ご来院の皆様へ
当院の待合室は大変狭いスペースなので、皆様には日頃よりご不便をおかけしている次第です。
他のワンちゃんや猫ちゃんとの接触事故や他の飼い主様へのご配慮を頂きたく、ワンちゃんの場合はケージに入れるかリードでしっかりコントロールできる状態で、ネコちゃんの場合はケージか猫袋に入れてご来院頂きますよう、お心配りご協力願います。
仔犬、仔猫で初診でご来院の方は、ご来院時にまず飼い主様のみで受付していただいた後、動物さんとご一緒にお車の中でお待ちいただきますようお願い致します。
順番が参りましたらスタッフが呼びに伺います。
下記のフォームをダウンロードしていただき、ご記入のうえ受付に提出していただきますと受付がスムーズにできます。
犬の問診票: 問診票(ワンちゃん用).pdf (0.15MB)
猫の問診票: 問診票(猫ちゃん用).pdf (0.17MB)
【駐車場について】
当院駐車場が満車の場合、東(富山側)へ100ⅿほどの十字路の角(向かって左側)に第2駐車場を設けております。
(写真の矢印付近です)
路上駐車は近隣の住民の方へのご迷惑になり、また事故の原因にもなります。
ご不便をおかけしますが、ご協力を宜しくお願い致します。
今年の春よりフードのご購入についてご不便をおかけしている次第です。
受注発注体制に変更したことによりますが、このたびLINEにてご注文を承る体制を整えましたのでお知らせいたします。
なお、このLINEについてはフードのご注文に限定しております。
診療や手術の予約、薬のご予約、病気のご相談等については対応しておりませんので、
予めご理解をお願い致します(メッセージを送っていただいても返答はありません)。
LINE登録用のQRコードを載せました。iPhoneの方は「Ivy4322」で検索してください。
ご登録については診察券番号(診察券右上の4桁の番号)、飼い主様お名前、ペット名を送信してください。
当院より返信がありましたら登録完了です。
ご登録後はスタッフがカルテで確認しますので、「フード3㎏1つ」「歯みがきガム2袋」など簡単な文章でご注文できます。
ご注文後は当院より注文確認のメッセージが届いて注文完了です。
メッセージが来てない場合は注文が出来ていないのでご注意ください。
ご不明な点がございましたらスタッフまでご相談下さいませ。
フィラリア(犬糸状虫)は寄生虫の一つで見た目はそうめんのような形で、大きさが20〜30cmです。
蚊によって伝播し、寄生して体内に入ると皮下組織で脱皮を繰り返して成長し一定の大きさまで成長すると血管を通って心臓に到達し、そこで生涯を棲みつきます。メスの虫は子虫を産生します。
子虫は血液と共に全身を駆け巡り、蚊によって吸血されると蚊の体内に子虫が入り込み、他の動物(犬など)を吸血する際に伝播していきます。再び自己にも感染する事もあり、多数寄生の原因にもなります。
フィラリア(犬糸状虫)が心臓に寄生することで発症する様々な症状をフィラリア症と言います。
フィラリア症が発症するのを防ぐには予防が欠かせません。その方法は定期的に駆虫薬を投与する事です。
蚊が吸血するのを防ぐことは出来ないので(虫よけグッズなどである程度は防げますが)、基本的にはいつ感染したとしても、フィラリアが心臓に到達する前に駆虫薬を投与することでフィラリア症の発症を抑えることが出来ます。
蚊が見られるようになるのが4月から、吸血するようになるのが4月下旬くらいからですので、その1ヶ月程度後の5月中旬から下旬から予防薬の投与を開始いたします。
その後は月に1回投与し、蚊がいなくなって1ヶ月あとの11月中、下旬まで投与を続けます。
最近は温暖化の影響か、11月でも気温が高く蚊の飛翔を認めることもあるので、最後まで忘れずにきっちり予防を続けましょう。
「狂犬病予防注射は法律で定められた予防注射です」
狂犬病は全ての哺乳類で感染し、発症すると確実に死亡する恐ろしい病気です。狂犬病清浄国は、全世界で日本を含めてわずか7地域しかありません。
日本では狂犬病予防法が制定される前(1950年)は多くの犬が狂犬病と診断され人も感染し死亡していました。制定後は急激に感染犬、感染者ともに減り、人での発生は昭和31年(1956年)を最後にありません(海外で犬に噛まれたことにより国内で発症死亡例が2006年に2名、2020年に1名)。
しかし残念ながら、近年接種率が低下し集団免疫と言う見地から見ると、いつ国内で発生してもおかしくない状況に晒されています。
国内の狂犬病の発生源として考えられるのが、港湾に停泊した外国船からの脱走、船荷のコンテナ迷入動物の脱走(主に猫)です。そして迷入動物の脱走は年間一定数いるそうです。
富山県には伏木港や富山新港など海外の船舶が入港し多くの船荷が入ってくるため、狂犬病発生リスクの高い地域と言われています。
飼育しているワンちゃんやご家族皆さんが安心して暮らせるように、必ず狂犬病ワクチンの接種を受けるようにいたしましょう。
イメージ図
狂犬病ウイルス
狂犬病に関する詳しい情報は厚生労働省のホームページでも掲載されております。ご参照下さい。
近年、テレビや新聞、インターネットなどでも取り上げられていますが、動物から人に感染する病気が増加しており死亡した人も報告されています。
現在の動物の飼育環境は昔と比べると殆どが屋内で飼育されるようになりました。人との接触する機会が多くなり、外の環境での感染症を屋内に持ち込んでしまうリスクが増しております。
しかし動物と屋外との接触を100%断つことは難しく、ノミやマダニなどの外部寄生虫や体の中に入り込む内部寄生虫を完全に除外することは難しい状況です。
動物から感染する病原体を媒介するものとして、特に話題となっているのがダニです。
例えば人で死亡例が報告されているSFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウイルス(致死率10〜30%)はダニに潜んでおり、人の感染が確認されている地域は九州地方から徐々に東に広がってきています。下図では石川県でもヒトでSFTS感染者とSFTS遺伝子を持ったマダニが検出された事が示されていますが、2022年春に富山県でも犬においてSFTSを発症して症例が報告されました。また同年、人に於いても感染者の報告がありました。
他にもダニが媒介する人の感染症があり、富山県内でも発症が報告されています。
これらを媒介するダニは犬や猫が散歩などで体に付けてしまう、その辺にいる普通のダニなのです。
その他にも、本来は犬や猫の消化管にいる(土や散歩中に排泄したままの犬猫の糞便中などにもいる)犬回虫、犬鉤虫、猫回虫などの寄生虫が、人に誤って感染することがあります。本来の宿主でない人間が感染すると重篤な症状を発症します。
動物の病気予防は当たり前のご時世となりましたが、動物と一緒に生活するご家族の皆様の健康のためにも、予防はしっかりしておきましょう!
ダニ媒介感染症については厚生労働省のホームページで掲載されているのでご参照ください。
犬や猫など動物は、ヒトのように虫歯になる事は滅多にありません。しかし歯石が付着しやすく(人の5倍程度)、酷くなると歯を覆い隠してしまうほどになります。歯石が付着すると口臭も酷くなります。歯石の付着が進行すると歯肉炎を起こし、歯槽膿漏や歯根膿瘍になります。歯石は細菌の塊です。歯石の中の細菌たちは炎症を起こした歯肉の血管に入り込み、全身に飛び火して心臓や腎臓など内臓疾患を起こす原因にもなります。健康で長生きして貰うために、日頃からデンタルケアをしっかり頑張りましょう。
〇歯石除去
ケアをしていても、いずれは歯石は付着します。
歯石が付着してしまった場合は専用の機器を使って歯石除去をします。ヒトの歯石除去と違い動物は大人しく口の中を触らせてくれないので、処置をする場合は必ず全身麻酔下で行います。歯根部の炎症が酷く歯槽骨まで損傷を及ぼしている歯については抜歯を行います。このような歯を放置し病変が悪化すると顎骨が骨折したり、頬骨下に膿瘍を形成したりします。
酷くなる前にご検討されてはいかがでしょうか?
歯の状態によって処置内容が変わりますので、詳しくは診察の際に獣医師にご相談ください。
ワンちゃん、ネコちゃんは1歳を過ぎると、肉体年齢として人の寿命に合わせて表現すると1年で4歳歳をとると言われています。1年に1回の健康診断は言葉を話せない動物の病気を早期発見できる良い機会になります。フィラリア検査の際にご検討いただいてはいかがでしょうか?
健診ベーシックセット(フィラリア 検査+血算・生化学11項目)
(通常価格)¥9,600→(セット価格)¥8,500
健診シニアセット(フィラリア検査+血算・生化学18項目+甲状腺検査)
(通常価格)¥14,800→(セット価格)¥11,500
健診シニアセット(フィラリア検査+血算・生化学21項目+SDMA*+甲状腺検査)
(通常価格)¥17,400→(セット価格)¥15,000
詳しくは当院スタッフまでお問い合わせ下さい(アイビー動物病院:0766-55-4322)