---- 秋田県北部に唯一残る樺細工の工房です ----
(そうかわかざりめんとりちゃづつ)制作/2007年蓋だけではなく中蓋や底の立ち上がりの部分に装飾してみましたが、今思うとちょっと凝り過ぎちゃったかな…と。見た目が面白くても使いにくいと元も子もありません。用と美のバランスが難しいですね!
(こものいれ・あきかぜふけば) 制作/2004年 第43回秋田県工芸家協会展 秋田市議会議長賞 様々な木の葉の形に切ったちらし皮に、ほのかに着色を施してから貼り付けてあります。冷たく強い秋風が吹いた後に、葉っぱが地面に重なり落ちている様子を表現してみました。また、裏は普段は見えない箇所なのですが、葉が落ちた後には寒い冬が来る…ことを暗示して、水たまりに氷が張る様を表現しました。
(かばこものいれ・つきのしずく)制作/2019年 所属する秋田県工芸家協会のガラス作家とコラボした作品で、秋田県工芸家協会展や暮しの彩り展などに出品歴があります。 月と月からこぼれ落ちたしずくに二番皮を貼り、その中にガラスパーツを埋め込んであります。ガラスの光沢を生かすために桜皮は敢えて光るのを押さえてあり、中央の帯と内部は通常の磨き方をしてあります。
(ぬきかばこものいれ・きりかぶ)制作/2010年 第2回秋田工芸展 拓(ひらく)賞(秋田県商工会連合会会長賞) 抜き樺の技法で小物入れを作りました。抜き樺は、木が生えているそのままの雰囲気を活かすことが出来る製法で、作品には独特の自然感があります。朴の経木と桜皮をくるくる巻きながら貼って年輪をした表現した天板を作り、あたかも木を切り倒したあとの切り株の様に見せてあります。天板にはノコギリの刃の痕跡を意図的に付けました。
(かばこうごう・こころ)制作/2008年 第47回秋田県工芸家協会展 AKT秋田テレビ社長賞 複雑に揺れ動く人の心模様を磨き皮と二番皮で表現しています。磨き皮の独特な形状や二番皮の微妙な色の違い、また、それら2種類の桜皮のコントラストなどで心の動きを表してみました。二番皮は薄く削ったものを少しずつ重ねながら数多く貼り付けてあります。 この頃は自分自身の心が様々に揺れ動いた時期で、その内面をストレートに形にした作品とも言えます。
(かばこうごう・かぜ)制作/2006年 第45回秋田県工芸家協会展 工芸大賞 冬に縦横無尽に吹きすさぶ「風」を表現した作品。吹雪をイメージしてつくりました。磨き皮と二番皮を配置し、粉雪に見立てて二番皮には細かい青貝名粉を少量まぶしてあります。遊び心で香合はほんの少し傾けてありますが、よく見ないと分かりません。
(げっかのえん)制作/2014年 第6回秋田工芸展 秋田魁新報社賞 満月の下で酒宴を開いている縄文時代をイメージし、酒が進んで気分が良くなって陽気に踊り出した人の一瞬の様を形にしました。 複雑な曲面を埋めるように様々な形に切った桜皮をたくさん貼り分けてあります。内側は、はだけ樺を固めて陶器の素焼きのような雰囲気を出してみました
(かざりめんとりおきだい)制作/2010年● 脚付きの尺置き台です。上部は贅沢に一枚皮を使用しており、そのエッジ部分に飾り面取りを施して色の薄い飴皮を貼り付けてあります。 この作品は、防水実用性を考えてウレタン塗装を行ってから磨いています。
(かばめいしいれ・はじめ) 制作/2013年 第5回秋田工芸展 秋田工芸大賞 それまで樺細工の名刺入れで片手で蓋を開閉できるものはありませんでした。シンプルで機能的で美しい名刺入れを作ろうと、何度も試行錯誤を繰り返して完成させたものです。桜皮は銀皮を使用し、蓋は斜めに切り込んであります。 樺細工で初めてつくられた!…という意味を込めて「創(はじめ)」と名付けました。これを元に製品化したのが「カチット」です!