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ドローン導入の現実:購入から初飛行までの流れと大変さ
ドローンを購入してから飛行させるまでの流れ
ドローンは誰でも手軽に購入できますが、「購入=すぐに飛行可能」ではありません。
実際には飛行に至るまで、複数の法律・手続き・準備・安全管理を順に踏む必要があります。ここでは、その全体像と専門的なポイントをご紹介します。
① 法律・規制の理解
日本でドローンを飛行させる場合、航空法第132条の2をはじめとする規制の対象となります。
- 航空法:150m以上の空域、人口集中地区、空港周辺などの飛行制限
- 小型無人機等飛行禁止法:国会議事堂・原子力施設など重要施設周辺の飛行禁止
- 電波法:技適マーク付き送信機の使用義務
- 道路交通法:道路上空での離着陸禁止
- 自治体条例:都市公園や河川敷での飛行禁止区域
さらに2022年からは リモートIDの搭載義務 も始まり、飛行中に外部から識別可能な状態でなければなりません。
② 機体登録(必須)
2022年6月以降、100g以上の機体は国土交通省の「DIPS-REG」システムによる登録が必須です。
登録後は付与された機体番号を本体に表示し、リモートIDを内蔵または外付けで搭載する必要があります。未登録機体を飛行させると 1年以下の懲役または50万円以下の罰金 が科される可能性があります。
③ 飛行許可・承認申請
次のような飛行は、国土交通省のDIPS 2.0システムを通じて事前に許可・承認を受けなければなりません。
- 高度150m以上の飛行
- 人口集中地区(DID地区)での飛行
- 夜間飛行・目視外飛行
- 人・物件との距離30m未満の飛行
申請には、飛行マニュアル・操縦者の技能証明・安全対策の記録などを添付する必要があり、書類作成に専門知識が求められます。
④ 保険加入
ドローンは航空機と同様に「第三者への損害責任」を負います。
そのため、対人・対物保険への加入は事実上必須です。業務利用では、1事故あたり1億円以上の補償額が推奨されます。
⑤ 技術習得・安全対策
許可を得ても、操縦技術の未熟さは重大事故につながります。
- 気象条件の把握(風速5m/s以上は飛行困難)
- バッテリー管理(過放電防止・充電サイクルの記録)
- 機体点検(モーター・プロペラ・センサー確認)
- フェイルセーフ機能の理解(RTH=自動帰還機能など)
また、飛行計画を国交省の「FISS(飛行情報共有システム)」に登録し、周辺の航空関係者と情報共有することも求められます。
⑥ 実際の飛行までのステップ
- 法律・規制の確認(航空法・条例など)
- 機体登録(DIPS-REG・リモートID搭載)
- 飛行許可・承認申請(DIPS 2.0)
- 保険加入(対人・対物補償)
- 操縦訓練・技能証明(国家資格が必要な場合あり)
- 飛行計画の登録(FISS)
- 点検・安全確認の上で初飛行
まとめ
ドローンは購入しただけでは飛行できず、法律遵守・機体登録・飛行許可・保険加入・技術習得 といった多くのステップを経て、ようやく安心して飛ばせるものです。
このプロセスを踏むことで、初めて安全かつ社会的に信頼される空撮・調査が実現できます。
私自身の気づき
正直なところ、ドローンを導入するまでは「買えばすぐに飛ばせるだろう」と思っていました。
しかし実際に取り組んでみると、ここまで多くの法律・申請・安全対策・リモートID登録や保険加入が必要だとは想像していませんでした。
これまで私は「ドローンで調査をお願いします」と気軽に依頼していましたが、自分で準備してみて初めて、その大変さ・専門性・責任の重さを実感できたのです。
だからこそ、今後は 依頼してくださるお客様にも正しい知識をお伝えし、安心して任せていただける運用体制 を築いていきたいと考えています。
そして弊社なら、複雑な手続きから安全運用までをワンストップで代行・対応 いたしますので、どうぞ安心してお任せください。
