中学受験の種類・特徴

中学受験の種類や教科について書いていきます。

 

 

・私立中学校

・公立中学(公立中高一貫)

 

 

主にメインとなる二つの特徴について書いていこうと思います。

 

 

・私立中学校

 

・教育内容

 

 

・学校ごとに明確な「建学の精神」と「教育理念」があることによって校風のカラーとなります

ですので学びたい場所が明確であればあるほど学びやすい環境ともなります。

・先生の異動が少なく、質が高く成長をずっと見てもらえる

・私立校は公立校のように文科省の指導要領の制約を受けないところ。ですので学校の内容を早めに終わらせ受験だけの勉強という場所が多いです。

・高校・大学と併設している学校が多いのでエスカレートでいけること(※内部での試験は御座います。)

 

ざっと書き出しましたが、やはり私立の一番の特徴は公立と違い規則が学校によってまるで違うところかとおもいます。

教育内容も縛られないので早いところであれば1年以上は受験勉強に集中させる場所も御座います。

 

 

・入学方法

 

 

国語、算数の2教科 or  国語、算数、理科、社会と4教科になっているところが多く1月~2月にかけて受験が開催されます。

近年では英語が出題範囲に入っていたりするところもありますが多くはありません。

近隣ですと

 

・桜美林中学校は4教科と2教科

・日本大学第三中学校も4教科と2教科となってます。

 

一見すると2教科のほうが学ぶ範囲も多くないので良いと思われがちですが、2教科で受けるとなると相当の知識が必要になります。

というのも、2教科で受験する子というのはそれだけその教科に自信があるということになるので、4教科受験のほうが安全ともいえます。

ただし、同じ中学校を何回も受けたり併願することは可能です。

 

試験内容は学校によりことなりますが、指導要領内の学校範囲だけでは解けない作りとなっているところが多いです。

中学生で習うような範囲も出題されてきます、学校の基礎的な内容は知っていること前提となります。ただし、中学受験の勉強内容自体は中学生に上がってからも無駄にはなりません。

 

 

・学費・設備

 

 

私立中学は公立ではないのでお金は掛かります。その分学ぶための施設や教育環境は整っているのも事実です。

学校によって値段は変わってくるところにも気をつけてください。

施設というのも学校により異なりますが、何万冊という蔵書の図書館・体育館・グラウンドの数・最先端のIT環境といった面では私立は強いと思います。

 

 

 

公立中高一貫高(種類がありますので表にして書き出します)

中等教育学校 併設型 連携型
タイプ

1つの学校で一貫した教育を行う

前期課程3年・後期課程3年

1つの設置者が中高を併設して一貫教育を行う

中学校→高校

もともとあった高校と中学校が連携して一貫した教育を行う
入学

・入学希望者が学校を志望する

・小学校が作成する調査書

・適性検査・作文・面接・実技・抽選など

小学校から決められた通学地域の中学校に入学する

 

注意点

希望する場合前期修了後ほかの高校に進学できる。

 

高校進学時ほかの中学からの入学者はいない

希望する場合は中学校修了後ほかの高校へ進学できる。

 

高校進学時に他の中学から入学する人がいる

中学終了後、連携しているところ以外の高校へと進学できる。

 

高校進学時に、連携している中学校以外から入学する人がいる。

 

上記のようになっております。

連携型の所は町田市でも一箇所あるくらいで殆どは中等教育か併設となります。

 

 

・教育内容

 

 

公立中学校の理念は「リーダーの養成」「国際社会で活躍できる人材育成」を掲げております。

こちらも中学から高校までの6年間は一貫して勉強を行うことが出来ます、なので高校入試の受験勉強は不要です。

 

従来の公立校と異なり、「自由な教育課程の編成」が御座います。
・中学校の段階で選択教科をより幅広く導入できること
・中学校と高校の指導内容の一部を入れ替えて指導できること
つまり、学習単元の「順番を変えたり、内容を創意工夫」できるのです。学校によっては中学校で習う日本史の部分を世界史と交えながら指導をするというところも御座います。

 

 

・入学方法

 

 

学力検査(国・算・理・社)は無いのですが、

適性検査・作文・面接・実技・抽選といった特殊な試験内容で判断されていきます。

この中で適性検査というのが所謂、記述形式の問題となってきます。

というのも、算・国・理・社と混ざった問題が出題されてきますので、総合的な知識が必要となります。

幅広く知っていないと解けない問題が多いので、先ずは小学校で学ぶ内容をしっかり理解したうえで対策するのがいいかと思われます。

 

 

・学費

 

 

義務教育となりますので授業料は御座いません(教科書代や制服代は除く)

高校でも公立高校同様、授業料は徴収されませんので経済負担は少ないかと思われます。

 

 

 

 

このようにまとめてみました。

意外と種類が色々とあって迷われる方も多いかと思われます。

中学受験は今現在とても人気な受験となってもいます、それは小学校で学ぶ知識が中学・高校でも活かされるから部分も大きいです。

 

 

目指す保護者様・お子様がいらっしゃったら先ずは

 

・通えるかどうか(毎日通うわけですのでとても大事です)

・校風に合っているかどうか

・教科は何が足りて足りていないか

 

こういった部分から考えてみてもいいのかと思います。