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学術部長をさせていただいている千葉県鍼灸師会で9月10日、葉大学医学部 附属病院 和漢診療科 診療教授並木隆雄先生をお招きし学術講習会を開催しました。「たけしの家庭の医学」に今年2回もテレビ出演され、例年以上にお忙し並木先生が、どうにか時間をご都合くださいました。

 

「高血圧と漢方治療」というテーマです。開業鍼灸師は腰痛・膝痛といった整形外科疾患を主訴として来院する患者様を多く扱いますが、年齢層は中高年から高齢者がメインでしかもその大半は血圧の薬を服用しています。平成25年国民生活基礎調査でも病院の通院理由のトップは男女とも高血圧症という結果ですので、「高血圧」は日常的に接することの多い疾患です。血圧計で簡単に測定できますが、サイレントキラーと言われている高血圧の知識をきちんと学びたいと思い、今回ご専門の並木先生から高血圧の西洋医学での病態把握と漢方医学での高血圧治療随伴症状の改善について学びました。

 

並木先生のご講演の中で、千葉大学が国立大学で初めて東洋医学のサークルを作り、現代医療の中での漢方の位置づけを担ってこられたとのエピソードがありました。