国土交通省から発表された「令和6年度能登半島地震による建物の津波被害及び瓦屋根の地震被害現地調査報告」を読んでみました。
調査の目的は以下の2つです。
結果を要約すると以下です。
今回の地震の8か月前の令和5年5月の地震の後にも国交省による調査が行われ,調査した同じ住宅が今回も被害が無かったことが確認されています。
左側が今回の地震後の状況(隣の電柱が倒れかかってますが地震による直接の被害は無い),右側が令和5年の地震後の状況。(報告書からの抜粋)
報告の4.にあるように今回の地震での液状化現象など地盤に大きな影響があれば建物への被害は免れませんし,建物自体の強度(耐震性)が不足していれば屋根の上に何が載っていても被害は出てしまいます。
現地では築年数の経過した建物が多く残っていた=永く風雪に耐えた瓦屋根だったからこそ残っていた。とも言えます。
ニュース映像だけでは倒壊した建物と落ちたり割れたりした瓦とが強調されるだけで,その実態までは詳しい報道されません。(ただ単にイメージだけが先行しては正しい情報を得られないでしょうし,冷静な判断ができなくなってしまいます。)
阪神淡路大震災以降,瓦屋根業界も地道に改善を重ねてガイドラン工法を確立して災害に負けないように努力しています。消費者の皆様にも理解していただければ幸いです。
↓ガイドラン工法のイメージ図です。
https://www.zentouren.or.jp/kai/