講師(宗夜)ブログ
2024-05-10 22:01:00
●宗嘉先生との対談を終えて
宗嘉先生との対談の後には、大抵においてじわじわ〜と隠れていたメッセージを感じるのです。
今回もそうでした。
感じ取ったメッセージは
『無理にストレス発散しようとしないこと』
でした。
生きている限り、何かしらのストレスはあるでしょう。
でも辛いからと言ってストレスを何かでごまかさないことが大事ということでした。
ごまかすのではなく『離れる』
意識だけを遠くに持っていく。
旅に出るのではありません。
身体はそのままです。
意識を遠く、高く持っていく。
今の私ではない、見たことものない輝く私にするために。
逆に良くないのはこのような行動です。
・飲食でごまかすこと。
・大声で歌って発散させること
・大きな音で音楽を聴くこと。
これらは五感を麻痺させると言えます。
何かでかき消すように振る舞ってもストレスは無くなることはなく、却って自分が強く意識していることを後から実感してしまいます。
そして身体に負担が掛かってしまいます。
そう考えると、日本文化はよく出来ていると改めて思うのです。
茶道、書道、華道、香道
これらは大きな音もなく静かに集中し昇華する文化です。
たたみ1畳、または半畳以内で鍛錬が進みます。
どこか特別なところに出掛けたわけでもないのに、お稽古が終わると気分はスッキリ。
日本人の平均寿命が高いのは、このような文化のお陰かも知れません。
大事に大事に、これからもお稽古に励みたいと思いました。