お知らせ
2017-11-26 15:11:00
いちょう祭りでお世話になった森上工務店さん(www.daiku-morikami.com)は、kukkaの店を建てて下さったベテラン大工さんです。八王子でなんと、300年も代々続く大工の家系だそうです。
大変気持ちを込めて工房兼店舗を作っていただいたので、ここでちょっと紹介をさせてください。
森上さんが、離れたところから一日に何度も何度も建物全体を眺め、バランスを確かめていらした夏の日々が思い出されます。
まるでおもちゃの家のような可愛いさ。
小さいながらもお洒落な窓辺。
窓売りで販売しています。
販売カウンターの中はこんな感じです。
工房内の内装も素敵に仕上げてもらいました。
英国アンティークのステンドグラスを嵌めました。グラスのカットが光を集め、意外なほどの明るさが部屋にもたらされます。
ショーケース脇に置くベンチも作ってもらいました。両脚の脇にハート型に見えるくり抜きは猪目といって火災を防ぐ伝統的なお守りの文様で、神社仏閣にもよく見られると教わりました。
床には無垢の杉板が貼ってあります。柔らかい素材なので腰を痛めないそうです。柔らかいだけにキズがつきやすく、こまめに拭き掃除をする必要があるため一般にはあまりお勧めしていないそうですが、私はこのやさしい感触が気に入っています。kukkaの酵母菌にとっても居心地のいい住処になっているのではないかと想像します。
東京オリンピック会場の設計を担当されている建築家隈研吾さんは、日本の大工さんの木を扱う技術は素晴らしく他のどの国の人たちよりも優れていると言っていました。そうしたものが継承されるよう、私も一人でも多くの人が木の良さに気づき味わう機会が得られることを願っています。