樺細工について

★樺細工とは?

樺細工は、山桜の樹皮を素材にして、その特徴を生かしてつくられる伝統工芸です。大別すると、「仕込みもの」「木地もの」「たたみもの」の3種類の製法があります。

 仕込みもの

 木の型に合わせて芯をつくり、その上に樺を貼り付けて筒状の
 ものをつくります。 主な製品は「胴乱」「茶筒」などです。

 木地もの

 樺の下地に木地を使ったもので、箱型のものがその様に呼ばれ
 ることが多いです。 主な製品は「文箱」「硯箱」などです。

 たたみもの

 樺を何枚も重ね合わせて、数センチの厚さにして、様々な形に
 削ります。 主な製品は「根付け」「ブローチ」などです。

樺細工の材料は、「山桜の皮」「経木」「にかわ」などで、使う道具はたくさんあります。主な道具は「こて」「包丁」「小刀」「立てカンナ」などです。
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★樺(桜皮)の特徴
山桜の皮は樺細工の主役で、堅さ、しなやかさ、通気性など、優れた要素を多く持ちます。灰色っぽい表皮をはだける(削る)と茶褐色の光沢のある皮が現れます。
山桜の皮は、古くから刀の鞘、弓、筆などに使用されるなど、物作りの素材として長い歴史がありますが、品物のパーツ的役割、いわば「脇役」でした。しかし、その優れた要素に光を当て、まさしく「主役」として高めたのが『樺細工』なのです。

★樺細工のはじまり
樺細工の発祥地は合川町(現在の北秋田市)鎌沢です。室町時代の頃から御処野家だけに代々続いてきたのですが、13代以降に角館、大館、田代、米内沢、羽立、沖田面などに伝えられたとされています。御処野家の先祖は、修験者から技術を習得したとか、京都から技術を持ってきたとか言われています。
樺細工の技法は大館と角館に残されており、鎌沢には「秋田県樺細工発祥の地」の記念標柱が建てられていました。
昔は、大館・田代町地域にも樺細工をつくる家がたくさんありましたが、時代の流れとともに減少し現在は小笠原樺工房が県北唯一の樺工房となってしまいました。
小笠原樺工房では、数代にわたって伝統技法が伝承され、古い時代からの素材である槻木の皮を使用した製品もあります。胴乱や抜き樺を利用した製品から、現代の生活シーンに合わせた名刺入れやアクセサリーなどもつくっています。特に、抜き樺の技はこの工房だけの独自技法です。

★発祥地・合川の新しい動向
鎌沢に建てられていた木製の記念標柱は、根元が腐って平成30年の秋頃に倒れてしまいました。このため、合川公民館が働きかけを行い、北秋田市教育委員会が石碑として再建しましたが、樺細工の発祥地として後世に残る立派な石碑を建てようという気運がさらに高まって、地元の有志をはじめとする多くの人々の努力によって平成31年の4月に石碑の建立が実現しました。
その後、合川公民館の定期講座として樺細工講座が5年間に渡って開催され、受講生を中心に樺細工サークル「合川樺細工の会」が誕生しました。樺細工の作品作りを通じて、心身のリフレッシュを図って健康を維持しながら、楽しく活動をしています。また、社会福祉法人の秋田県民生協会では厚生園に樺細工実習室を設置し、樺細工伝承の取り組みを行っています。
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おまけ(^^♪

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