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新政クラブニュース
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貝塚市環境整備と活性化をめざし住みよいまちをつくるための条例が可決!議員提案条例!
貝塚市民のみなさん。
貝塚市議会新政クラブです。
私たち新政クラブがこの1年間議会で取り組んだ事をお伝えいたします。
◎新政クラブが条例案作成・提案
市民のみなさんがご承知のとおり、空き家・空き地においては、倒壊の危険性、繁茂する雑草、ゴミの不法投棄、害虫の発生、火災の危険等、防災・防犯の観点から様々な問題が発生しています。 これまで「貝塚市環境保全条例」等で、貝塚市も対応してきていますが、一向に改善が進まない中、新政クラブではこの問題に何とか取り組もうとこの一年間、全国各地の先進都市への視察を行い条例化にむけて検討を進めてきました。
その事を受けて、本年三月の第一回定例会において、新政クラブが提案者となり「貝塚市環境整備と活性化をめざし、住みよいまちを作るための条例」を制定することができました。
◎条例の主な内容
この条例は、通称「空き家・空き地等適正管理に関する条例」とし、その名の通り、空き家や空き地等を適正に管理できていないと通報があった時に、行政は持ち主に対し実態調査を行いその結果次第では左記の行為を行う事を規定しています。
指導
↓
勧告
↓
公表
↓
措置命令
↓
罰則(5万円以下)
↓
代執行
指導とは生活環境及び安全を阻害する恐れがあるときは、管理方法の改善等の指導ができます。
勧告は指導に従わない場合、期間を定め勧告することができます。
公表とは勧告に従わない場合は、氏名、住所、命令・勧告の対象所在地を公表する事です。
措置命令は指導又は勧告に従わない者に措置を講ずるよう命令することができます。
罰則は必要な措置を講じなかった者に対し、五万円の過料を科すことができます。
代執行は命令に従わない場合、行政代執行法に基づき代執行を行い、その費用を持ち主から徴収しなければならない。
以上が、「通称、空き家・空き地等適正管理に関する条例」の内容となっています。
私たち新政クラブでは、この条例を制定させるために、全国各地の先進都市を訪れ、条例化実現に向け取り組んできました。
◎共産党議員団・新拓進クラブ・無会派議員が反対する。
本条例案については、三月七日開催の総務常任委員会にて集中審議を行い、新政クラブ・自由市民・公明党議員団の賛成、共産党議員団・新拓進クラブの反対により、賛成多数で可決され、三月十五日の本会議にはかられました。
本会議が三月十五日に開催され、新拓進クラブと共産党議員団から反対討論が行われた後、賛成多数で可決されました。
共産党・新拓進クラブの反対の理由は、広く市民の意見を聞くべきという主張を行いましたが、私達は市民からの数多くの苦情・相談を受けての提案であり、進め方に何ら法的に問題がない事から、一日も早く制定させ、実態の改善に努めたいと考えています。
賛成会派
新政クラブ・自由市民・公明党議員団
反対会派
共産党議員団・無会派議員
退席会派
新拓進クラブ
◎住みよい貝塚市を作ろう!
今後、私達新政クラブは規則等をまとめるにあたり、広く意見を聞きながら進めていきたいと思いますし、今回の取り組みを通じて、安全・安心のまち貝塚をめざして取り組みたいと思っています。
新政クラブのメンバー
真利 一朗(まり いちろう)
厚生常任委員会委員、議会改革検討会委員、防災・環境問題対策特別委員会委員、岸和田貝塚清掃施設組合議会議員
阪口 芳弘(さかぐち よしひろ)
第67代副議長、厚生常任委員会委員、議会だより編集委員会副委員長
松波 謙太(まつなみ けんた)
総務常任委員長、防災・環境問題対策特別委員会委員、都市計画審議会委員
南野 敬介(なんの けいすけ)
議会運営委員長、産業常任委員会委員、病院問題対策特別委員会委員、議会だより編集委員会委員、議会改革検討委員会委員
◎新政クラブ行政視察報告
私たち、新政クラブは、この一年間で全国各地を訪れ、行政視察を行い、貝塚市政に反映してきました。
●7月5日~7日(政務調査費使用) 釧路市「商店街・中小企業向け助成制度」、
帯広市「産業振興ビジョン」
富良野市「ごみの分別とリサイクル」
●8月25日~26日(政務調査費使用)
勝浦市「きれいで住みよい環境づくり条例」
君津市「市税一%支援事業」
●11月8日~9日(交通費のみ政務調査費使用)
安来市「議会改革の取り組み」
松江市「空き家を生かしたまちづくり条例」「議会改革の取り組み」
●1月24日~25日(政務調査費使用) 所沢市「空き家等の適正管理に関する条例」
羽生市「キャラクターを活用したまちおこし事業」
●2月20日(自費)
名張市「あき地の雑草等の除去に関する条例」
昨年一年は、特に「議会改革の取り組み」と「空き家・空き地管理」に力を入れて視察先を選び、行政視察を行ってきました。
その成果として、議会改革検討会の議論に生かしたり、表面の「条例」制定につながったと思っています。
その他のテーマについても、年四回行われる定例会や各種委員会等でも取り上げながら貝塚市政に反映させたいと考えています。
◎新政クラブ政務調査費
収入
政務調査費 960,000円(240,000円×4人)
支出
調査旅費 830,840円(行政視察旅費・宿泊費)
資料作成費 75,028円(会派インターネット・電話代・事務用品)
資料購入費 55,000円(自治体情報誌購入代)
支出合計 960,868円
不足分868円については、会派会計(各自毎月1万円徴収)より補てんしています。なお、会派ネット代の2~3月分についても会派会計より支払いました。
◎議会改革検討会
貝塚市議会では、昨年6月より、「議会改革検討会」が開催され、開かれた議会づくりにむけ議論が繰り返されています。ここではこれまでの決定事項を掲載いたします。
◎予算・決算特別委員会の意見の整理について各会派で極力精査し少なくする。
◎加入している全国協議会の検討については、「全国高速自動車道市議会協議会」は脱退、「全国自治体病院経営都市議会協議会」は継続。
◎充て職の委員報酬の見直しについて
①委員報酬について、監査委員、農業委員会委員は現行通り、その他の委員会等の議員への委員報酬は廃止。
②貝塚市文化振興事業団評議員は1名減員を申し入れ、そのほかの委員は現行通り
◎政務調査費について
①使途基準については、日常的なガソリン代、携帯電話利用料、FAX・インターネット(家庭用)の利用料は政務調査費使途内訳について申し合わせより外す。
②旅費計算方法について、職員旅費規定に準じ計算した額を上限とし、その中で実費。レンタカー・自家用車の使用を認める(ガソリン代・高速代等実費計算=走行距離も記入)
③額は36万円で要望する(2会派が時期尚早、3会派が来年度(24年度)予算からとする旨を伝える)=新政クラブは来年度予算より実施と提案しています。
④政務調査費収支報告書及び視察・研修報告書はホームページに掲載。
◎24年度からの常任委員会視察については、①視察目的を明確にし、②担当課の随行を求め③視察報告や市政への提言は、常任委員会正副委員長を中心に決定④視察先は、近隣市へ日帰り視察を優先⑤報告書は正副委員長が作成。
◎議員の町会長の兼務等については、「町会長及び市から補助金を受けている団体の長と議員との兼務は好ましくない」と申し合わせに記載。
◎本会議の一問一答制については、①従来通りの一括質問制と一問一答制の選択制とする②発言場所=一括質問→初回が演壇、再質問以降は自席。一問一答制→発言者席。理事者答弁→一括は初回演壇、再答弁は自席。一問一答→自席。③質問回数=一括→3回以内、一問一答は無制限。④時間制限→双方とも答弁も含め60分以内。⑤代表質問=初回→演壇、再質問は発言席。
◎インターネット放映については、24年度より整備を始める。
◎会議規則の見直しについては、検討会の議論を受け整理する。
◎市長の反問権については、答弁者全員に反問権を与え、反問できる範囲は「質問の趣旨・内容の確認」と「論点の背景・根拠の確認」とする。
◎委員会のロビー放映については行う。
詳しく(その他について)は貝塚市ホームページに掲載しています。
編集後記
●年一回の発行したいと思いながらこの時期になったのも、三月議会で「条例」を提案してからと思ったからです。お許しください。
●昨年三月十一日の東日本大震災をうけ、我が会派よりこれまでの「関西国際空港問題対策特別委員会」と「環境問題対策特別委員会」を統合し、「防災・環境問題対策特別委員会」の設置を提案し了承されました。
●会派として社協のボランティアバスに参加し南三陸町に行かせてもらいました。自然の脅威をまざまざと見せつけられました。一日も早い復興を願うとともに、何らかの支援に取り組みたいと思います。
●今年からインターネット中継が始まります。直接議場にこなくても議会の議論を見守って下さい。
●市民の皆さんのご意見を「新政クラブ」にお寄せ下さい。あなたの声が市政を動かします。
真利 一朗・阪口 芳弘
松波 謙太・南野 敬介
(陽春)