赤ちゃんの命名
ドッグショーの出陳時や出産、交配以外は不要なので、多くの方が興味を持たれないようですが、血統証明書とは人間の「戸籍」にあたるものです。
登録申請は繁殖者(=母犬の所有者・わたし)が申請し、JKC犬籍原簿に登録され血統証明書が発行されます。
これは人間に例えると「出生届」で、犬籍原簿は永久に管理されます。
犬種には、それぞれ理想の姿を定めた「犬種標準(スタンダード)」があります。
これらの形態や特徴はすべて両親から受け継いだものであり、またその両親も、それぞれの両親から受け継いできたものです。
繁殖をする際は、優れた犬質の維持向上のため、生れた子犬が犬種標準により近くなることを目標にします。
それこそが「ブリーダー」の仕事です。
どの祖先より受け継がれた資質かを研究するため、両親犬だけでなく祖先犬にまで遡って過去を知ります。
数代前の祖先まで遡って記載されているので、交配相手を決める上で必要な資料です。
ペットショップさんからのパピーはすでに名付けられていて、残念ながらオーナー様ご自身が名付け親にはなれません。
普段呼ぶコールネームと、血統書ネームの二つを、どうぞオーナー様が決めてあげてくださいね。
もちろん、同一でもOKです!
ご自身でつけられたお名前が記載された証明書は大切な持ち物として愛着を持たれるようです。
これはブリーダーからお迎えしたパピーだけの特権です。
W.P. IPPUKU ◯◯◯◯
いってらっしゃい、いってらっしゃい。
間違えないよう細かい文字でコツコツと書き込みます。
一人ひとりの名前を書きながら、子どもたちのこれからを想像しながら。
愛情こもった血統書名、どうぞ決めてあげてくださいね!