店長ブログ
レタスの菌核病について
菌核病は腐敗病と似ていますが、収穫した茎の部分が臭い場合は腐敗病の可能性があります。
|発生の仕組み
気温20℃前後、多湿条件で多発します。
春秋2回(適温15~16℃)、子のう盤と呼ばれる黄褐色の浅い杯状のキノコ(径3~4mm)を地表に生じ、その頂部に子のう胞子を形成。
子のう胞子は雨滴や風によって植物体に到達、茎葉上で発芽し、感染して病斑を形成します。
菌核は被害作物遺体とともに土壌に混入して、2年間ほど生存しています。
|防除対策
多発圃場では連作を避けましょう。
水田との輪作で被害軽減できますが、発生すると防除が難しい場合があるので、防除は予防散布が重要です。
|おすすめの薬剤
アフェットフロアブル、アミスター20フロアブル、シグナムWDG、トップジンM、パレード20フロアブル、ファンタジスタ顆粒水和剤、ベルクート水和剤、メジャーフロアブル、ロブラール水和剤 など
春の白菜の出荷が始まりました!
当店のある茨城県県西エリアでも春の白菜の出荷が始まりました!
例年より1週間~10日早いとのこと。
市場での価格も千円台半ばで滑り出しとしては悪くないようです。
真ん中の黄色いところを生で食べたけど、甘くて美味しかったですよ~。
キャベツ苗のべと病について
|発生の仕組み
キャベツやほかの宿主上で、菌糸や卵胞子の形で越冬した本病原菌は、発生適温になると胞子のうを形成し、以後は分生胞子による空気伝染で伝搬します。
発生適温は20℃と比較的冷涼で、多湿な条件下で発生します。
|防除対策
寡日照・低温多湿時に発生するので、常発地では発生時期をめどに薬剤を予防散布します。
|おすすめの薬剤
また、この苗は紫色に変色しているため、ストレスでアントシアニンが蓄積されているようです。
なにかしらの栄養剤を与えてあげるといいかもしれません。
レタスのべと病について
レタスのべと病は、湿潤な天候のもとで発生が多く、また冷涼な時期に発生します。
特に、昼夜の温度の較差が大きく、かつ日中曇天のときに多発生します。
|発生の仕組み
葉の表面に黄淡色、多角形または類円形の病斑を生じ、その裏面にわずかに白色~茶褐色のかびが発生します。
病勢が進めば病斑は褐色に変わり、病葉はその縁から次第に黄変して枯死します。
|防除対策
罹病した作物の残さを放置しない。
マルチ栽培で被害が軽減できる。
施設栽培では換気を十分にして湿度を低く管理する。
養液栽培では培養液によって分生子が伝搬し、根、地際部から地上部へと伝染、被害を大きくすることがある。
罹病作物は早目に除去するか薬剤散布を徹底する。
|おすすめの薬剤
ランマンフロアブル、レーバスフロアブル、アミスター20フロアブル、メジャーフロアブルなど。
また、亜リン酸肥料の施用により根張りがよくなって被害が軽減できるようです。