「狂犬病予防注射は法律で定められた予防注射です」
狂犬病は全ての哺乳類で感染し、発症すると確実に死亡する恐ろしい病気です。狂犬病清浄国は、全世界で日本を含めてわずか7地域しかありません。
日本では狂犬病予防法が制定される前(1950年)は多くの犬が狂犬病と診断され人も感染し死亡していました。制定後は急激に感染犬、感染者ともに減り、人での発生は昭和31年(1956年)を最後にありません(海外で犬に噛まれたことにより国内で発症死亡例が2006年に2名、2020年に1名)。
しかし残念ながら、近年接種率が低下し集団免疫と言う見地から見ると、いつ国内で発生してもおかしくない状況に晒されています。
国内の狂犬病の発生源として考えられるのが、港湾に停泊した外国船からの脱走、船荷のコンテナ迷入動物の脱走(主に猫)です。そして迷入動物の脱走は年間一定数いるそうです。
富山県には伏木港や富山新港など海外の船舶が入港し多くの船荷が入ってくるため、狂犬病発生リスクの高い地域と言われています。
飼育しているワンちゃんやご家族皆さんが安心して暮らせるように、必ず狂犬病ワクチンの接種を受けるようにいたしましょう。
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狂犬病ウイルス
狂犬病に関する詳しい情報は厚生労働省のホームページでも掲載されております。ご参照下さい。
狂犬病|厚生労働省 (mhlw.go.jp)