基本の素材 天日塩
パンには、より自然に近い製法で作られた天日塩(てんじつえん)を使用しています。
一般的な「釜焚結晶」と「天日結晶」の違いは、海水を濃縮する温度が低温で、濃縮される(水分が蒸発する)速度も違います。
その一番の違いは、淡いエグ味の成分です。
釜焚ですと、カルシウム分は比較的コチコチに硬くなり、一方、天日はジンワリと固まりになるので、緩く固まりサクサクといった感じで、比較的溶けやすくなります。
また、マグネシウム分とカリウム分は、同じような速度で結晶し、海水の苦味(マグネシウム分)と酸味(カリウム分)のバランスを保ちながら塩が出来ていきます。
これが、天日塩の美味しさの秘密です。
古代ローマ以来の塩の産地、カマルグ
カマルグは、南フランス・アルルの南、ローヌ川から地中海沿岸に広がるデルタ地帯にある広大な湿原で、フランスを代表する塩の大生産地です。雨が少なく日照時間が長いという気候を生かして、古代ローマ時代から地中海の海水から塩を作り続けています。
カマルグの塩は、地中海の恵まれた美しい環境からの恩恵を受けてつくられた南仏プロヴァンス地方の産物です。
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カマルグ グロ・セル SEL GROS DE CAMARGUE
塩田の水底に沈んでいるきめの粗い塩です。
自然の白さで、形はふぞろい、 多少の湿気を 含んでいます。 |
楽天市場 (株)岩手屋より
http://item.rakuten.co.jp/iwateya-pro/cama-03/