が立った時点で事業拡大できればと考えていました。
実際に開業前の事業計画書では、5年目くらいにブルワリーのスケールを前提に作成しております。
よって実際に他ブルワリーを何件か見学してお話を聞かせて頂いたり、業者さんに見積をお願いしたりしております。
ただ、私が思うにはクラフトビール市場の成長が、毎年たくさん開業しているブルワリーに対して追いついていない様に感じます。
簡単に言い換えると、供給に需要が追いついてないって事ですね。
莫大な資金を投入して大きなブルワリーを立ち上げ、沢山ビールを作っても売れないと本当に困ってしまい経営面でもかなり厳しいですよね。
大きなオートマチックな設備には大きな維持費も必要となってきますしね。
原料仕入れや生産量と出荷量、設備の大きさ、発酵タンクの数量など様々なバランスを保つのも難しくなってくるとも思います。
現状、群雄割拠のクラフトビール業界で差別化し、ブランディング、プロデュースするのは資金面も含めて、なかなか至難の業ではないでしょうか。
それらを踏まえると『TOYS BREWERY』の行く先を軌道修正した方が良いのではないかと現在は思っています。
要はマイクロブルワリーである現状の『TOYS BREWERY』をいろんな側面からブラッシュアップして売上の確保を目指します。
具体的にはタップルームのビールタップを増やし沢山の種類のビールを楽しんで頂ける様にするだとか。
フードメニューを充実させるだとか。自社イベントをうつだとか。空冷式サーバーの作成を請け負うだとか。
開業支援の有料コンサルを請け負うだとか。PBビールの作成だとか。他にも出来る事は、まだまだたくさんあると思います。
これぞ『弱者の戦法!!』
「弱いけどー 小さいけどー 負けるとはー 限らないぜーっ!」
「強いからー 大きいからー 勝てるとは~ 限らないぜぇーっ!!」
ちょっとまとまりのない文章になってしまいましたが、ひとえに応援して下さる皆様のおかげで『TOYS BREWERY』は成り立っております!
今年も一年間、ご愛顧を頂きまして誠に有難うございました!!
今後も皆様の応援に応えられる様に努めて参りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
TOYOHASHI BREWING COMPANY 合同会社
代表 小野圭太
『恐るべし消費税、、、』
こんにちは!
すっかり秋めいてきましたねー
『TOYS BREWERY』小野です。
またまた、久しぶりのブログ更新。。。
今回は『税金』と『価格改定』のお話。
『TOYS BREWERY』は、私が代表を務める法人格『TOYOHASHI BREWING COMPANY 合同会社』が運営しております。
実質、私一人で運営してる様なものですが、、、
弊社は、8月末で決算で4期目を終え、只今5期目に突入しております。
早いものですねー。
税理士事務所さんから決算報告書が届いたのですが、表題にもある『消費税』も計上されています。
この『消費税』法人立ち上げ後、むこう3期目までは、「はじめは、お金のヤリクリが大変ですよね~」という事で納付を免除されます。
そんな訳で弊社は、初めて『消費税」を納付するのですが、コレがなかなかの金額、、、
ある程度予想はしていましたが、想像以上でした。
【恐るべし、消費税】
さらに加えて、原料高や光熱費の高騰、インボイス制度、最低賃金の改定。
零細企業には結構厳しい状況になってきていて、弊社も例外なく難しい経営を強いられています。
私の思いとして、『クラフトビール』をある程度気軽に楽しんで頂ける価格での提供を心掛けてきましたが、11月より値上げをさせて頂きます。
大変心苦しいですが、その他の部分で違った付加価値を提供できる様に務めて参りますので、何卒ご理解のほど宜しくお願い申し上げます!
また、営業時間や定休日、その他もろもろ健全な運営を出来るように見直していきますので、そちらも併せてお願い致します。
『TOYS BREWERY』が無くなってしまうと、私は本当に困ってしまいますし、みなさんも寂しいですよねー!!
と、いう訳で皆々様、たくさんビールを飲みに来てさいねーーー
『クラフトビールとは?』
こんにちは!
しかし、梅雨も明けて暑い日が続いていますねー、、、
『TOYS BREWERY』小野です。
久しぶりのブログ更新。。。
最近、『クラフトビール』という言葉をあちこちで聞いたり、雑誌で特集されたりしていますよね。
そもそも『クラフトビール』って、何ぞやって思っている方も意外と多いのではないでしょうか?
何となく『クラフトビール』という言葉を使っていませんかっ!!
でもしかし、ある意味でそれが正解なんです。
実際に、ちゃんとした定義はなく、みなさんのそれぞれの解釈でいいんです。
ただ、私が思うに一般的に言われているのは、だいたいこの3点ではないでしょうか?
まず、1点目。『小規模生産である事』
これは、解りやすいですよね。大手ナショナルビールメーカーさんに比べて小さな設備で作っているという事です。
TOYS BREWERY では、7坪の矮小スペースで年間6,500Lのビールを作っています。
次に、2点目。『職人によるビール造り』
大手ナショナルメーカーさんですと、クリンネスの面や商品の供給安定の維持などなどの事、ビジネス面での制約もあり、あまりチャレンジ的な要素の強い商品の開発は難しいと思います。
要は、万人に受け入れられる商品、求められる商品が最優先されると思います。
一方、小さなクラフトビールメーカーでは、チャレンジングな商品や賛否両論ある様なビールをたくさん作っています。
それが個性になり、大手ナショナルビールメーカーさんや他のクラフトビールメーカーさんとの差別化に繋がり、クラフトビールの魅力になっています。
最後に3点目。『過去に衰退してしまった地ビールとの区別、差別化』
1994年の酒税法改正により、ビール醸造免許取得のハードルが下がった事により、各自治体などの『ビール』による町おこし的なビール会社が乱立し、地元のお土産ビールの様な位置づけでの俗に言う【地ビールブーム】が巻き起こりました。
ただ、大きな資本を投下して高価な設備を揃えたにも関わらず、当初は大したノウハウも無く、ビール醸造に精通した人もおらず、粗悪な商品も多かったのではないでしょうか。
そんな感じで『地ビール』の印象は、『高くて美味しくないビール』という悪いイメージの物になってしまいました。
『地ビール』に対する期待がとても大きかった分、この様になってしまいガッカリ感も大きくなってしまったのは否めませんね。
この『地ビール』のネガティブなイメージを払拭する為、全く違ったモノという事を訴求する為にアメリカで使用されていた『クラフトビール』というワードを全面に打ち出しているのです。
当時とマインドは違えど、同じ事をやっているんですけどね。。。
あと、おまけで私が思う『クラフトビールの定義』を、もう一つ!
【とても『自由』で『楽しい』飲み物】 コレにつきます!!
この事については、また別の記事で書かせて頂きますね。
さて、如何でしたでしょーか?
今回の件は私の考えでして、正しいとか、正しくないとか、の話ではありませんので、その点は了承して頂けると幸いです。
別に人それぞれの考えがあった方が、話していても楽しいですしね!
さらに『クラフトビール』は、とても『自由』で『楽しい』飲み物 ですからー!!
『クラフトビール』と『発泡酒』⁉
こんにちは!
『TOYS BREWERY』小野です。
いきなりですが、みなさま『発泡酒』についてどんなイメージをお持ちでしょうか?
びっくりされるかもしれませんが『TOYS BREWERY』で醸造しているのは、酒税法上では全て『ビール』ではなく『発泡酒』です。
今回は、酒税法上の『発泡酒』についてのお話です。
ちょっと前、ご依頼があり60人ほどの方々の前で『講話』をさせて頂いたのですが、その際に軽くお話ししたところ、みなさんのほとんどが知らなかった内容となります。
『発泡酒』というと、麦芽(モルト)の代わりに違う材料も加えて作った、ビールもどきの少し安価なビール飲料というのが、みなさんの認識だと思います。
大手ビールメーカーさんのCMで「麦芽100%っ!」とか謳ってたりもしますよね。
酒税法上(少し省略して簡単に必要な部分のみ書きます)
『ビール』麦芽比率が50%以上、かつ副原料として認められた物のみ使用している事。
ここから逸脱すると『発泡酒』となります。
ちょっと、ややこしいですよね。。。
「じゃー『TOYS BREWERY』は、麦芽を少なくして、麦芽比率を50%以下で醸造しているの?」と、思われますよね。
いえいえ、ほぼ麦芽比率100%で醸造してます!
「じゃー、なんで『発泡酒』になるの?」と、今度は新たな疑問が浮かびますよね。
酒税法上の要件、ビールは【副原料として認められた物のみ使用している事】というところがミソで、副原料として認められていない物を使用した場合は、たとえ麦芽比率100%で醸造しても『発泡酒』となるのです。
しかしながら『TOYS BREWERY』では、敢えて『アイリッシュモス』(岩苔)という自然由来で無味無臭の清澄材(ビールに入れる事を認められていない副原料)を数グラム加える事で、わざと『発泡酒』にしています。
これまた、「わざわざこんな事までして、なんで『発泡酒』扱いにするの?」って、思われると思います。
これには、醸造免許の要件が深く係わっているのです。
主に、醸造免許は『ビール醸造免許』と『発泡酒醸造免許』に分かれており、『ビール醸造免許』は、年間60,000リットル醸造できる設備を有していないと付与されません。
資金力がないと初期投資に大きな設備は導入するには難しいですよね。
一方で『発泡酒醸造免許』は、年間6,000リットル以上醸造できる設備があれば免許が付与されます。
勘の良い方は、もうお分かりですかね。
要は小さなブルワリーでは、酒税法上ビールを作れないので、『発泡酒醸造免許』を取得して、工夫してビールと同じ品質の『発泡酒』を醸造しているのです。
酒税法上の品目は『発泡酒』となるので、ラベルに「ビール」や「BEER」とか記載できないのが、悲しいです、、、
それなのに麦芽比率はビールと同じなので、酒税はなんとビールと同じ金額が課せられてしまいます、、、
本当に、ややこしいですよね。
ですので、小さなクラフトビールメーカーの作るビールは、ほとんどが酒税法上『発泡酒』という扱いになっていると思います。
ただ、品質(原料)はビールとなんら変わらないと思って頂けましたら幸いです!(※例外もありますー)
今回は、『クラフトビール』と『発泡酒』という内容でしたが、私自身も文章にするのに大変難しかったです。
ちゃんと伝わりましたかねー?
また、感想を聞かせて下さいませ。
小規模ブルワリー 開業支援 始めます!
こんにちは!
『小規模ブルワリー 弱者の戦法 開業支援』始めます!
ご興味がある方は読んでみて下さいませー。。。
以下、コピペ。
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こちらに来て頂いている方は「ブルワリーを立ち上げたいっ!」と少なからず思っている方だと思います。
しかしながらビール業界は、なかなか参入ハードルの高い業界で、何から手を付けて良いのか分からない方が大半ではないでしょうか?
私もド素人で、ただの酒好きで始めましたので、本当に本当に大変でした。
まずは、醸造免許申請において3要件が立ちはだかります。
①人的要件
「ビール作る技術、知識、経験あるのー?」
②場所的要件
「ビール作れる場所と設備、道具あるのー?」
③金銭的要因
「そもそも、お金あるのー? 借りれるのー? 売り先あるのー? 採算合うのー?」
こんな具合ですので、これらを証明する書類を作成したり揃えていくのですが、他にも関係各所に問い合わせて、法律や自治体の条例などなど多種多様な事柄において確認をして、問題がないことを税務署に書面で証明しなくてはなりません。
ここから税務署との不毛なやりとりが数か月間続きます。なんとか申請書の完全版を作成して提出。
それでOKになれば次は国税庁の審査に進み、そこでもOKであれば、申請した設備内容や器具の検査、醸造知識があるのかを確認にブルワリーへやってこられます。
現地検査がOKであればその後、醸造免許が付与されるのですが、この一連の流れで6カ月~12カ月くらいでしょうか。
例外的にですが犯罪歴があったり税金滞納があったりすると、もうそこでアウトです。
免許申請だけでもかなりの労力と時間を費やしますね。
現在、クラフトビールブームで毎年100件ほどのブルワリーが新たに誕生しております。
今後もこの様な状況が続いていくと思いますが、市場の拡大が追いついておらず過剰供給となってきており、この先淘汰されていくブルワリーも出てくるのではないでしょうか。
さらにビールの品質は、設備の良し悪しで9割方決まるとも言われており、その醸造設備はとても高額です。
私も理想の醸造設備を夢見て、見積を業者さんにお願いした事が何度もありますが、設備だけで概ね3,000万円~8,000万でした、、、(生産能力に比例して変動)
他の費用を考えると、なかなか難しいですし、もし資金を調達できたとしても、かなりリスクが高いですよね。
ビール飲料の国内消費が年々減少していくなか、国税庁がいつ醸造免許の付与を停止するかもしれないし「それでもブルワリーを立ち上げたいっ!!」という方向けにスモールスタートでの開業支援を行います。(※有料)
『TOYS BREWERY』の醸造システムは、アナログでアメリカで行われているホームブリューイングを参考にDIYメインで作った設備、小ロット(150L)での醸造です。
みなさんがイメージしているだろうカッコいい設備、器具とはギャップがあるかもしれませんが、整備に数百万円ほどの低予算で行えます。昨年実績で約6,500Lの生産能力です。
ただ、この少ない生産能力ですと卸売り(卸価格)メインでビールを出荷すると薄利でなかなか経営が立ち行かないかと思います。
ですので、飲食店を併設してこだわりのお料理と自家醸クラフトビールで提供するというブリューパブを提案します。
なので主に飲食店をすでに経営されている方、または飲食業界の経験が豊富な方に向けた提案です。
コレなら分かりやすく差別化もできますよね。
現に『TOYS BREWERY』でも併設のタップルーム(ビール飲料メインの飲食店)での販売がメインで黒字経営をしています。
ここで一点、疑問がある方もいらっしゃると思います。
「さっき醸造設備の良し悪しがビールの品質を決めるって言ってたじゃん!このアナログ設備で大丈夫なの?」
ご心配なく!
確かに出来ない事もたくさんあり、原料の歩留まりも悪く、難しい面もたくさんありますが、知恵を絞って工夫をすれば、ちゃんと美味しいビールが作れちゃうのです。
現に『TOYS BREWERY』のビールをコンペに出品した際、敢えて名前は出しませんが超大手クラフトビールメーカーよりも上位に評価された事もあるのです。
支援内容としましては、場所選定、設備や器具、醸造免許申請へのアドバイス、レシピ構築、座学、醸造指導(当ブルワリーにて)、原料仕入れ先の紹介などのサポートなどなど。
但し実際に行動していただくのは依頼者様で、こちらはサポートとアドバイスのみの提供となります。
スタート地点に立つまでのお手伝いで、経営的な安定を保証するものではありません。
この他の詳細については、直接お会いして1時間ご説明させて頂きます。
ご希望の方は、HP上の『お問い合わせフォーム』からお願いします。
※但し、すぐに対応できない場合もありますのでご了承下さい。
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