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「プロが必ず行う、塗装工事前の“事前調査”とは」
塗装工事でも事前調査が必要な理由
― アスベストに関する見落としと勘違いを防ぐために ―
「塗装工事だからアスベストは関係ない」
この考え方は、現在の法令では通用しません。
アスベスト(石綿)の事前調査は、
解体工事だけでなく、改修・塗装工事でも作業内容によって必須となります。
重要なのは、
👉 どんな作業を行うか
👉 既存の建材に影響を与えるか
という点です。
【よくある勘違い①】
「解体工事じゃないから調査はいらない」
事前調査の対象は、
建材を壊す・削る・撤去する・劣化させる可能性がある工事です。
塗装工事であっても、
「塗るだけ」では済まない工程が含まれる場合、
調査は必要になります。
【よくある勘違い②】
シーリング打ち替えは対象外だと思っている
シーリング打ち替え工事では、
既存シーリングを撤去する際に、
- カッターや工具が外壁に触れる
- 目地周辺の外壁サイディングに傷が入る
- 表面が欠ける、削れる
といった状況が起こり得ます。
外壁が石綿含有建材のサイディングである場合、
その損傷により
👉 石綿繊維が飛散するおそれがあります。
目的はシーリング撤去であっても、
結果として建材を損傷させる可能性がある以上、
アスベスト対策の対象となります。
【よくある勘違い③】
高圧洗浄は“掃除”だから関係ない
高圧洗浄も、工法によって判断が分かれます。
- 汚れを落とす程度の低圧洗浄
→ 対象外となる場合あり - 旧塗膜や下地を削り落とす強い洗浄
→ 建材を劣化・破壊する行為と判断され
→ 事前調査・報告対象となる可能性あり
「水だけだから安全」という認識は誤りです。
【よくある勘違い④】
調査と報告は同じものだと思っている
事前調査は原則必須ですが、
行政への報告は
作業内容・工法・作業レベルによって要否が異なります。
大切なのは、
自分の工事がどこに該当するかを正しく判断することです。
本当に安心できる塗装工事とは
安心できる塗装工事とは、
見た目をきれいにするだけの工事ではありません。
- 工事内容を正しく把握する
- 必要な事前調査を行う
- 該当する場合は適切に報告する
- 法令を守って施工する
これが、
施主様の健康・建物・事業者自身を守る工事です。
まとめ
✔️ 塗装工事でも事前調査が必要なケースはある
✔️ シーリング打ち替えでは外壁建材への損傷に注意
✔️ 高圧洗浄の方法次第で調査・報告対象になる
「知らなかった」は通用しない時代。見えない部分にこそ、責任と配慮を。
それが、信頼される塗装工事の基本です。