子供の目薬をつける工夫
お子さんに目薬をさすのが難しい、大変だ、何とかならないかと相談を受けることがあります。
確かに、泣いて嫌がるお子さんに無理やり目薬をさすのは本当に大変なことと思います。
また、泣いて涙を流している状態では,せっかく苦労してさした目薬が外に流れてしまい、効果がないことになります。
だた、目の病気では、目薬が一番効果があることも事実です。
なかなか良い解決方法はないのですが、次のようなさし方をしてもらうようにお勧めすることがありますので、ご参考にしてください。
1:上下のまぶたを無理に開けようとせずに、下のまぶたのみを引っ張り、下のまぶたの上に目薬を落とす方法です。
この方法であれば、直接目に点眼しなくてもすみますので、嫌がらずになんとか点眼できるお子さんもいますし、目を閉じてもできます。
軟膏もこの方法でできます。
2:まぶたを開けることすら嫌がるお子さんには、あおむけに寝て、目を閉じた状態で、目頭に目薬を落とします。
あとはまばたきをすれば、自然に目に流れていきます。
この方法は、お子さんが寝てしまって、まばたきをしなくてもある程度は目薬が目に流れます。
ただし、目薬をさす前には、必ず目頭の皮膚をきれいにしていただかなくてはいけません。
3:お子さんが泣いている最中は、涙で流れてしまうので点眼を避けてください。
参照:「正しく使いましょう 点眼剤』参天製薬株式会社
治療には目薬が必要ですので、工夫してお子さんが嫌がらずにさせたらいいですね。
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