ブログ
2024-08-12 09:00:00
賃金の”デジタル払い”について②
富山県立山町の社会保険労務士 野 博幸です。
前回は給与のデジタル払いについてざっくりと確認してみました。
今回は少し具体的なことも見ていきたいと思います。
このデジタル払いについての主な特徴を二つ挙げると
・現金化できないポイントや仮想通貨での支払いは認められない
・会社側・社員側双方の合意があった場合のみ、実施できる
といったところでしょうか。
あくまでも現金手渡しの代替的な手段なので当然と言えば当然ですね。
また、便利なこの制度ですが、メリット・デメリットはどんなことが考えられるでしょうか。
メリット
振込手数料が低く抑えられる可能性がある(会社側)
企業のイメージアップ(会社側)
キャッシュレス口座へのチャージが不要になる(社員側)
受け取った給与の振り分けや管理が容易になる(社員側)
デメリット
給与担当者の負担増(会社側)
管理の手間が増える(会社側)
普段使っている決済方法が使えないこともある(社員側)
スマートフォンを無くしたり使えなくなる可能性(社員側)
細かな点はもっとありそうですが、主なところはこんな感じですね。
今回の給与のデジタル払いは会社が社員さんに強制できるものではなく
また、社員さんから求めがあっても会社に応ずる義務があるわけでもありません。
大切な給与の受け取り方にかかわることなので
労使でじっくり話し合って決めていただければと思います。
