Q&A

Q.  西洋医学と東洋医学は何が違うのですか?

A.  西洋医学で「病気」は「体をつくる部品の故障」と捉えるので、検査数値などで異常値がでると「病名」が付き治療します。東洋医学で「病気」は「全身のバランスが崩れておこる」と捉えるので、「病気」と診断される前の「未病」の状態にもアプローチできます。ツボで「病気」の「診断」「予防」「治療」が同時にできるのが東洋医学の特徴です。

  

Q.  鍼灸は科学的根拠とかあるのですか?

A.  鍼灸治療は、2000年以上の歴史がある東洋古来の伝統医療です。肩こりや腰痛の治療という印象が強いですが、WHO(世界保健機関)NIH(米国国立衛生研究所)では消化器系、呼吸器系、循環器系、眼科系、婦人科系など様々な疾患に効果があると認められています。近年、科学的な研究もされていて、予防医学の面からも副作用が少なく、かつ安全性の高い治療法として再認識されています。

  

Q.  どんな病気の人が鍼灸治療しているのですか?

A.  未病からさまざまな症状を治療できます。頭痛や肩こり、五十肩、肋間神経痛、腰痛、坐骨神経痛、膝関節痛、スポーツ障害、顔面神経麻痺、めまい、耳鳴り、関節リウマチ、脳卒中などの痛みや麻痺性疾患、更年期障害、生理不順、生理痛、足の冷え、便秘、高血圧、膠原病、自律神経機能の異常が原因となる症状にも有効です。また、がん患者、透析患者の有する難治性の痛みや食欲不振、悪心、嘔吐、 便秘等の消化器症状でお悩みの方も治療されます。

  

Q.  鍼灸師とは?

A.  国家資格の医療従事者です。日本では、国が認めた養成機関で解剖学、生理学、公衆衛生学などの医学基礎科目と東洋医学概論、経絡経穴概論、鍼灸理論、鍼灸実技などの専門科目を履修し国家試験に合格すると、厚生労働大臣免許の国家資格「鍼灸師」となります。

 

Q.  鍼は痛くないですか?

 A.  治療に用いる「はり」は、直径0.16mm0.30mmの非常に細い使い捨て鍼で、刺入しても痛みを感じることは ほとんどなく、むしろ心地よいものです。ステンレス製で、ポキッと折れずに、しなるように作られています。注射針とは違い、組織を傷つけないために尖端が丸くなっています。裁縫の針をイメージするかもしれませんが、日本で使用する鍼は、髪の毛の太さほどなので、蚊が刺すくらいの刺激です。患者様の状態によって、心地よい刺激量を調節するために職人技で刺した鍼を上下に動かしたり、回転・振動させたり、しばらく刺したまま置いたり、時には微弱な電気を流すこともあります。当院では「響く鍼」ですっきりする患者様が多いです。刺入しない接触するだけの鍼もありますのでご安心ください。

  

Q.  お灸はこわくないですか?

 A.  お灸は色々な種類があってじんわり温かです。患者様の症状によって、もぐさそのものを小さくひねって行う直接灸もしますが、ほとんどは、筒型や台座付のもの、棒灸という間接灸を使用しますので、熱いというよりじんわり温く気持ちが良いです。煙が苦手な方には電気温灸を使用します。またご希望の方には、セルフケアとしてご自宅でできる「せんねん灸」のやり方もお教えします。

  

Q.  鍼灸治療に副作用はありますか?

A.  鍼灸治療にほとんど副作用はありません。治療後、体内の毒や邪気が外に出される好転反応の瞑眩(めんげん)現象がおきる人がたまにいます。鍼灸治療に慣れていなかったり敏感だと治療後体がだるくなったり、眠くなったりしますが、そのあとはスッキリします。はざま鍼灸院では初めての方には刺激量を調節して治療します。鍼治療でときに出血、内出血などが起こります。服用しているお薬の関係等によって出血傾向のある方には注意しておりますので、治療前にお申し出ください。内出血は12週間で治り、悪影響はありません。

 

Q.  鍼灸はお年寄りのイメージですが、若い人や子どもも治療を受けられますか? 

A.  赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年齢の方が受けられます。子どもや刺す鍼が苦手な場合、刺入しない接触するだけの「小児鍼」を使います。おねしょが心配な子、習い事や塾で疲労がたまっている、部活でスポーツをしている子も鍼灸を希望しますし、若い人、働き盛りの方も養生、未病の段階で来院される方が多いです。

  

Q.  妊娠中でも鍼灸治療は受けられますか?

A.  妊娠中でも鍼灸治療は受けられます。つわりを和らげる、だるさ、腰痛、むくみなどの目的で来院されます。また、鍼灸治療は精神的安定をもたらし、「気血」の巡りがよくなりますので、胎児へも良い影響が波及されます。産後の母乳の出、体調コントロールにもつながりますので、鍼灸治療はお勧めです。前述(「Q.鍼灸治療に副作用はありますか?」の項目)のとおり、「はじめての方は、刺激量を調節して治療します」ので、妊娠中で鍼灸治療がはじめての方は安定期に入ってからの治療をお勧めしております。

  

Q.  鍼灸の不妊治療はしていますか?

A.  不妊で悩まれ、当院の鍼灸治療を加えることで高齢出産された方もいらっしゃいます。鍼灸治療は体が本来もっている底力をあげるものです。ご夫婦がご自分たちのからだのことを知り、体調管理に気をくばり、妊娠しやすいからだづくりをするために鍼灸でサポートいたします。 

  

Q.  鍼灸だと1回で治りますか?

A.  鍼灸治療は、本来体がもっている「治る力」を引き出すものなので、東洋医学的に「気」が充分ある稀な方は1回で治ることもあります。ただし、患者様の持っている「力」によって治療回数、頻度は異なります。

 

Q.  鍼灸治療はどれくらい通えばいいですか?

A.  おおむね36回以上、あまり間をあけずに治療を受けていただき、その後は様子をみて相談のうえ、治療回数・頻度を決めていきます。症状や生活環境によって治療頻度は異なります。腰痛や肩の痛みなど急性の場合、1日か2日おきに治療し、症状が落ちついてきたら週に1回、養生期は24週に1回などとします。慢性化している症状は、変化が出るのに時間がかかりますので、週に12回の頻度で、養生期は24週に1回にメンテナンスします。スポーツの方は随時、試合前後にコンディションを整えます。

 

Q.  つらくなった時、鍼灸治療を受ければいいですか?

A.  持病があるか、体力、年齢、体質、生活習慣、環境、症状の深さなどによって患者様の持っている「治る力」「健康維持できる力」が異なります。「症状が軽くなったからもう行かなくても」と思いがちですが、鍼灸治療は不調に早く気付き、回復力のあるバランスのとれる体づくりを目指しますので、「又つらくなったら」ではなくて定期的に養生としての治療をお勧めしております。

  

Q.  電気(通電鍼・パルス鍼)治療はしますか?

A.  患者様の症状によって電気(通電鍼・パルス鍼)をいたします。(財)東洋医学技術研修センターにて芹澤勝助先生(筑波大学名誉教授)よりしっかり伝授されました。

 

Q.  吸玉療法をやりますか?

A.  冷え、肩こり、便秘、不眠、坐骨神経痛、疲労などに吸玉療法を行います。中を減圧した吸玉を皮膚に密着させ、ツボを吸引刺激します。血行促進、リンパ液の流れが良くなる、免疫力が高くなるとも言われます。症状を改善するだけでなく、吸玉で充血した部分の色で血行の状態、臓腑の弱りを判断できます。赤黒く痕がついた方は血行が滞っている「瘀血(おけつ)」の証拠です。1週間ほどで色は消えます。吸玉を続けていくうちに「瘀血」は改善していきます。

  

Q.  鍼灸治療を受けるときはどんな格好ですか?

A.  背中やおなか、足などを治療していくので、ゆとりがあってめくりやすいタンクトップやパンツが良いです。女性用の着替え(ハーフパンツ、チューブトップ)も無料で用意してあります。

  

Q.  何か用意していくものはありますか?

A.  服用しているお薬があれば、お教えください。

  

Q.  鍼灸治療は、病院をやめないと受けられませんか?

A.  病院で治療中の方も併用で鍼灸治療を受けることができます。

  

Q.  鍼灸治療が向いていない人や受けてはいけない人はいますか?

A.  極度に鍼灸をいやがっている人は緊張のあまり具合が悪くなることもあるため、向いていません。注意が必要なのは、飲酒直後、予防接種後、感染症疾患、高熱時の場合等ですが、予約時にご相談ください。

  

Q.  鍼灸治療の後、注意することはありますか?

A.  治療後23時間はゆっくりし、激しい運動は控えてください。数時間後でしたら、お風呂はかまいません。治療効果を高めるために暴飲暴食は控えてください。無理のない範囲で、提案するセルフケアや生活習慣の改善に取り組み養生してください。

 

 

 

 

2022.05.23 Monday