お勧め図書

2023-01-11 15:01:00

お勧め図書②

多くの理学療法士が病院や施設系統に勤務し、専門職(技術職)であると同時に会社員として働いていると思います。
どちらの立場をとったとしても、上司や同僚などとのコミュニケーションは必須ですし、その能力が高いに越したことはありません。
そこで今回紹介するのは『ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7つの技法』という書籍です。一般的に必要とされる論理的思考力やプレゼンテーション力は“ブライトサイド・スキル”と呼ばれるものです。
一方、人や組織に影響を与え、動かす力や厳しい意思決定を断行できる力などを“ダークサイド・スキル”と呼びます。
世間がこのような状態ですので、一人ひとりが会社の貴重な戦力になるためにも、表向きなスキルだけでなく、人間くさい・泥くさい能力がより必要なタイミングなのかもしれません。
お時間ございましたら是非、手に取ってみてください。

ダークサイドスキル.jpg

2022-10-26 13:19:00

お勧め図書①

今回紹介するのは、宮野公樹氏の「問いの立て方」という本です。
宮野氏は「学生・研究者のための伝わる! 学会ポスターのデザイン術」や「学生・研究者のための使える!PowerPointスライドデザイン伝わるプレゼン1つの原理と3つの技術」の著者であり、一度は書店で見たことがある人も多いのではないかと思います。
本書では質問、テーマ、問題といった小さなものから、仕事観、人生の課題といった大きなものまで、すべてにおいて共通する「問い」を扱っています。「いい問い」とは何なのか。「そもそもなぜその問いがあるのか?」という「問い」からはじまり、深く自分と向き合う内容となっています。
本書のタイトルは「問いの立て方」ですが、ノウハウめいた方法論や読後直ちに使える答えののようなものではありません。すぐに結果を求めてしまう(あるいは求められる)療法士にとって、必読の一冊ではないかと思います。図が多くて理解しやすく、通勤時間やお昼休みにさらっと読めるのでおすすめです。
問の立て方.jpg
出版社 : 筑摩書房
ISBN-10 : 4480073701
ISBN-13 : 978-4480073709
1 2 3